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山ってどうして寒い?
山の中ってどうして、平地よりも寒いのですか? 知ってる方は教えてください。 できれば、詳しくお願いします。
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こんばんは。 気温は、標高が100m高くなると、0.5~1.0℃(空気中の湿度によって変わります)下がります。これは、気圧が低くなるために起こる現象です。 そのため、山地は平野に比べて気温が低くなります。 第二に、山の中は、緑が多いので、植物が日光のエネルギーを吸収したり(光合成)水分が気化熱を奪ったりして、気温が低くなる要素がたくさんありますが、平地(特に都市部)では、緑が少ないので、太陽のエネルギーがそのまま熱になり、特に夏場は、エアコンの熱や自動車や工場の熱なども相まって、いわゆるヒートアイランド現象などがおこり、特に緑の多いところとの温度差が広がります。
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- jun1038
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こんにちは。 細かい話で恐縮ですが、やはり、山が寒いのは基本的には高いところの空気のほうが温度が低いからでしょう。もちろん植物の影響は無視できませんが、それは標高(ヤマ)という観点ではなく、都市と森林という観点での議論だと思います。 屋久島などの離島や北海道の山岳などでは、山の ふもと と 中心部 とのあいだで、地表面の「人工度」に大きな違いがない場合が多いですよね。でも、ちゃんと温度の変化があって、それにつれて植生が変化しています。 特に夏場、植物の作用などで森林の気温が低いことには同意します。しかし、うろ覚えで恐縮ですが、冬季においては、周囲の裸地より森林内のほうが(体感気温だけでなく実際の気温も)温度が高いという報告を覚えています。 さて、なぜ、高いところの空気が温度が低いかですが、これには大きく2つの理由があると思います。 1つめは、空気は基本的に下から温まるものだということです。空気はほとんど透明ですから、太陽放射ではあまり温まらず、温まった地面からの熱で温まっていくということです。前にも書いたので参考URLを見て下さい。 山は、冷たい上空の空気の中に突き出たヤリみたいなものです。 2つめは、空気が上昇するときに温度が下がるからです。空気のかたまりが上昇すると周囲の気圧が低下するので、空気塊は膨張します。この膨張は、温まっての膨張ではなく、気圧の低下による断熱(熱の出入りのない)的な膨張で、このとき、気体は周囲に対して仕事をしたことになり、エネルギー(この場合は温度)が下がります。 このような理由で、空気は上空に行くほど温度が下がるのです。(ただし、これは私達が普通に生活している対流圏という部分での話ですが。) 以上のような理由を基本的な理由として、山では平地より寒くなります。 では。
- sesame
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>>ところで、水分が気化熱を奪うというのは、どういうことですか? 私が横から答えちゃっていいのかな(^_^;) 気化熱というのは、液体の水が蒸発して気体(水蒸気)になるときに、まわりから奪う熱のことです。 暑いとき打ち水をすると涼しくなる、濡れたままでいると風邪をひく、注射をされるときアルコールで腕を拭かれるとひやっとする(これは水ではなくアルコールの気化熱)…これらはすべて、気化熱による現象です。 hito1102さんが仰っている、植物が気化熱を奪う、というのは、植物の蒸散作用(根から汲み上げた水を葉っぱから蒸発させる作用)によってまわりを冷やしている効果のことですね。 じっさい、都会の真ん中の緑地でも、樹木の蒸散作用によってかなりの冷気が周囲に流れ出しているという観測もあるそうですよ。
お礼
ありがとうございます。 蒸散作用という言葉をはじめて知りました。
お礼
お~なるほど。ありがとうございます。 頭でもやもやしていたものがすっきりしました。 ポイントは、・気圧・緑(植物)・水分・ヒートアイランド現象ですね。 ところで、水分が気化熱を奪うというのは、どういうことですか?