ネット右翼の様にネットと右翼という言葉を結び付け一つの語とした外国語はありますか
現在日本ではネット右翼と言う言葉が、特にインターネットの中で非常によく使われている様に思います。そして大概ネガティブな意味で使われています。それに比べてネット左翼と言う言葉はあまり頻繁には使われません。ためしにGoogleで検索にかけてみたところ以下のような結果が出ました。
ネット右翼 887,000 件
ネット左翼 671,000 件
これだけではそれほど差がないように見えますが、ネット左翼のほうは、ネットと左翼という言葉が文章中に含まれているが故に出てきたものも多くありました。さらに同様の意味で使われている以下の言葉に対しては明らかな差が出ました。
ネトウヨ 2,590,000 件
ネトサヨ 6,080 件
Wikipedia にも、ネット右翼という項目はあるのにネット左翼はありません。また、マスコミや知識人が時折ネット右翼を取り上げるのに対してネットで左翼活動している人々の事をネット左翼と称して取り上げるのはあまり見た事が有りません。
右翼と左翼はそれ自体としては政治的な立場を表してるに過ぎないので価値判断としては中立な言葉です。言葉の使われ方の頻度にこの様な差が出るのは不自然な印象を受けます。そもそもインターネットで使われる場合わざわざネットという言葉を付けなくてただの右翼でいいような気もします。インターネットを使って宣伝活動を行っている団体にとりたてて右翼が多いとも思えませんし、右翼がインターネットを使ったからといってことさら特殊な扱いをする必要があるのでしょうか。
また、ごく一般的な愛国的意見を表明している人に対して、その意見に反対する立場の人による否定的なレッテル貼りとしてもこの言葉はよく使われます。右翼的な立場の人が左翼的な意見の相手を非難する場合にはネット左翼という言葉はあまり使いません。もっと直接的な否定の意味を含んだ言い方をします。これはおそらく左翼より右翼のほうがネガティブな意味に捉えられているからです。ネット左翼ではそれ自体ネットにいる左翼という意味しかなく、否定のレッテル張りとしては、左翼が悪い物であるという認識を共有していない限りは、成り立たないからです。逆に言えば右翼が悪い物だという認識は広く普及しているとも言えます。しかし共産主義国家があれほどの悲劇をもたらしたあげくそのほとんどが崩壊してしまった事を考えるとこの状況は現実を反映していないように思えます。
右翼がインターネットにいるという事で何か特別な存在になるのでなければネット右翼という言葉が発生する必然性は無いはずです。これは、その存在自体がそうなのか、それとも、その言葉を使う側の認識がそうなのか、両面から考える必要があります。その様な事を考えていて、ふと、外国ではどうなのかという疑問が浮かびました。Wikipedia ではネット右翼という言葉の外国の項目はフランス語と韓国語にしかなく、フランス語版にはそのまま Netto uyoku という項目になっており、韓国においても同様でした。内容についてはあくまで日本のネット右翼についての説明のようでした。この様な事を考え合わせると、右翼をネットにいるという事だけで特別の存在として扱っているのは、もしかして日本だけなのかもしれません。
この事を分析するのに外国の状況を広く調べる必要があります。外国で、インターネットという意味の言葉と右翼という意味の言葉をくっつけて一つの言葉としているような語はあるのでしょうか。もしあれば、それはどこの国で、どのような使われ方をしているのでしょうか。あるいは無いと言う情報でもかまいません。たとえば、フランスにはそれに相当するような言葉は無い、というような。ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひお教え頂きたいと思います。宜しくお願いいたします。
お礼
なるほど。ベーブ・ルースがいたからライトは短めなんですね。ヤンキースタジアムと一緒な訳だ。親切に解説して頂きありがとうございました。