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最高裁での審理に時間がかかるのは何故ですか?
最高裁で判決が出される場合、判決が出るまでに最低1年、長いと5年以上かかるようですが、そんなに長く時間がかかるのは何故ですか? 限られた数の判事で審理しなければならないとしても、調査が必要なものを除き、考えて結論が変わるような性格のものじゃないと思うのですが・・・。 どなたかご存知の方教えて下さい。宜しくお願いいたします。
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- nep0707
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なお、平成15年度版司法統計年報の上告審訴訟・審理期間別のデータによれば、 民事・行政訴訟の 上告=総数2283件中1986件が1年以内 上告受理=総数2420件中2039件が1年以内 (もっとも、上告事件と上告受理事件はそのほとんどが重なっているんで あまり別々にカウントする意味はないかもしれません) 特別上告=総数35のすべてが3月以内 刑事訴訟の上告審受理から終局まで 総数2783件中2569件が1年以内 となっています。 1年以上かかる上告審って、ほとんどどころか圧倒的にレアだと思います。 ちなみに上告審終局形態の圧倒的多数は上告理由が無いことによる棄却・不受理決定なので、 No.1でされている回答も一理ついているのは間違いないでしょう。
- lyosha2002
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最高裁判所のwebサイトで公表されている司法統計年報等の資料をご覧になると参考になるかと思いますが、 最高裁判所には年間に数千件もの上告がなされています。 しかしながら、その大半は弁護士先生が一生懸命屁理屈をこじつけたものの、最高裁判所にかかれば上告の理由にあたらない等で一発で門前払いされるようなものです。 そのようなクズのような上告が大量に持ち込まれ、これを処理しないわけにもいかないために、肝心の事件の審理が遅延するのが今日の我が国の裁判制度の問題点ともされています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >そのようなクズのような上告が大量に持ち込まれ、これを処理しないわけにもいかないために、肝心の事件の審理が遅延するのが今日の我が国の裁判制度の問題点ともされています。 それは上告理由が憲法違反か理由不備・齟齬に限定されているためで、上告受理するかどうかは最高裁が決めれるため「最高裁が判断するのに適切でない」とされる事件はすべて適法に「上告受理しない」の一文で棄却できるからでしょう。 事件の内容が最高裁が判断するに値するかどうかは一見して判断できる性格のものだと思います。そして門前払いされる事件は「三行判決」の雛形どおりのが出てくるだけですから、起案の時間もまったくかかりませんよね。 それよりも、なぜ最高裁でまともに審理される事件が長期間かかっているのかが疑問なんです。くずのような事件を事務処理するのに最高裁判事が多大な時間を費やしていることが直接の原因には思えないもので・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。 >民事・行政訴訟の >上告=総数2283件中1986件が1年以内 >上告受理=総数2420件中2039件が1年以内 これは、実質的に門前払いされるいわゆる3行判決が上告審で95%以上を占めているからじゃないのでしょうか。 3行判決はテンプレートどおりに当事者に郵送されるだけなので時間はかかりません。 >1年以上かかる上告審って、ほとんどどころか圧倒的にレアだと思います。 それをいうなら、1年以上かかる上告審がレアというより、三行判決で門前払いされない上告審がレアだと思うのです。 私が疑問なのは、逆転するにしろ原審どおりの判断にしろ、まともに審理される数少ない上告事件について、なぜ最高裁の審理がそれほど長期間かかるのだろうということなのです。 むしろ最高裁が判決として何らかの判断を示している判決で半年以内に出されている例を私は知りません。