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元気になる小説など紹介してください
二十代後半の女です。最近、仕事やら生活やらのストレスが積もってエンスト気味です。読書が趣味なのですが、「もうちょっと歩いてみようかな」と思えるような本を探しています。現実の厳しさを無視しない程度に、なんとなく明るい兆し?が伺えるラストが用意されているものを探しています。小説でもノンフィクションでもジャンルは問いませんが、自己啓発本のようなもの以外でお願いします。小説では、いわゆる純文学が好きです。好きな作家は、現代では藤野千夜、高橋源一郎など、古くは川端康成、太宰治、谷崎潤一郎などです。一方、セカチュウなど超話題になった作品にはまったく食指が動きませんでした。アドバイスよろしくお願いします。
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消化不良な日々が続く時は、思い切り笑うのが一番です。 ということで、お勧めは、凸凹女性コンビがプロの漫才師を目指して突き進んでいく山本幸久さんの『笑う招き猫』(集英社)、くせ者ぞろいのクレーム処理係担当部署に配属された主人公のスラップスティックな日常を描いた、荻原浩さんの『神様からひとこと』(光文社) です。 あとは、室住光さんの『都立水商!』(小学館)も笑えます。ソープ、キャバクラ、ヘルス、ホストなど風俗のプロを育成するために設立された高校で生み出される数々のドラマ。頭から「不謹慎!」「下品!」と決め付けず、ぜひ読んでみてください。いやらしさは皆無ですし、女性でも笑ってしまうこと請け合いです。 また、同じ室住さんの『ドスコイ警備保障』(アーティクトハウス)は、廃業した力士の受け皿として設立された警備会社のドタバタサクセスストーリー。 どちらも、普通ならありえない話のはずなのに「こういうの、あってもいいんじゃない?」という気にさせる、たくさんの笑いとちょっとのしんみりが詰めこまれた、これでもかというくらいハッピーエンドな作品で、読んだ後、不思議と元気がわいてきます。
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- yusso
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有名所ですが、『解夏』さだまさし著 はいかがでしょうか? 表題作の解夏を含む4編からなる短編集です。 自分も話題作は敬遠してしまうタチなのですが、これはとても楽しむことができました(^^)
お礼
ありがとうございます!本当ですか!実は単に「さだまさし」「話題作」というだけで手に取らずにいました・・。なんと、もったいない。先入観を無くして手に取ってみようと思います。教えてくださってありがとうございました!
- hiro-2005
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宮本輝「草原の椅子」はいかがでしょうか。 「大人力」(著者の造語らしいです。)をテーマに、普通の人々が少しずつこの意味を知り、力を得ていくさまがさりげなく描かれています。 ラストでのどんでん返しもなく、きっぱりとした解決もないのですが、道の先にほんのりと希望が見えて、しみじみとほのぼのと心が熱くなります。
お礼
ありがとうございます!宮本輝は私も大好きです。「春の夢」や、氏の作品としては異色な「避暑地の猫」は何度か読み返した記憶があります。でもこの作品は知りませんでした。さっそく探して読んでみようと思います!
お礼
ありがとうございます!「笑う招き猫」、たしか何かの書評で読みました。気になっていたのですが、すっかり忘れていました。「神様から一言」は知りませんでしたが、設定がいかにも面白そう!それから「都立水商」実はタイトル買いして読みました。ヘルスの実践授業?とかありえなさ過ぎてホント面白いですよね~。「ドスコイ警備保障」・・・タイトルだけで笑ってしまいます。さっそく探してみようと思います。温かい言葉とともにいろいろ推薦してくださってありがとうございました!