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ハイスループットカラム
今、液クロのカラムのカタログを見ているのですが、 「ハイスループットカラム」ということばが出てきます。 液クロだけでなく、分析機器関係で最近「ハイスループット」ということばをしばしば耳にするのですが、これはどういう意味なんでしょうか? よろしくお願いします。
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英語の意味通りに解釈して構いません。 throughput (原料の)処理量、情報処理量(電算機)が高いということです。 ハイスループット分析というと、時間あたりにたくさんのサンプル分析ができ るということです。ハイスループットなHPLC装置といえば、オートサンプ ラのサンプル注入に要する時間が短いなど検体処理能力の高いものを言います。 せっかく、検体処理時間が短くて済むのに、分析に時間がかかるのでは、時間 あたりに処理できる検体数は変わりません。分析時間を短くするにはカラムの 長さを短くすることですが、カラムを短くすると理論段数が落ちるために、分 離能が落ちることになります。そこで短いカラムでも効率よく分離できるカラ ム、流速を速くできるカラムが、ハイスループットカラムとして開発されてい ます。こういうカラムは従来の移動相流速(1mL/min)よりも速い流速で最大 の効率を示します。また長さが短いというのも特長的です。
お礼
ありがとうございました。 大変よくわかりました。 このごろよく聞くことばなので「何かなあ」って、ずっと 思っていました。 わかってみれば、以外に単純なことだった(ことばの意味としては)。 液クロ関係これからも質問する事があると思いますが、またよろしくお願いします。