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借入金の条件変更について
自営業者です、運転資金の返済が売上の減収でしんどくなっています、返済の条件変更を考えていますが、何か得策があれば教えていただきたいのですが、ちなみに借入先は国民生活金庫で4口あります。
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ご存じのことと思いますが、返済の条件変更にはねばり強い交渉が必要です。一度設定した契約条件を変更・緩和してもらうわけですから、説得力のある説明を行えるよう準備しておかなければなりません。相手も多忙ですから、何度も時間をとってもらえるとは限りません。一度の説明で条件変更の手続きまで持っていけるのが理想です。 そのためには「現状及び今後2年間の資金繰状況がわかる資料(資金繰表など)」と「今後の経営(事業)計画及び利益計画書」などの具体的資料を持参し、真剣に交渉することが肝要です。今後の計画書には、経営方針の改善策(売上増加、固定費削減)を盛り込み、納得してもらう説明資料とすべきでしょう。 「現状の返済能力はこれだけしかありませんが、できるかぎり返済につとめ、また今後は経営改善できるよう精一杯努力します」という姿勢を見せなければなりません。 さて、現状の返済能力、つまり長期借入金の返済財源は「純利益(税引後)と減価償却費」です。この額が年間でどのくらい、また月に換算してどのくらいになるのでしょうか。それが元金返済財源であり、この範囲内でしか返せないはずです。そして今の利益状況にとどまり抜本的な対策を講じなければ、長期借入金を完済するのに何年くらい要するのか、当然のことながらまず把握しておく必要があります。当面(通常2年間(経営体質改善のための努力期間)くらい)は、上記で把握した以内の返済(利益償還可能範囲)にとどめてもらうよう借入先に対し交渉しましょう。 なお、返済条件緩和の申し入れを行い、それが受理された場合、きちんと変更契約の手続きをとってもらうようきちんと確認しておきましょう。また、場合によっては、返済条件の緩和に応ずる条件として、担保や保証人の追加を求めることがありますが、安易に応じないことです。 こうして当面の返済軽減の手立てが講じられれば、資金繰の苦労からある程度解放されますので、あとは本気で前記計画書の計画遂行、経営の抜本的改革に取組むことです。 今までのご経営は従来と同規模の利益が得られることを前提とされていると思いますので、売り上げが減収になり運転資金が苦しくなってきた場合、資金の調達と合わせて、根本的に経営の見直しの必要があると思います。少し時間をとって下記項目をひとつづつ分析し、改善の方策についてご検討をおすすめします。 ・売上原価が過大 ・経費過大 ・自己資金不足 ・在庫増大 ・過大な設備投資 ・売上債権(受取手形、売掛金)の増加 下記にご参考になりそうなサイトを紹介します。 「資金繰りとキャッシュフロー」 http://www.iodata.co.jp/sohot/brush/money/money4_1.htm 資金繰りについての解説が丁寧です。 「経営の友」 http://florasoho.hitachi.co.jp/seminar/shikinguri2.html#EE 様々なリスクを豊富な警告メッセージで知らせ、的確な経営判断を支援するソフト。便利です。 以上、ご参考になれば幸いです。--a_a
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- oct10
- ベストアンサー率50% (1/2)
金融機関サイドからの話をします。 まず、条件変更を認めてもらった場合、次回の与信は期待しないことです。お金が返せない人に貸す人はいません。 まず、どうしたら変更してもらわなくても返せるか、出来る限り考えましょう。親類からの借入による整理、不動産などの処分による負債整理、やるだけ赤字の仕事なら廃業するのもひとつの方向性ではあります。 また、今はどのくらい返済が進んでいる段階なのでしょうか。与信直後であれば難しい。預貯金はたいて口数を減らすくらいの誠意は見せましょう。 これは交渉事ですので、自分の言い分だけでは通りません。元金の据え置きはむずかしい。保証人の追加、担保の追加も必要に応じてやらなくてはいけません。交渉決裂して、支払が滞れば大変なのはあなたです。 資金収支がたとえマイナスでもまわっていくのが「金融」です。大変でしょうが頑張って早く返し終わればいいんです。
お礼
ありがとうございました、大変参考になりました。 また改めてこちらの資金繰りの取り組みに甘さがあった事を反省しております、初めての質問でしたので回答に不安でしたが、親切な回答に満足しております、これからご回答を参考にして経営の改善に取り組みます、また何かありましたらよろしくご指導お願い致します。 御礼が遅れて申し訳ありませんでした。