クーパー対と呼ばれる2個の電子の波動関数が集まって個々波動関数間の位相にある秩序ができるときに発生し、この秩序のある状態がエネルギー的に安定であるため低温で実現します。この位相に秩序がある状態は電流が流れている状態でもよいので、電流が流れている状態が保たれます。(有限の温度では必ずエネルギーの高い状態も含まれるため、何らかの散逸があれば抵抗があると見なすでしょう。)
おもいっきり比喩的に言えば(他の人に怒られそう)、水蒸気を吹き付けてボールを浮かせようとすると、ずーっと吹き付けていないといけませんが、水分子を固体の状態(氷=秩序を持たせてお互いがお互いの状態を規定するような固くした状態)にしておけばその上にボールを乗せて浮かせておくことが出来ます。(有限温度では水分子は固体を離れる確率も存在するので、氷がなくなっていく可能性もあります。このとき、再び水分子が結晶化しても、氷のできる場所は同じ場所とは限りません。)
という感じでしょうか?
お礼
ありがとうございました。サル~は、大変わかりやすかったです(凍ってるサルがかわいかった)。それにしても超伝導っておもしろい現象ですね~