こんばんは。管理栄養士です。
胃腸の調子の悪いとき、まず食べ方のポイントが3つあります。
(1)少しずつわけて食事を取る
胃に負担をかけないために、一度に沢山食べないようにします。
また、胃を空っぽにしないために、消化のよいものを数回にわけてとると良いです。
食事時間もできるだけ一定にし、牛乳や果物を間食として取るといいと思います。
(2)よく噛んで、消化の準備を促す
よく噛むことによって、口中で消化しやすくするだけでなく、
胃腸に対して消化を予告する働きがあります。
(3)食後は休息をとる
食後はすぐに動かず、ゆっくり休息をとって胃の働きを促します。
さて、胃腸の調子の悪いときの食事ですが、5つのポイントがあります。
(1)たんぱく質を積極的にとる
胃の粘膜、粘液はたんぱく質が主成分です。
大豆製品、乳製品、卵などは胃に優しいので、積極的にとってください。
なかでも卵は、良質のたんぱく質、鉄分、ビタミン等栄養が豊富で、
調理法もバラエティに富んでいます。
1日に卵1個、牛乳1本取れるといいですね。
(2)ビタミン、ミネラルで吸収を助ける
ビタミン、ミネラルはたんぱく質の吸収を高めます。
野菜(生野菜より火を通したほうが良い)はきちんととりましょう。
また、青魚も取れると良いでしょう。
(3)刺激物は避ける
香辛料、タバコ、コーヒー、アルコール、炭酸飲料などの刺激物は、
胃に負担がかかり、胃酸過多を促すので避けます。
(4)酢の物、かんきつ類は避ける
酢の物やかんきつ類は、刺激が強く胃液分泌が活発になり、胃に負担がかかります。
(5)同じ食材でも、適したものを使う。
同じ食材でも、部位や調理法で変わります。
・揚、焼、炒より煮、茹、蒸
・肉ならロースよりもひき肉 等
暴飲暴食をせず、的確な食事をすれば大事に至らなくてすみます。
胃腸の場合は、治っても暴飲暴食するとすぐに再発します。
繰り返さないためにも、以下のポイントを抑えて、工夫してみてください。
お礼
専門家の方の、大変詳しく参考になるご回答を頂き、どうもありがとうございました。 回答して頂いたことを、早速実践してみたいと思います。