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日本の裁判はどうして長いの?
大きな社会事件でも、裁判になればまず地裁、高裁、その後に最高裁で争われて最終結審というのが一般的なパターンですよね。 でも最高裁の判決が出るまでに何十年もかかると、よく批判されますよね。 たしか田中角栄・元総理の事件など、あまりに長くかかるものだから最高裁の判決が出るまでに本人が他界してしまったはずですよね。 それとオーム事件の麻原被告についても、去年やっと地裁の判決が出たとか。 たしか麻原逮捕が平成7年のはずだから、地裁の判決がでるまでに何と9年もの時間が必要だったわけです。 単純計算でいくと最高裁の判決が出るまで、あと20年近くかかる計算になりますよね。 その他にも民事訴訟でも何十年もかかっている事件も数多くあるように聞いています。 日本の裁判はどうしてこんなに長くかかるのでしょうか? 裁判所が足りない? 裁判件数が多すぎる? 裁判官など法曹専門家の数が足りない? 裁判官に証拠や証言の信憑性を審理する能力が不足している? 無能? 早く判決を出すと、「値打ちがない」 とか 「拙速」 とか思われる風潮があるので、ワザと時間を掛けて裁判をする習慣がある? 自分で考えられるのはこんなところなんですが、実際に日本の裁判が長い理由はなんでしょうか? それと日本のように裁判が長期化する国がありましたら、併せて教えて下さい。
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一般的に言われているのは、裁判官の数・弁護士の数が少ないということで、このことが理由の一つであることには間違いありません。重大事件の判決に時間がかるのはある程度やむを得ませんが、社会的に見て重大事件でない場合も長時間かかっているように思います。これが問題かと思います。 刑事事件は判りませんが、民事の場合(聞くところでは)ですと、裁判管や弁護士の都合でスケジュールが全てがきまるので、審理に長時間を要します。裁判が始まる前に、審理する期日がスケジュール化されていればいいのですが、審理する当日に次回の審理日を決めます。その際、多くの訴訟事件を扱っている裁判官・弁護士の都合がつく日になるので、審理日の間が2~3ヶ月もあきます。すなわち、運がよければ年6回、運が悪ければ年3回しか審理日がありません。これには困っている当事者(依頼者)の都合はあまり反映されません。このようなペースだと、簡単な民事事件でも一審が結審するまで2~3年かかります。その頃には、訴訟事件そのものが色褪せてきます。当事者には困った問題ですし証言者の記憶も薄れてきます。 現在の、インターネットやワープロの時代には、このようなペースの裁判は一般の人の生活には合いません。基本的には、日本社会では、訴訟を起こすなというシステムになっているように思います。このようなことができるのも、この世界は、司法試験合格者の独占社会だからです。外部の第三者が口を出せない仕組みになっています。 もしかりに外国人の弁護士が、日本の裁判に参入したり、裁判官・弁護士の数を増やして競争を激化させれば、現状を改善しないと生活できなくなるので改善されると期待しています。 ある新聞に書いてありましたが、日本の裁判官は、「白黒の決着を着けると言うより和解」を目指しており、アメリカの弁護士は「白黒の結果・結論」を目指しているそうです。社会システム・文化の違いかも知れません。依頼者(一般人)としては、短期間に第三者の裁判官の判断を仰ごうとするのですが、システムがそのようになっていません。弁護士・裁判官の人数が増えて、この世界も競争社会になれば依頼者に取ってメリットが出てくるかと思います。
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- r-chang
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日本の裁判はなぜ長いか。その前に、日本の裁判は本当に長いのか、考えてみる必要があります。 法務省か最高裁かの統計を見ると、ほとんどの裁判はとくに長くありません。多くの刑事事件は1回結審、次回判決です。一審の場合1回で判決も珍しくありません。 一部に、長くかかる裁判があるのです。 世間の目をひく事件で、ものすごく長くかかったものを例に引き、「日本の裁判は長い」とマスコミはいいつのり、自民党と法務省、最高裁が「司法改革」をやろうとしている、そういう構図かと思います。 たとえば、刑事裁判では、警察・検察が手持ちの証拠を全部開示すれば、審理は公正で早くなるでしょう。 無罪を示す証拠を隠すことは現在合法であり、そこを弁護士がなんとかしようとして裁判が長引くことが、けっこうあります。 しかしそのような改善は、「司法改革」とやらには含まれないようです。
お礼
有難うございました。 日本の裁判は実際には長くないんですか ・・ でも公害関連の裁判なんて数十年以上も前の事件でやっと判決が出た、という記事を読んだ事があるのですが、その間、ほとんどの被害者は高齢のため生存しておらず、その子供たちが原告を引き継いで、何と2世代に渡る裁判になっているようです。 たとえ一部の事件にせよ、こんな時間がかかる裁判が世界中にあるのかなと素朴な印象を受けました。 日本の法律関係者は恥ずかしいと思わないのか? と思っています。 「日本は法治国家」 というフレーズがありますが、こんなに判決が出るのに時間がかかるのだったら、法律なんて日本では何の意味もないように思いますね。 全く機能していないというか ・・ 公害問題に限らず新聞を読んでいて 「今頃やっと判決が出たけど、意味あるのかな?」 と感じる裁判も多いように思うのですが ・・
- fukudon
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疑問の各点はまったく同感です。 いくらなんでも酷すぎると真剣に取り組んだら、絶対に改善されると 思いますよ。 人権とか公平とか、あらゆる方面に気を使った事なかれで、目先を 過ごすことを優先させていては、このまま長期化は間違いなく続きます。 オームの様に事がハッキリしているケースは右左で済ませれば良いと 思うのですが、現状では松本が老衰で去るまで続くでしょうな。 いい加減な状態に、貴重な時間や神経を使わぬ方が良いと思いますよ。
お礼
有難うございました。 オームの松本被告の件では地裁の死刑判決が出ましたが、控訴され今は高裁に移っているはずです。 そこで判決が出てもどうせまた控訴して、今度は最高裁へという 「儀式」 が延々と続くわけですよね。 控訴、控訴の連鎖というか ・・ 考えれば大きな社会事件の場合、実際には地裁や高裁の判決なんて何の意味もないわけで、「それなら最初から最高裁でやれよ」 というツッコミを入れたくなりますよね。 仮に最高裁で死刑判決が出ても、実際にはその後も何回も 「再審」 とかいって、延々とやるわけですよね。 この分でいくと、松本被告に対する最終の判決が出るのは、彼が生きている間に出るかどうか ・・・ 世界史で 「100戦争」 という戦争がヨーロッパであったそうですが、日本の場合は 「100年裁判」 というの存在しそうです。
やっぱり裁判官の数が絶対数少ない事が大きいと思います。 弁護士の数に比べると、圧倒的に少ないです。 それですから、当然受け持つ審理の数も多くなります。 その審理を処理するのに相当数の時間が掛かります。 これらの悪循環が起きていて、一件の審理に時間が掛かるのでしょう。 だからと言うわけではないですが、それで裁判員制度が出来たのかと疑りたくしなります。
お礼
有難うございました。 やはり裁判官の数自体が不足しているから裁判が遅いんでしょうねえ。 となると、法務省の怠慢という結論になりそうですね。
公平性を重視するからです。 裁判では、原告、被告、その他の人々が、自らの正当性を訴えようと必死になります。 ですが裁判官だって神ではないので、それらの人々の言うことを完全に把握し、そして「完璧に公平」な判断を下すというわけにはいきません。 どこかで「誤差」がでます。 なので、その誤差を少なくするために、物凄い莫大な手順を踏まなければならず、それがゆえに時間がかかるのです。 不公平でよけりゃ、いくらでもスピードアップできますよ。
お礼
有難うございました。 公平性や正確性を求めるから裁判が遅くなるんですねえ。 そう考えると、日本の裁判は世界で一番正確で、誤審なんて存在しない国のように思えるんですが ・・ 逆に判決が出るのが早い国の裁判は間違いだらけとか ・・・
お礼
有難うございました。 ジックリと読ませて頂きました。 やはり裁判官や検事、それに弁護士の数が不足しているのが原因のようですね。 日本の裁判が長くかかるのは、丁寧に審理するのが原因ではなく、単に彼らのスケジュールの都合で審理が延びるためだったんですねえ。 とすると、単純に考えれば人数が2倍になれば、判決も2倍早くでるという結論になるのでしょうねえ。 法律専門家の人数を増やそうとしなかった法務省や日弁連に全面的な責任があるという事になるように感じました。