こんにちわ。
私は女性ですが警備会社に4年勤めていました。主に隊長と言われる各警備員さん達の取りまとめのような仕事をしていたので、社内にいましたけどね。人手が足りないと現場に行きましたよ。
警備のお仕事って
1)交通誘導
2)施設警備
3)貴重品輸送
4)ボディーガード
とおおまかに4種類にわかれます。
1)はいわゆる「棒振り」といわれているヤツで、雨が降っても現場によっては中止にならず、雨さえしのげない場所でコンビニ弁当にタオルをかぶって食べるひもじい昼食を経験したことがあります。トイレは民家orコンビニ、ガソリンスタンドで借ります。地方ですと快く貸してくれます。
「交通誘導1・2級検定」という資格があります。これを持っているとお給料が上がります。
また、スーパーの駐車場警備もこれに入ります。工事現場より拘束時間が長いですが、現場のリーダーがしっかりしていると2時間に1度は休憩に入れるようシフトを組んでくれます。
また、駅構内や線路内の作業をするのに黄色い服を着た「列車見張員」、踏み切り内の作業をするのに「踏切警備員」といった資格が必要な警備もここに含まれます。
2)は銀行や店舗(某ブランドショップなど)で高級感や安心感を醸し出すために配置されたり、CD機の工事の立会いで3時間程度張り付くといった仕事です。清潔感のある方でないとできない仕事ですので、学生はだめです。
3)現金輸送や社内メールなどを輸送します。普通免許+貴重品運搬の資格が必要ですが、これは会社が取らせてくれます。
4)読んで字の如くです。大手ゼネコンのお坊ちゃまの通学(小学校)などに張り付いて家に帰るまで見届けるといったこともあったり、エライ人の護衛もやります。
ハッキリ言って、どの警備の仕事も「命」に関わるしごとですので、シンドイです。寝ないで仕事ができる、環境に関わらず職務を遂行する意地がないとやっていけません。
工事現場の警備の仕事はその中でも比較的ラクです。しかし、現場の方に怒鳴られたりするし、付近の住民に迷惑がかからないよう掃除をしたり、マメさも必要ですし愛想も必要です。
カンカン照りで現場に立ったことがありますが、暑いですけど現場の方はお互い様なので午前・午後に休憩を頻繁に入れてくれて、ジュースやお菓子、下手するとビール(^-^;が出てきます(もちろんビールは飲んじゃダメです!!)。通りすがりのジャリトラの運ちゃんにアイスやリンゴなども貰ったことがあります。お祭り騒ぎ的な要素があるので、体はきついですがすごく楽しかった!!自分が作った渋滞をラジオで放送された時の快感ったらないですよ~!(笑)
なお、「禁治産者・準禁治産者・破産者」「麻薬などの中毒患者」「禁固刑に処され、過去5年以内に服役していた」
「18歳未満」の方は仕事ができません。これは警備業法という法律で定められています。
また、アルバイトをする際、過去5年以内に勤めた会社・自宅に電話が行きますし(履歴書に虚偽が無いか、過去5年以内に禁固刑が無かったか)、健康診断も受けますし(麻薬中毒や健康に異常は無いか)、身分証明書という書類を本籍地があるところに問い合わせ取り寄せ(禁治産者・準禁治産者・破産者ではないか)、全てに合格しないとなれません。
例えば、昔窃盗犯で逮捕暦のある人を現金輸送の仕事をさせるわけにはいかないですからね。
その他「警備員指導教育責任者」という警備員の先生の資格もあります。(研修はこの人がやっている)
↓の方もおっしゃっていますが、警備業法という法律に基づき研修を受けさせられます。これは必ず受けなくてならなくて、大概の会社では研修手当てが支給されます。
研修の内容は「警備業法について」「基本教練(右向け右など)」に業務別の研修があります。
といったところでいかがでしょうか。
ではでは。
お礼
どうも、とても丁寧な回答で、ありがとうございました。 とても厳しいそうですね、やはり体力が一番の仕事ですね。 これで、だいぶ警備員の仕事がわかってきました。 やってみるかどうか、今一度考えてみます。