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心理学を学ぶ理由はあるのでしょうか???
いま大学1年です。 心理学に興味があります。 ただ、気になることがあります。 心理学って何の役に立つのでしょう?? 個人的には学習のテーマとして興味深く、楽しんで研究できるとは思うのですが、それがどこで役に立つか想像できません。 法律や経済系ならいろいろ使えそうですが心理学ってどんな職業につけるのでしょうか?? 将来的にメンタルケアや介護、相談員が主な職種なのでしょうか??もしくは極めて学者になるか・・・くらいしか想像できません。 自己啓発にはなると思うのですが、仕事におけるメインにはなりえない気がしてしまうのです。 心理学を学ぶ意味を教えてください。 また、どういった職種があるのかも教えて欲しいです。
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- frau
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心理学とよばれるものを学んでおりますが、勉強してみて感じるのは、単に心を射程としたものだけではなく、人に関すること、例えば哲学であったり生物学であったりもします。 心は単体だけで語れません。心理学は○○心理学と、多岐に分野が枝分かれしていますが、「生き方」を問い、問われていると感じます。つまり哲学と趣きは同じだと思っています。 臨床心理士などはひとつの心理学系の職業ですが、今手元にあるテキストには「人間理解には、心理臨床の分野のみならず、医学、文学、哲学、宗教学など、幅広い分野に触発される必要がある」「子供の目を通して世界を捉えている優れた児童文学から教えられることも実に大きい」と謳われています。たとえば最近では鬱病などはセロトニンの不足であるという脳神経学からの見解もあります。心身相関からすれば、心理面だけで診断するのではなく、生物学的な面からの可能性も同時に診なければなりません。 つまり一口に心理といっても「こころ」というソフトを入れる「身体」というハードとは切っても切れない関係にある以上、「こころ」だけを単体にみることは偏りを生じさせると思っています。 確かに人文学系の学問や仕事というのは結果が見えにくいということもあります。それが方程式や実物で「証」を見せられる物理学などの分野よりもおのずと大変な課題であることは形而上学の宿命でしょう。たとえば幽霊やUFOは見た人だけに見えるものであって、証明しろといわれると、非常に困難です。かといってそれが本当に存在しないともいえない。 今フロイトの「精神分析入門」を読んでいますが、この大天才さえ見えざることを説明するというに大変な苦心をしています。 ときに彼らの疑問や疑惑を想像して代弁しながら問題を客観的に叩きながら自分の意見を主張していくという方法を取っています。それはそれはくどいくらいなんです。読み手からすれば早く本題に入って、と思うくらい(笑)。 おおざっぱに分けると、人は自分を含めた人間の「内側」か「外側」のいずれか、または「形而上学的」か「形而下学的」なる一方に興味が大きく片寄るかで大きく人生も変ってくると思うのですが、近代これほど物質的なものが発達してきたのは、唯物思想の方がいかに圧倒的に多いことを証明しています。 心理学や哲学、宗教学などはそれだけで物を産む直接の原因とはなりませんが、心理学という学問の対極にある「学問」が「物」を生産しようとしまいと、人の生き方の多様性や生きる動機や倫理や、つまり人とは?人生とは?という問いが一貫してつきまといます。また自分の外側の世界はそれら「見えざるもの」を母体として成立する世界だからです。「見えざるもの」の世界から生まれ落ち、またその世界へと帰っていく過程でも、「こころ」「たましい」という見えざるものを抱えています。「身体」あるところに誰でもそれを一個(?)は持っているのですから、ときに修復したり、その仕組みについて研究したり、また興味をもったりするのは、物質へ関わる以上に大切な場合もあります。 哲学が「人とは」「神とは」「生きるとは」という「人の道」「神との関わり」などへの問いだとしたら、心理学はその粋内にあるひとつ「こころ」という対象であり、「哲学」が「ゆりかごから墓場まで」を抽象的に問うのだとしたら「心理学」はその始点から終点までの生きた生身の心を具体的に調べるのであると表現すればよいでしょうか。とすれば心理学と宗教や哲学は「人が人であるゆえん」の意義を問うことに変りはありません。 以下に記したように心に関する仕事は以下のように沢山あります。診療心理士などは資格はとっても実際働く場所が確保できないなど問題があるのは確かです。しかし今精神疾患者が増えていますので、需要はあるはずなのですが…。 認定心理士、臨床心理士、 認定カウンセラー、産業カウンセラー、精神保健福祉士、 音楽療法士、精神科医、 精神科専門看護師、 精神科認定看護師、交流分析士、 言語聴覚士、 学校心理士…。 いずれもそれぞれ、誰かにとっては切実に必要とされる職業です。身体を治療するのが病院というあたりまえの連想と同時に、心を治療するところも各種様々に渡っています。 「>心理学を学ぶ意味を教えてください」 文言は違いますが、私的にはそれと同じ質問が別カテでありましたのでご紹介しておきます。私も投稿しています。 「心理学」という枠組みだけで考えずに、それが実社会でいたるところに浸透しているかを一考していただけると、心理学徒としても幸いです。
- bigskull
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それに大学ってもともと職業能力訓練校じゃないですからね^^; ご参考までに・・・
- bigskull
- ベストアンサー率23% (112/479)
まずjam_anjuさんが心理学とはどんな学問か具体的にあまりお知りにならないことに問題があるのでは?多分経済学など他の学問についても幾分誤解があるような気がします。 心理学と一口に言ってもその分野は多岐にわたり、様々な学問分野と結びついてます。 人間の心理動態が関わるところには全て関係し、また応用が可能です。 逆引き辞典で「心理学」と引いてみると、社会心理学、個人心理学、発達心理学、政治心理学、教育心理学、産業心理学、応用心理学・・・など、いろいろ出てきますよ。 世の中にはいろんな事をやってる人がいます。 何をどう役立てるかは全てあなた次第であって、"心理学"の問題じゃないと思いますよ。 うまいこと自分の人生や社会の為に役立てられる人もいるし、そうじゃない人もいる。ただそれだけのことだと思います。
- hirosan777
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乱文になりますが,思いつくままに書きます。 心理学を学ぶ意味は,専門的に心理学を学んだことがある者であれば,概ねNo.2のDiogenesisさんの意見に同意するところでしょう。 心理学は科学として位置づけられると私は考えておりますが,この認識は一般の人にはありません。これは,心理学がお手本とした物理学のように,「心」が我々の目に観察可能なものではないことが理由の一つとして挙げられます。また,心は誰もが持っており,誰もがミニ心理学者?のような感覚を持っているということも理由の一つに挙げることができます。例えば,物の落下運動と同じように誰もが観察可能であるもののの,複雑な物理学の法則などを理解していないと説明できない現象であれば,人は物理学者の意見を尊重するでしょうし,物理学者の意見に反論する者はいないでしょう。 しかし,心は誰でも観察可能なものではないものの,なんとなく説明できてしまうことがあります(ことわざなども,その一つですね)。心理学という学問のカテゴリーに,一般の方が「私はこう思う」と各自思い思いのことを書き込んでいることからも,このことはjam_anjuにもお分かりだと思います。しかも困ったことに専門家の意見でさえ,一般の方から,え~それは違うんじゃない?とか言われてしまいます(苦笑)。心理学研究の領域では,血液型と性格との関係(主に能見式のもの)は,否定していますし,この手のTV放送があるたびに,激しく反対している先生方も沢山います(岡山大学 長谷川先生など)。下記は,長谷川先生のHPですが,一般には心理学者が血液型性格診断を否定していたり,否定していることは知られていません。 http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/h0u.html 心を科学的に分析するということには,一つは「きちんと説明可能か(原因→結果がハッキリしており,再現性もある)」,検証可能である(その場限りのものではない),一貫性がある,理論が一般化できるかどうか,などということがあります。先に,ことわざを例に出しましたが,ことわざは,それなりにうなづけるものの,科学的であるとは言えません。ことわざには,例えば「三人寄れば文殊の知恵」と「船頭多くして船山に登る」とありますが,どちらも正しいですが,両者は反対の意味ですよね。心理学では,どんな場合であれば上手くいくのかということを,科学的に分析します。その結果の一つは,社会心理学のリーダーシップ論などに現れています。説得に関する理論を学べば,将来,営業に役立つでしょう(フット・イン・ザ・ドア・テクニックなど)。 また科学的な物の見方を学ぶと,世にあるアンケート類がいかに恣意(しい)に富んでいるかということも分かります(つまり,様々なデータに我々が騙されているということ)。これは,主に心理学での調査法を学ぶとよいのですが,下記の本も参考になるでしょう。 谷岡 一郎 (著)「社会調査のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ 」 文春新書 ¥725 (税込) 心理学というと,どうしても臨床系が注目されがちですが,心理学全体の中ではほんの一部であることも理解して頂きたいですね。確かに心理相談員などの専門職が注目されがちですが,例えば,アイボのしぐさがなぜ可愛いと感じたり,感情を表現しているように「人が感じるのか」という研究も実は心理学関係者が携わっていますし,交通心理学という領域の中では,心理学科を卒業した学生が,歩道などにある視覚障害者誘導ブロックの大きさの研究をしていたり,視覚心理学を学んだ学生が,コンピュータ会社に入り,画面の見易さの研究をしていたりします。 その他にも様々な研究領域があり,様々な分野で心理学徒は活躍しています。 なお補足として,参考URLには,日本心理学会HPに掲載されている心理学関係諸学会についてのLinkを,分かりやすい社会心理学については,下記に心理学ショートショートのURLをご紹介しておきます。ご参考までに。 http://www.shinrigaku.com/
- cuzco
- ベストアンサー率0% (0/0)
将来の職種という観点のみからお話しします。 他の方の回答にも関連の事柄があるようですが、以下のような状況にあるといえると思います。 1 心理学は資格の時代になっています。臨床心理士だけ が一人歩きしていますが、大学院あるいは臨床・教育の 現場での職業的経験(臨床現場や、教員、保育士等大学 卒も含む)をカウントした資格制度がこのところでてき ています。前者は臨床発達心理士、後者は学校心理士と いいます。将来性は必ずしも保証されているわけではあ りませんが、広がりつつあ るといえます。 2 今後期待される職業臨床心理士の始まりは、精神科医 との関係にあったので、どうしても大学院修了が基礎で したが、医師を中心に看護師といったスタッフと同様に 医療現場での心理学を修めたスタッフとして活動できる 可能性のある医療心理士というのが最近話題に上ってい ます。現時点ではまだはっきりしていませんが、国家資 格になる可能性のあるものです。 3 その他さまざまな分野で、カウンセリングに関係した 技術などを学んだ学生は、保育現場、福祉、医療などで 期待されています。また、統計技法や調査の分析技術を 有すると、公務員や企業等でも十分生かしていくことが できます。
- lefor
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このごろ気付いたのですが、 マーケティングとかリサーチとかは 心理学出身が一番強いと思います。 質問紙とって、統計とって、分析して って言うことをやるのは たぶん心理学と社会学ぐらいでしか やらなかったような気がします。
- psychologist74
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私は、大学(心理学専攻)で心理学を学んでいます。 心理学は自己理解や社会理解などにとても役に立ちます。 例えば、初対面の場合でも、少し話しをしただけで、対人に対するイメージとかを持つとおもうんですけど、心理学的には、それを対人判断といって、そのイメージが形成されるまでを学んだりします。 それは、自分の人生の中でのこの先の出合った人に対していい印象を与えたりすることが、可能になります! ですから、心理学はとても役に立ちますよ! ただ、職として心理学を考えているのであれば、学部卒ではかなり難しいです。 心理学系の職につくことを考えているのであれば、最低でも大学院の修士課程は出てないと厳しいです! また、大学院(臨床心理士の指定1種校)の倍率は30倍位です! 私の大学でも、大学院に行ったひとは、専門職に尽きますが、学部卒で、専門職につく人は殆どいません。
- Diogenesis
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>心理学って何の役に立つのでしょう?? ・自分がサルであることを自覚させてくれる ・自分が現実と考える世界が思い込みに満ちていることを自覚させてくれる 個人が心理学を学ぶことの最大の効用はこの2点にあると思っています。 これらは一見矛盾するようでもありますが, いずれも「汝自身を知れ」というデルポイの神託への回答の試みと言えるでしょう。 このようなことを教えてくれない心理学は関西弁で言うところの「ぱちもん」だと思います。 「世の中で」何の役に立つのかという話なら,別に箇条書きしてみましょうか。
- kaitaradou
- ベストアンサー率8% (102/1147)
直接の答えではないですが,興味があるということだったらそれだけで心理学は役に立っていますし,役に立たなかったら学ばないというのだったら興味がないということです。また自己啓発になるのだったら、メインを支えるはずですからそれもよいのではないでしょうか。心理学をメインにする価値がないと思っているのかなとも思えるし,はじめの興味があるというのがどういう意味なのか分からなくなりました。役に立つか立たないかで考えると結局何mしないのが一番という答えが出るようです。