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言語学の記号を詳しく説明した本知ってますか?
英語に関する専門書を読むと、 NP,AUX,φ,*,?, などの記号が何の説明もなく出てきて 困ってます。これらの記号を初心者向けに説明している本があったら教えてください。 宜しくお願いします。
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当たり前すぎる回答かもしれませんが,言語学の入門書をお読みになるのがよいと思います。 NPやAUXは既に出ていますので,他の記号について。 φは音声記号ですと,日本語の「フ」などの子音を表します。 また,文法では「ゼロ」を表すことがあります。 たとえば,英語では不定冠詞は単数形(a, an)しかありませんが(フランス語だと複数形もある),「英語では不定冠詞の複数形はゼロ冠詞である」と考えるわけです。 このとき,a book, φ booksのような書き表し方をします。 (本当は,数字のゼロに斜め線が入ったような形ですが,ギリシャ文字のφ(ファイ)で代用されることがあります) *は文法論ではしばしば,非文(文法的に誤りと考えられる形)を示す記号として使われます。 また,語源の研究では,ある単語のもともとの形を推定したとき,「文献には残っていないけれど,こういう形だったのではないか」という意味でつけることがあります。 ?はもちろん疑問符ですが,文法論では「非文とまではいいきれないけれど,ちょっと疑問が残る形」という意味でも使われます。(文の始めに小さな?をつける) また,音声学では声門閉鎖の記号として使われることがあります。(正式の記号は下の点がなく,上半分だけなのですが,印刷の手間を省くため,疑問符で代用することがあります) でも,本当に「何の説明もなく」でしょうか。 上で見たように,一つの記号でもジャンルにより,また文脈により,いろいろな意味合いで使われますので,よく見たらどこかに説明があるのが普通だと思いますが…。
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- puni2
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遅くなって済みません。 >言語学の入門書ですが、何かお勧めのものはあるでしょうか? 実は,私の場合,言語学全般を1冊でカバーする入門書で,しかもこういった記号が登場するものを,自分は読んだことがないのです。 といっても,そういう本がないというわけではなく,実際何冊か良さそうな本を見かけたことはあるので,何か適当なものを探さなくては…と思いつつ,先週から仕事が忙しくなってしまってなかなか書店や図書館に行く時間もとれず,という状態で,結局まだ見つかっていません。 とりあえず音声学でしたら, ピーター・ラデフォギッド著,竹林滋訳『音声学概説』(大修館書店)あたりが定番でしょうか。 原題はA Course In Phonetics (by Peter Ladefoged)です。 また,IPAの記号の意味を知るには,三省堂の『世界音声記号辞典』が便利です。
お礼
参考にして、自分でも探してみます。ありがとうございました。
- sunasearch
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NP(名詞句),AUX(助動詞)などは「生成文法」 φ(空集合)は「数学」 *(任意の文字列),?(任意の1文字)などは「正規表現」 などをキーワードに検索されると良いのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。参考にします。
補足
丁寧な回答ありがとうございます。ほとんどの疑問は解けました。言語学の入門書ですが、何かお勧めのものはあるでしょうか?上記で回答いただいたようなことが記載されている本が欲しいのですが。