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デジタルピアノと生ピアノの違い

現在、妻と2人暮らしです。 自分は中学のころから、 電子キーボードをずっと弾いてきました。 並行して、自己流ですが、クラシックギターで ジャズやボサノバを弾くこともあります。 一方妻は子供のころからピアノを習っていて、 一時期は音大を目指すほど熱心にやっていたそうです。 現在、我が家には2台の電子キーボードがあり、 時々妻も弾くことがあるのですが、 ピアノとかなり感覚が違うらしく、 かなり不快に感じるようです。 (61Keyで足りないのも理由) それで、楽器店に行ってデジタルピアノを 見に行ったのですが、それでも納得がいかず、 「誰が弾いても同じ音がするのでつまらない」 と言われてしまいました。 現在住んでいるのがせまい2DKのアパートなので、 ピアノを導入することもできず、 困っています。考えられる選択としては、 1.ピアノのおける環境に引っ越す。 2.ピアノが弾けるような環境になるまで一切楽器はやらない。 3.何とか説得する。 自分は今までジャズやボサノバなどを 自分なりに楽しんできたので、 ピアノが弾ける彼女に何とか参加 してほしいと思っています。 彼女自身もそうしたいと思っているようですが、 今までの経験上、電子キーボードでは 楽しめないようです。 音大に行きたかったが、実は事情で いけなかったので、それに対する未練が 強いのでしょうかねぇ・・・ 自分はピアノはさわった程度で、 ずっと電子音漬けだったので、 その辺のところが経験的にわかりません。 生ピアノのCDを聴いたところで 所詮は電子音に変換されているわけですから。 クラシックピアノをやっていた方で、 デジタルピアノを弾いている方がおられましたら、 使用感など話してくだされば幸いです。

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noname#10279
noname#10279
回答No.3

我が家の環境に少し似てますね(苦笑) 幸い私には6歳の息子がおり、ピアノ教室に習い始めた事もあって安いキーボードを購入しましたが、妻も息子教えながら弾いています。私が弾いているともっといいのが欲しいと愚痴っています…(汗) さて、奥さんの事についてあくまで推測ではありますが、ピアノ演奏にも結構ブランクがあるのでしょうか?事情で音大に行けなかったという事でやはりそれ相応の思い入れがあるのでしょうね。 まずは奥さんに一度、生ピアノを思う存分弾かせてあげてはいかがでしょうか? 少し大きめな楽器店であれば、ピアノ教室なども併設しているところも多いですし、体験レッスン等で安く受けれるチャンスも色々あると思います。 その結果、気持ち的にやはりまたピアノを弾きたいと願うようでしたら、#2の方も言われるとおり定期的に、ピアノを弾ける機会を作ってあげるのが良いと思います。 私の勝手な思い込みかもしれませんが、上記のような環境が整い、演奏そのものをまた楽しむ事が出来るようになれば、これまでとは少し変わって電子ピアノに対する意識も変化していくのではないでしょうか? 確かにまだまだタッチ、音ともに生ピアノには遠く及ばないかもしれませんが、 音やタッチの違いによる不満<演奏する事の楽しみ・喜び といった精神的変化が得られれば、家庭で少々不平・不満を口にしながらも、レッスンに対する気持ちが先行して行けるかもしれないのでは?と思います。 やはり何をおいても音楽は楽しくないと…と私は考えています。何かを押し付ける事よりも、奥さんが内面的に変化していける環境作りを頑張ってあげて欲しいです。 そうして相互理解が得られ、楽しくセッションを続けて行き、家庭内にいつも楽器のある暮らしを築いて行く事が出来れば、いつの日か本当にピアノの置ける暮らしが二人の夢となっていくかもしれませんね。 その時に備えて仕事と貯蓄の方も頑張りましょう…お互いに!(笑)

chorinho
質問者

お礼

私どものために真剣に考えてくださり感謝いたします。おっしゃるとおり、音楽は楽しくなければならないと感じています。そのためには彼女の内面的な変化が必要なのですね。わかっていたつもりが忘れかけていました。ただ同時に、この問題はとても時間がかかることなんだとも気づかされました。即座に解決するのではなく、音楽に対してポジティブな気持ちを持てるように励まし続けないと・・・・じっくり取り組みたいと思います。ピアノを思う存分弾いたほうがいい、というかそれをせずして次のステップに行くことはできない、とは日々感じていましたが、そのような意見をここで聞いて確信を深めることができましたので、実行に移してみたいと思います。

その他の回答 (8)

回答No.9

No.8へのお礼への補足です。私はクラシックピアノで仕事していますが、ジャズやボサノバなども好きで時々弾きます。ポップスバンドのピアノパートもやったことあります。それは別世界で楽しいです。クラシック曲を弾く場合は生ピアノでなければ対応しきれませんが、ジャンルによってはデジタルピアノや、昔はやったローズやDX-7などもかえって味がでたり便利だったりします。生ピを使う場合でもクラシックと違うタッチで弾きますのでクラシックほどのこだわりはでません(私の場合)。問題はクラシックに加えて奥様がご主人の好きなジャンルのピアノパートもやってみたい・・・と思えるか、ということですよね。同じ趣味をもてたら2倍楽しいと思います。楽器やテクノロジーの発達と音楽のジャンルや様式の変化は抱き合わせだと思います。クラシックピアノはすでに過去に完成されたクラシックという音楽様式(一部現代)のための楽器なので、そのために年月をかけて発展して今の仕様に完成したわけです。その最高峰の生ピアノがある以上、それをうわまわる電子楽器をそのために作る必要はないし、すでに開発されたシンセサイザーなどは別ジャンルの音楽に利用されていますよね。それぞれの音楽の特徴や良さが楽器そのものに文化として現れていると思います。大好きで大切な分野なのでつい熱くかたってしまいました。(笑)

chorinho
質問者

お礼

何度も私たちのために丁寧な回答をありがとうございます。回答される皆さんの熱い気持ちが伝わってきて、とても感動しています。皆さんの字数が半端ではないですよね。No.6のお礼でも述べていますが、この問題は「割り切って弾く」もしくは「区別して引き分ける」といった器用なワザができるかどうかにかかっていると思います。どんな音楽でもそうですが、「いやいや」弾きながらいい音が出るわけがないと思います。我慢して弾いてやがてそれがプラスに転換されることがあればと思います。かつてマイルスデイビスがいち早くフェンダーローズの可能性に着目してバンドのピアニストに「ローズを弾け」と言ったときに、バンドのピアニストは皆「えーっ!?」って一同に不満を漏らしたそうなのですが、今では皆好んで弾くようになっています。ただこの楽器は電気とはいえ、ハンマーが金属棒をたたく構造ですので、デジタルピアノとは明らかに違いますけどね。クラシックピアノが完成されていて、その音色変化の多様性を追及することはすばらしいことだと思いますが、そうすることが他の音楽の可能性の芽を摘むようなことにだけはなってほしくないと思います。どうもありがとうございました。

chorinho
質問者

補足

もうひとつくらい回答があればと思いましたが、かなりディープな内容であり、これ以上議論すると混乱しそうなので締め切りたいと思います。回答を通して思いのたけを私たちにぶつけてくださった皆様、本当にありがとうございました。とりあえず自分としては自分のやっている音楽が彼女にとってさらに魅力あるものとなり、「自分もやってみたい」という時が来るまで精進していきたいと思います。

回答No.8

電子ピアノと生ピアノの一番の違いは電子ピアノのタッチが「強弱」のみに対応するのに対して、生ピアノは「音質」を変えるということができる点でしょう。深く暖かい低音のうえに木の葉のさざめきのような軽やかなアルペジオを溶かして鐘のように明るく響くメロディーを載せる、ということが生ピアノならできます。「誰が弾いても同じ音」にならないのは、どういう種類の音を作りたいかという弾き手の音楽性がタッチにを通して音色に現れるからで、それを専門家や学生は追求し、学びます。演奏家がCDで弾いているのはその「音色の違い」が録音されたもので、プロが電子ピアノを弾いたものをCDに録音したのとは違います。音量についても、電子ピアノは付属スピーカーも20w程度です。生はもっと倍音の種類が多く、周波数が広いので、音量以上のふくよかさがあります。私は電子ピアノを演奏する場合は生ピアノと違うタッチで弾いています。そうしないとバランスの悪い音楽になってしまうのです。気になるアクションですが、電子ピアノは「ピアノという音の波形を電気的に再現したもの」です。ピアノのアクションがフェルトを巻いたハンマーで弦をうつのとちがって直接鍵盤を打った速度をセンサーがよみとって強弱に変換するのでこれも生に馴染んだひとには、かなり感覚誤差がでるでしょう。そして、「乱暴にひいても、殴っても」強弱だけの感知では波形コピーされた「きれいなピアノ音」が鳴ります。ゲームで人を殴っても痛いと感じないようなバーチャルリアリティの世界です。発表会などでは電子ピアノで練習を続けた生徒は音が単一でバチバチとタイプライターのように叩くのでわかります。それが「乱暴な音」と自分では気づかなくなっていることもあり、特にクラシックでは致命的です。でも電子ピアノは重さ、消音などで便利な道具でもあります。クラシックピアノに親しんできた奥様はピアノは食生活のようにしみこんだものだと思います。電子ピアノは「道具」とわりきれる程度のものを買ってとりあえず我慢して、住環境をグレードアップしていってほしいな、と応援します。賃貸では不可のところが多いので、是非理解してさしあげてください。専門家だからとか関係なく心の満足度の問題なので。生ピアノもサイレントピアノなど便利なものもあります。中古でも品質のよいものをおすすめします。最近は「安かろう悪かろう」の音やタッチの悪いものがではじめていますので。

chorinho
質問者

お礼

回答ありがとうございます。ピアノの発声の仕組みを詳しく教えてくださいありがとうございます。自分的にはデジタルピアノもかなりのところまで来たように感じていましたが、まだまだデジピから見たら雲の上の存在ですね。自分の持論として、「音楽の進歩はテクノロジーの進歩と関係がある」と思っています。曲がりなりにもデジタル楽器の進歩により世界の音楽は革命的な変化を遂げました。しかし音色のコントロールという観点では、ピアノ職人が作り上げたテクノロジーはいまだに誰も超えることができないということを理解いたしました。とにかく彼女がピアノを弾ける環境にできたらと思います。ただ、僕らと一緒にやるということは不可能ですね。残念です。クラシックピアノのあの音色を知ってしまった人をポピュラーの世界に引き込むのはやはり無理ですね。

回答No.7

 ピアノと電子ピアノは全然違います。私はまだ(新)高校生ですがとても分ります。だから、私は電子ピアノではなく、普通のピアノに消音装置をつけて弾いています。(マンションなので、以前調律してもらった=週十分音を出して弾いただけで 苦情が来るで、ピアノ弾く約束として夜も9時までと決めています。)それより前は、キーボードを使っていました。  まず、音について。前回の回答のように、ピアノは弾く時の気持ちによって音色がちがいます。激しい曲の時はとげとげしく、可愛い曲はやわらかく・・・といった感じですかね?!でも、電子ピアノはどんな時でも同じ音色。だから、私の立ち場からすると レッスンの時上手くできないし、音を出した時の あのペダルの響きは身につきません。キーボードよりは消音装置の方がまだ 音色の幅が多いと思います。  次は タッチについて。ピアノの鍵盤は、木でできていますよね?!電子ピアノはプラスチック(?)です。この違いは言葉で表現するのが難しいのですが、私の後輩を例にお話します。その後輩はヤマハのコンクール(どんなものかは知りません)で賞を取ったり、小学校から伴奏をやったりする子でした。しかし、家のピアノが壊れてしまって、数ヶ月電子ピアノで練習していたら、ピアノの先生に「それは『ピアノ』を弾く手じゃないね」と言われてしまったそうです。それからはレッスンが憂鬱で、ピアノを止めるところまで考えました。今も頑張って続けているようですが、卒業式の伴奏を止まってしまったりと、トラウマになってしまいました。  だから、お金に余裕があるなら絶対引っ越してピアノを弾ける環境にした方がいいと思います。3.何とか説得する。は99%無理でしょぅ・・・?!  ガキが大人の問題に首を突っ込んでしまい、すみませんでした。

chorinho
質問者

お礼

回答ありがとうございました。ピアノに対する熱意がとても感じられますね。ペダルの違いはわたくしでも分かります。これは明らかに違うと思います。消音装置についてももっと調べてみたいと思います。ただ、うちらは既に30代後半なので、これからコンクールを目指すわけでもなく、ピアノ教室を開くでもなく、本人も15年くらいのブランクが出来てしまっているので、たとえピアノがあっても極める余裕もないんですね。でも、クラシックピアノをやってきた人をポピュラーの世界に無理に引きこむことが不可能だということをはっきり理解しました。ありがとうございました。

noname#231526
noname#231526
回答No.6

 音楽愛好家の一人として、個人的体験、意見を申し上げます。  結論から言うと、自分の行為(演奏操作)は、結果予想(この楽器はこう反応して、こういう音が出る)と結びついて行なわれるもので、その二つが離れていれば離れているほど、演奏時に不快感が起こります。どのくらい離れていれば不快になるかは、その人がその楽器とどのくらい一体化(?)しているかによるようです。  私個人は、キーボードでピアノの音にして弾いても、生ピアノを弾いても、特別違和感ありません。がこの前別のシチュエーションで違和感を感じました。いつもとは違う調律師に調律してもらったあと、もう全然弾けませんでした。思ったのと違う反応をピアノがする、思ったのと違うタッチでキーが動く、その結果、意図したのと違う音が出てしまう。ピッチも音色もキータッチも変わってしまって、不愉快極まるといった状況でした。結局、もとの調律師に調整し直してもらいましたが、なかなか元には戻らず、4~5回の調律をしてもらってようやく許容範囲内に戻りました。  私の配偶者(のピアノです)はそれにはまったく平気だったのに、キーボードの方は本当に必要に迫られない限りはピアノの音で弾こうとはしません。気持ち悪いそうです。別の楽器としてならいいみたいでした。  昔、チェンバロが弾ける環境にいたのですが、チェンバロなので半音低いバロックピッチに調律してありました。大概の人はそれで平気なのですが、ある人は最初の音を弾いた直後に固まってしまって、あと数音弾いてギブアップでした。思ったのとは半音低い音が出てしまうので、非常に苦痛であるという話でした。  ということで、人によってその許容範囲というのがかなり違い、それはその人当人にしかわからないものだと思います。自分が平気だから人も平気だろうというのは通用しませんし、自分が嫌だから人も嫌だろうというのも通用しません。  結局、演奏というのは、気分が非常に重要でプロでも気分が乗っているときと乗っていないときでは音楽の出来がかなり変わってきます。これは意図してコントロールできない領域だと思います。(これはプロのスポーツ選手だって同じことがいえると思います)。  まったく別の楽器と思って弾くか、無理にでも馴れるか、不快になるからやめるか、ですが、無理にでも馴れるというのは「そうまでしてするか?」という感じですし、不快を押えて弾くなんて、仕事なら仕方ないでしょうけど、趣味としてするときには考えられないことだと私は思います。

chorinho
質問者

お礼

回答どうもありがとうございました。ここに書かれていることにはすべて同感いたします。自分と楽器が「一体になる」ということがどういうことなのかとてもよく理解できました。ジョーサンプルが最近、「自分はいくら弾いても一体になれないので、デジタルキーボードを弾くのを一切やめた」という意味のことを雑誌のインタビューで言っていましたね。あとは気持ちの問題で、割り切って弾けるかどうかがカギになりそうですね。そうできない人に無理に弾かせたところで、決していい演奏にはならないでしょうし、周りの士気に影響するでしょうね。

回答No.5

こんにちは。 ピアノとデジタルピアノでは、やっぱり重さが違いますし、音が全然違います(苦笑) 私が大学生の頃、副専攻が音楽(ピアノ)で、リサイタルなんかでもピアノ演奏をしていましたので、それで、アパートで一人暮らしをしていた私は、デジタルピアノを購入することにして、それで時間があるときは大学内にあるピアノで練習をしていました。でも、結局、アパートでもピアノ練習をしたかったので、アパートにデジタルピアノはありましたけど、生のピアノをレンタルすることにしたんです。 ピアノの練習はやっぱりアパートだとうるさいですけど、でも、昼間とかであれば、大丈夫であることはあります。で、夜はデジタルピアノで我慢する(苦笑) デジタルピアノは、確かに生のピアノとは違いますが、限度はありますけど、夜、練習する分には問題はないと思います。 でも、chorinhoさんの今住んでいるアパートの住人があまりにも文句を言ってくるようだったら、やっぱり引越しをするほうがいいと思いますし、また、今、現在2階とかに住んでいるんだったら、1階に移ることも考えるほうがいいと思います。又、お隣さんで赤ちゃんがいたり、いなかったりでもピアノが弾ける、弾けないがあるので、出来るなら、お隣さんに赤ちゃんがいないアパートに引越しするのが一番かなって思います。 ピアノとデジタルピアノだとやっぱり全然違います。それに、生のピアノを弾いたとき、自分の指から魔法のように奏でるあのピアノの音には感動するものがあります。 デジタルピアノでも、やっぱりうまい、下手がありますから、プロの人が弾くデジタルピアノの演奏はアマチュアの人がデジタルピアノを弾いた演奏とは違うものにはなります。けど、同じ曲をデジタルピアノと生のピアノで弾いた音の違いは、やっぱりはっきりしています。デジタルピアノだと生ピアノと違って、音にやっぱりふくらみがないんです。とにかく、ピアノとデジタルピアノでは全然音の質が違いますので(ピアノのほうが澄んでいる音がします)、ピアノ好きな奥さんがどうしてそういってしまっているのかは理解は出来ます。 ただ、現在はデジタルピアノでも高性能な物も出てきていますから、そういったピアノで少し我慢してもらって、それで、ピアノがおけるアパート、マンション、または一戸建ての家に引越しをしてから、ピアノを購入してみてもいいかもしれません。又は、ピアノを購入するのではなく、レンタルするという手もあります^^

chorinho
質問者

お礼

回答どうもありがとうございます。とても参考になりました。やはりクラシックピアノをやっていた人にとってデジタルピアノを弾くということは決して代替手段ではなくて、「我慢して弾く」ということになるのですね。この点ははっきりと理解できました。妻が音楽的に満足できるためにはデジタルピアノだけでは無理だという結論になりそうですね。彼女がピアノを弾くのは問題ないですし、自分もそういう環境でやることにも異論はないのですが(出来れば自分も加わりたいですけど。自分は全ジャンルに対して寛容な人間を目指しています)、いかんせん自分が今やっている環境に彼女がどれだけ合わせられるかということに解決の手段を求めています。携帯できるキーボードをがないとどうしても無理なもので・・・しばらくは別々にやるしかないですね。

回答No.4

あくまで一意見ということで・・・ 私はアマチュアで、弦楽器はいくつかの楽器を自己満足レベルで弾けるのですがピアノは独学に近く、人前では演奏できないレベルです。今、家にある鍵盤楽器は150年前の年代物の生ピアノ(アップライト)と電子ピアノです。よく触るのは圧倒的に電子ピアノの方です。 生ピアノの良さは、表現力の豊かさでしょう。演奏者がある程度のレベルの人なら、これは譲れないところだと思います。鍵盤から指に伝わる弦の振動なんかも快感の一要素だと思います。 しかし、私としては、生ピアノは温度変化などの外的環境によるピッチの変化の方がどうしても気になります。部屋の温度を一年中ある程度一定に保つのは、環境負荷も高いですし、自分で調律する技術はないし、調律を頻繁に依頼するコストも負担できません。 この辺りは私の知り合いのプロ(ソリストとして一応ピアノだけで飯を食っている、そこそこ知られた人)も同意見です。さらにその人の言を借りれば、演奏家によって音が変わるというのは演奏家の思い込みによるものが強い。電子鍵盤のヴェロシティ(ご存知のように電子鍵盤は鍵盤が下がる速度を感知して音量と倍音構成を変化させるのが一般的です)が256段階で足りないなどという演奏家は世界にいてもせいぜい10人ではないか。それが証拠に、自分が弾く単音の最小音量から徐々にタッチを強くしていって最高音量になるまで何段階あるか試しに数えてみるとよい。アマチュアで50段階を超える人はまず皆無に近いであろう。ピアノ自体にしても、演奏家によって明確かつ客観的に音が変わるといえるのはベーゼンドルファーなど一部の最高器に限られるであろう。自分も自宅練習では電子ピアノを使っている、ただし生ピアノとは別の楽器であることは否めないから割り切りは必要、とのことでした。 また、20数年前ですが、Kurtzweilというシンセサイザーメーカーが作った電子ピアノが一世風靡した際、その発表の席でSteinwayとの比較が行われ、プロの演奏家やオーディオの専門家を含めたブラインドテストで音の差を認識できた聴衆は殆どいなかったという話も聞いたことがあります。 それから、長年アコースティック楽器に慣れ親しんでいて思い入れの深い人には、電子楽器を毛嫌いする人も多いので、そういう方を説得する場合は生ピアノと電子ピアノの「近さ」を強調するよりも、「全然別の楽器と割り切る」考え方もあるよと言ってあげた方がいい場合もあるかもしれません。 >生ピアノのCDを聴いたところで 所詮は電子音に変換されているわけですから。 全く同感です。生じゃないと許せないというレベルで会話するなら、家でCDを聴くのも堪えられないはず。生の演奏会でしか音楽を聴かない、というなら別ですが。 ただ、再生環境を最良のものにする努力はしたほうがいいんじゃないかとは思います。 そういえば、Pat Methenyもインタビューの中で「俺はアコースティックギター命なんだ」みたいな人に限ってライヴになると「マイクはどこだ?」なんて言うんだよ。みたいなことを言ってました。アコースティック命なら何故電気信号に置き換えるのにそんなに躍起になるのだ、と。 あくまで一意見ということで・・・

chorinho
質問者

お礼

回答ありがとうございます。自分ととても考えの近い意見をいただき、励まされました。エレクトリック派はアコースティックなものに対する嫌悪感はないのですが、アコースティック一本の人は決まって、電子音を毛嫌いしますね。すべては自然現象を利用した音なのに・・・これは今回に限らず自分の音楽人生の中で常に直面してきた問題でした。確かにデジタルピアノはピアノとは別の楽器なんだという認識は絶対必要ですね。何はともあれ、知識の不足というものが誤解の最大の原因だと思います。いわゆる食わず嫌いにならず、一般に支持されている音楽また楽器にはそれぞれうまみがある、ということも音楽に携わる人は知るよう努めるべきですね。あといつも感じることですが、デジタルピアノのスピーカーと生ピアノの響板を比較するのもどうかと思います。再生方法に気を配れば、デジタルでもカーツウェルの実験のようなことは可能なのでしょうね。とにかく彼女にはいろいろな音楽体験をこれからもさせてゆきたいと思います。

  • tukuyomi
  • ベストアンサー率40% (31/77)
回答No.2

No.1です。 奥様のお気持ちを第一に考えると、ピアノのおける環境に引っ越すのが一番なんでしょうね。 すぐに引っ越せないなら、引っ越せるまではピアノを貸してくれるスタジオ・施設やピアノ教室で弾く、とか。 あとは、楽器屋さんで、ピアノと同じような感覚で弾けるデジタルピアノがないかどうか聞くくらいでしょうか(もう聞かれたかもしれませんが)。 良い解決法が見つかると良いのですが><

chorinho
質問者

お礼

引き続き私どもに親身になってくださり感謝です。おっしゃるとおり、自分も「一度スタジオで思いっきり弾いてみたら?」とは言ってみたことはあるのですが、ブランクがあるからなのか、あまり乗り気になってもらえませんでした。 昨年の秋に知人たちとジャズのセッションをした時スタジオにアップライトピアノがあったのでそれを弾いたとき、「やっぱりピアノだとうまく弾ける」といっていました。とはいえ、自分は場所を選ばずどこでも演るスタイルでやってますので、楽器が携帯できるということが必須なのです。それゆえ自分としてはピアノとは別にキーボード類の演奏もなれてほしいのが本音です。でもこれを読んで一度ピアノのあるスタジオで試してみたほうがよいと思いましたので、チャレンジしてみます。

  • tukuyomi
  • ベストアンサー率40% (31/77)
回答No.1

こんにちは。 ピアノをやめて以来、家にピアノはあるものの、音の大きさが気になって、最近はデジタルピアノを弾いてます。 両者の違いは、まず鍵盤の重さが違う点。 デジタルピアノの鍵盤は軽すぎて、オモチャをさわってるみたいで、慣れてしまうとピアノを弾くのが辛くなりそうだなぁと思いました。 >「誰が弾いても同じ音がするのでつまらない」   これ、同感です。 ピアノ演奏の際、弾き方によって、感情のこもり方が違うんです。 優しい音色や激しい音色、その人の持ち味が、デジタルピアノでは生かされない気がします。 ただ、質問者様の現状では、何とか説得してデジタルピアノで我慢してもらうのが一番良いのでは・・と思いました。 ピアノを設置できる状況でも、ご近所への音の迷惑など考え出すと、防音室も必要になってきますしねぇ。 以上、ご参考になれば幸いです。

chorinho
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 やはりデジタルでは限界があるんですね。 ピアノの表現力を超えた電子楽器が 出るまで難しいようですね。 我慢してまでやって貰うのも本人には気の毒ですし、 こちら側の士気にも影響しますので、 どうしたらいいんでしょうね。 ま、とりあえず説得を続けてみます。