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ISP以降のネットワークはどうなっているのですか?

ADSLの速度ってNTTとの距離に依存するではありませんか。そこでこんな疑問がわきました。ISP同士がつながってWWWができるわけですよね。ではISP同士はどういった回線でつながっているのでしょうか。実は、光世界中のISPがつながっているのでしょうか。アメリカと日本でADSL接続した日には間違えなく速度0になると思うのです。距離に依存せず、かつADSL50よりも全然速い接続方法って、光以外にあるのですか?WWWの性質上、このISP以降の回線ってダイアルアップ時代からあったわけですよね?すごく不思議です。

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回答No.3

もともと、日本でインターネットが構築され始めた当初、ほとんどの研究機関・大学(当初はISPなど日本にはありませんでした)を結んでいた回線は64k・128kの専用線でした。 NTTは、ハイ・スピード・ディジタル専用線(HSD)という回線を提供していましたが(今でもあります)、これはISDNによく似た通信回線でした(違いは、ダイアルによって相手に接続するのではなく、固定料金であらかじめ決められた相手と接続する)。 http://www.ntt-east.co.jp/senyo/service/service2.html 当時のインターネット利用環境は2400bpsモデム、9600bpsモデムといったものでしたし、利用者が今と比較すると極めて少なかったため、これでもまだ十分だったのです。また、距離についてはISDN同様、何kmでも接続可能でしたので、日本中の研究機関をリンクすることが可能でした。 その後、Windows95が普及し始めた時代、商用ISPが日本でも続々誕生しました。この頃にはISP間を繋ぐ回線は光ファイバーとなり、規格としてはFDDIなどの100MのLAN回線、あるいは~6MのHSD、~135MのATM、~150MのSONET(SDH)などが主流となります。全て、高度に信頼性を高めた企業用のバックボーン回線で、今のADSLと比べるとそれほど高速だとは思えないかも知れませんが、機器の値段も回線の値段も数百万~数千万に及びました。ただ、使われていた光ファイバーは今のBフレッツ用のと実はそんなにかわらないものです。 http://www.ntt-east.co.jp/senyo/service/service7.html 今、各家庭にまでMbpsクラスの高速回線が普及した時代となりました。今では、ISPを結ぶ回線の多くは家庭内LANでも使っているイーサネットの亜種となりました。もちろん家庭内LANとは異なりほとんどが光ファイバーを使います。通信速度は、家庭内LANが100Mのファーストイーサネットなのに対し、ISP間を繋ぐ回線は1G~10G程度のギガビットイーサネット規格を使うことがほとんどです。また、長距離を飛ばすときには、SONET(SDH)規格の高速専用回線も用いられます。速度は622M、2.4G、9.6Gなどが次々と用いられるようになっています。 http://www.ntt.com/gigaway/index.html いずれの回線も、ADSLのように距離に依存したりするようなことはなく(どうしても光が減衰するような距離の時には増幅器を挟んで光をブーストします)、また信頼性も家庭用ADSLより何桁も高い回線です。当然、そのコストはADSLなどとは比べものにならないほど高いですが…。

pinkcream69
質問者

お礼

なるほど、よくわかりました。 ネットワークっておもしろいですね。

その他の回答 (2)

  • o_tooru
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回答No.2

おはようございます、疑問はつきませんね。 さてご質問の件ですが、ADSLではごく労なさった様子ですね。ご存じのようにインターネットの世界ではADSLは後発の技術です。電話の音声回線の一部にデーターを乗せてやりとりするという、トリッキーな規格です。 NTTとしてもISDNの次は光ファイバーにしたかったのですが、当時はコストがかかりすぎ、あれこれしている家に外国からADSLという技術が入ってきて否応なく対応せざるを得ませんでした。 ISPとISPの接続に関してですが、下記のサイトが詳しいです。インターネットの性質上どこか1回線でも他のISPと接続していれば、コネクションは成立しますが、回線が混雑してきますと実用的ではありません。そのために、IX(インターネットエクスチェンジ)というインターネット上の接続点を作って、そこへISPは光ファイバーでつなげています。 光ファイバーは高速、かつ減衰率が低いので距離を稼げます。ただ、日米などの長距離ですと、さすがに減衰しますので途中で増幅器を一定の距離を置いています。 http://www.jpix.co.jp/jp/techncal/network.html http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/yougo/2004/12/09/

pinkcream69
質問者

お礼

お礼が遅れて申し訳ありません。 こういったことってあまり本に書いてないですよね。 非常におもしろい話でした。 ありがとうございます。

  • mid_kazwo
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回答No.1

確かに強引な言い方をすれば、世界中のISP同士を繋げたネットワークがインターネットです。 # 勿論、繋がっているのはISPだけじゃありません 繋げ方はADSLみたいな方法じゃなくて、IP(インターネットプロトコル)という、まさにインターネットを作るための方法です。 今あなたのPCがADSLでインターネットに繋がっているなら、ADSLモデムとPCをLANケーブルというコネクタが大きな電話線みたいな線で繋いでいませんか?(無線LANの様に線が見えないかも知れませんが) このADSLモデムとPCの接続に使う方法と、インターネットのネットワーク同士の接続に使う方法が、まぁ殆ど一緒です。

参考URL:
http://yougo.ascii24.com/gh/09/000989.html