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腎臓での再吸収量の計算

イヌリン(キクイモの根茎に含まれる多糖類)は、すべてがボーマン嚢へろ過され、採尿管ではまったく再吸収されない。イヌリンを人工的に血しょうに加え、その濃縮率を調べたところ120であった。いま、1時間に100mlの尿が排出されたとすると、その間に再吸収された液体の量は何mlか。 原尿量=尿量*イヌリンの濃縮率=100*120=12000[ml]。再吸収量=原尿量-尿量=12000-100=11900[ml]。 この濃縮率の意味が、よくわからないんです。「率」というからには、何かの割合で0から100の値をとるんだろうと思っていたら、120だし・・・ どういう定義なんでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • Noy
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回答No.1

一応、濃縮率の定義は、 「その物質の血漿中濃度」分の「ある物質の尿中濃度」 です。 よくわからなかったら、例えば尿素を考えてみてください。今、血漿中に0.3mg/ml、尿中に20.0mg/mlあると考えてください。で、それぞれ血漿、尿をそれぞれ1mlずつ取り出したと考えてみてください。 血液中の水分、糖、尿素、無機塩類などはボーマン嚢にろ過されて原尿になり、有用な物質は腎細管で再吸収されます。つまり、0.3mlの血漿が再吸収により、20.0mlに「濃縮」されたのです。では濃縮”率”は?20.0/0.3=66.7 これは、「その物質の血漿中濃度」分の「ある物質の尿中濃度」となっていますね。 で、イヌリンですが、これも同じに考えればいいです。質問文で、「細尿管(「採尿管」は誤り)ではまったく再吸収されない」と書いていますね。つまり、これの濃縮率を求めることにより、腎臓でこしだされる液量や再吸収される液量がわかるのです。血漿中のイヌリン濃度を0.1mg/ml、尿中濃度を12.0mg/mlとおくと、濃縮率は120となります。つまり、 >尿量=尿量*イヌリンの濃縮率=100*120=12000[ml]。再吸収量=原尿量-尿量=12000-100=11900[ml]。 となります。 乱文でごめんなさい。判らないところがあれば聞いてください。

msndance
質問者

お礼

そうすると、ここで言っている血漿中の濃度は、原尿中の濃度と同じと考えていいわけですよね。 いきなり問題中に濃縮率という用語が出てきたのでびっくりしました。 ありがとうございました。