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江戸時代の喫煙(女性)
煙管をもって、粋に吸っている印象があります。とくに、浮世絵では、体をひねって一服する女性像が色っぽいですが、女性の喫煙は、江戸時代は一般的だったのでしょうか? 吸っているのは、江戸とか上方の商家のかみさんてな、イメージですかね。農家のかみさんが(貧農の場合はどのみち余裕がないと思いますけど・・)、吸ってるイメージがどうも湧きませんし、大名や武士の奥方も吸ってそうな感じがしませんが、どういう人たちが吸っていたのでしょうか? 吸っている女性にしても、煙管はアクセサリーの一つで、実際にはそんなにたばこの煙そのものは吸ってないのですか?
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「煙草は動くアクセサリー」というのはもう過去の言葉に成りました。 江戸時代、喫煙は一種のステータスシンボルのように見られていました。 やはり社会的に余裕のある階層で流行した習慣で、その後一般庶民にも次第に伝播したものです。 女性の場合、上流社会、奥女中とか、裕福な商家の夫人、花柳界の上級職である花魁などから始まりましたが、その後一般庶民の女性の間にも伝播はしましたが、当時も女性の喫煙は通常抵抗感があったと思います。 煙草は嗜好品であり、決して安価な物ではなく入手も限られましたので煙草の栽培農家くらいしか入手出来なかったと思います。 それより密造酒が選ばれたでしょう。 なによりマッチがない時代ですから点火も野外では大仕事でしたでしょう。 江戸でも茶屋など煙草盆の出せる所でしか喫煙出来なかったと思います。
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回答ありがとうございます。 たばこは、私が今思うより、もっと高価なようですね。それに、やはり抵抗感はあったようだとのこと、ちょっと派手な世界の人たちが吸ったというイメージで良いのでしょうか。通常抵抗があるというのは、同じく上流と申しましても、大名家の姫君には、抵抗があったであろうということなんですねよね。 実際には吸えなくても、日本の煙管はおしゃれな感じがしますね。女性の場合少し事情が複雑なのかも知れませんが、男性の場合はとくに、ちょっと細工の利いたたばこ入れなどをさりげなく出すのが、旦那らしい粋だったのでしょう。私自身、病気持ちですので、たばこは絶対無理ですが、あぁいう洒落っ気にあこがれる気持ちもあります。