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座右の書
みなさんがいつも身近において、何度となく繰り返し見ている・・という書籍を教えてください。 今のところ私は、「松任谷由実 五七五選集」と「アインシュタイン150の言葉」という本を折に触れ広げています。 どちらも色あせてきて、よれよれになってきていますので、みなさんのご回答を参考に、新しい「座右の書」を見つけたく思います。 わがままを言いますが、どのページから広げても数行読むだけでイメージが膨らみ、想像の世界へ連れてってくれるようなのがいいですね。♪ できれば出張の際にも連れて行きたいので、難しくなくて小ぶりの本が嬉しいです。 よろしくお願いいたします。
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う~ん、座右の書であって手軽で小ぶりというとになると ・「最新俳句歳時記」(春・夏・秋・冬・新年の五冊本)山本健吉編 くらいしか思い浮かばないんですが、いつも身近に置いて繰り返し見ているほどの勉強家でもないし、 このさい、座右であることをとっぱらい、出張の友ともなりうる点にのみ勝手に絞らせていただいて(^_^;)、 ・「ふらんす小咄大全」河盛好蔵編訳 ちくま文庫 はいかが。授業の息抜きにフランスの小咄をすることを思い立ち、ネタ集めする間にたまったものがこの一冊なのだそうです。さすがはかつての名物教授。一話一話は短いですし、どこから開いて読んでも差し支えありませんが、つや話が多く(さすがフランス)パターンもある程度決まっていますので、その意味では退屈かも。 ということで、もう一点。 ・「人間最後の言葉」クロード・アヴリーヌ、河盛好蔵訳 ちくま文庫 前半が、やや詳しく150の最後の言葉。後半が数行づつ600の最後の言葉。西欧の人たちが中心ですが、東洋また本邦の画家のものも収録されています。ちょいと紹介しますと、 息子であるネロの命令で暗殺されたアグリッピナの、自分の腹を指し示しながら「ここを打て!」という慙愧の叫び。 「日曜日に死ねて嬉しいわ。月曜日は憂鬱ですもの」とエレガンスにのたもうたフランスの女優さん。 鼻眼鏡をひっかけてまっすぐ前を見つめながら「ちきしょう、なんて美しいんだ!」と呟いた愛すべき作家シャルル=ルイ・フィリップ。 暗殺に遭い「やられた」なんて間抜けなのか素直なのかよくわからない人物たち(収録するほうもするほうか?)。 それぞれの人物たちの最後の言葉に触発されること多いのではないでしょうか。 落語の速記本もいいかもしれませんね。
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- sangatsuusagi
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リチャード・バックの 「イリュージョン」はお読みになられましたか? 「かもめのジョナサン」を著した方です。 私の本棚にある本で ご要望に一番添えるものだと思いましたので。 集英社の文庫で出ています。 もちろん、「かもめのジョナサン」も とても良い本ですよ。 愛読書に加えていただければうれしいです。
お礼
「かもめのジョナサン」は昔、読みましたねー。 でも、読んだという記憶があるだけで、内容は記憶にありません。(^_^;) 不思議な何かつかみ所がないような・・・そんな思いだけが残ってます。 たぶん今読み返せば、また当時とは違った感慨が広がるのでしょう。 「イリュージョン」これは知りませんでした。 またしてもネットで探してみました。 ********** 自由に生きるためには 退屈と戦う必要がある 退屈を殺して灰にしてしまうか 退屈に殺されて家具になるか 激しく根気のいる戦いである *********** こんな言葉が見つかりました。 なるほど、自由っていうもののやっかいな面をうまく言い表していますね。 【 Illusion 】の世界、興味が出てきました。 でも、イリュージョンといえば「不思議の国のアリス」も近いような・・。 三月うさぎさん、ありがとうございました。(^_-)/~
- thing
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座右の積読書(近くに置いておくだけ)なら何冊かあるのですけど。(^_^;) 座右の書で、数ページ読むだけでイメージが膨らむとなると縁遠い話になるのですが、 カフカとかボルヘスの短編集なんかでしたら、数ページ読むごとに イメージの豊饒さにめぐり合えそうな気がします。(わたしには難関ですけど(T_T)) が、このような本を出張のお供に選ぶには、ちょっとばかり勇気がいりますね。 そこであまり肩のこらない本で、以前機会が有るごとにちょこちょこ読んでいた 寺田寅彦の随筆集なんかはいかがなものでしょうか。 ご存知のように漱石の書生をされていた物理学者ですが、この隋筆集には 専門的なことよりは、家族のこととか、日常生活、旅行のことなどに 費やされています。 たとえば「どんぐり」ではいまは亡き妻の遺児である子供とどんぐりを拾っているとき、 身重の妻と同じ場所でどんぐりをひろった過去を思い出してくる・・というような話です。 物理学者でありながら、物理学の未来に否定的だったこの方の お人柄がよく表れている本だと思います。 青空文庫でもかなりの随筆が紹介されてますので、もしよろしければ 一度閲覧さればいかがでしょうか。 別に昔はよかったというつもりはないのですが、 こういった先生の授業を一度は体験したかったなあ、と思います。 余談なのですがユーミンがお好きなようですね。もちろん今でもファンは多いのでしょうけど 荒井由美の初期の頃の歌詞はなんかいいですよね。 夢にくるまった少女だったのでしょうか。 いまでも印象に残っているのが「海を見ていた午後」にある ~ソーダ水のなかを貨物船が通る~です。 こんなフレーズは、ちょっと彼女しか書けないような気がしますし 一生のうちでもわずかな期間のような感じがします。 寺田寅彦 「寺田寅彦随筆集」岩波文庫
お礼
みなさんからお答えをいただくうちに、自分の浅学さを情けなく思い始めております。 寺田寅彦。またしても聞いたことはあるぞ。 早速ネットでプロフィールを拝見。物理学者にして随筆家でもあり俳句も詠む。しかも油絵、水彩画も描きチェロ、バイオリンなどを奏でる。 漱石の門弟に、こんな多才にして有能な人もいたんですねー。♪ それにしても興味をそそられる人物です。 とても良いサイトも紹介いただきました。 ※いくら著作権切れで見放題といっても、何かやましいような気も~。 いつか近いうちに寺田寅彦を通じてユーミンとアインシュタインの共通点を探ってみようと思います。(^_^;) またしてもあの句を思い出してしまった。 ◇ネットを飛ぶ花束はたらく日常を残し thingさんの花束♪、確かに頂戴しました。ありがとうございました!。
- froron
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新潮社から文庫で発売されている 「チップス先生 さようなら」(ヒルトン著) が友です。 ボロボロになってしまって、4回程買い直しました。 老教師の物語です。 確か、映画化もされていたと思います。 演じた方はピーター・オトウールという方で ラストエンペラーでも教師役を演じています。
お礼
>ボロボロになってしまって、4回程買い直しました・・・ チップス先生もさぞや喜ばれていることでしょう。 そうですか、チップス先生は(あのアラビアのロレンス!の)名優ピーター・オトゥールが演じてたんですね。 正直言いますと、この物語題名だけは知ってましたが、内容は全く知りませんでした。 ネットで探して映画のあらすじを見ましたが、とても良い物語のようですね。 19世紀後半のイングランドにも興味があります。 ご回答ありがとうございました。(小説より先に、ビデオを見よう ぉぃ)
- fukudon
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繰り返して読む本の中から日本人の本質を理解できるような気がするし、内容も面白く読みやすいと思っているものを文庫本から。 「西園寺公望」上下 豊田 譲 著 新潮文庫「海の史劇」・「ポーツマスの旗」 吉村 昭 著 新潮文庫 何かのはずみでも良いから読んでもらえると嬉しいのですが…多分、難しいでしょうね。若い人に歴史を知ってもらうことについては、まったく弱気になっています。
お礼
本来はご紹介いただいたような(私にとっては)硬派の本が、「座右の書」と云うのかもしれませんね。 ただ、いかんせんこの類の読み物には慣れていないもので、ページを開く前に「読むぞー」という心構えを要したりします。 一度読み始めればそうでもないのかもしれませんが、とっつきやすくて読みやすいものをとついつい考えてしまいます。 でも、明治~大正~昭和という激動の時代の物語を正面から読んでみたいという気持ちもあります。 いつか近いうちに、時間にも気持ちにも余裕が出来たときを見計らって教えていただいた本を手に取ってみたいと思います。 ご回答ありがとうございました。参考になりました。
雰囲気から子供の本でよいかしら。 Arthur Ransome,"pigeon Post"(1936), Puffin book. ISBN 0 14 03.c0393 6(割れているので良く読み取れず) >数行読むだけでイメージが膨らみ 政府の「なんとか5ヵ年計画」あたりはどうでしょうか。ただ.霞ヶ関文法を理解できないと意味がわからないですが。
お礼
アーサーランサム。たしか、少年少女向けの冒険(絵本)作家でしたよね。 ツバメシリーズは私も遠い昔に目にしたように思います。 ただ、出張の友としては少し照れますよね。 でも、時には童心に還ってというのも良いかも知れません。 ありがとうございました。
- gammo194
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ちょっと毛色が違います(&甘めです)が、昔買っていまだに持っている詩集、2册です。銀色夏生の優しい詩と、静謐な風景のコラージュ。ふと、若かった頃の自分に引き戻されるような気がします。 以下、Amazonのレビュー 「微笑みながら消えていく」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048832492/qid=1110379764/sr=1-59/ref=sr_1_2_59/250-9668049-4042650 「君のそばで会おう」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041673070/ref=pd_sim_dp_1/250-9668049-4042650
お礼
銀色夏生さん、ん~、いいですね。♪ いまのところ、歌詞ぐらいしか知らないのですが。(^_^;) 写真詩集ですか。こうゆうのは、やはり立ち読みや借りてくるのではなく、自分のモノとして持っていたいですね。 ただひとつ心配は、熱しやすいという私の性格上、ハマってしまって読みまくり~買いまくりになってしまわないかと言うことです。(^_^;) 自分だけの時間に美味しい珈琲でも飲みながら(間違っても焼酎ではなく)、静かにページを捲ってみたいですね。 最初の方からとても良い本を紹介いただきました。ありがとうございました。
お礼
>「人間最後の言葉」クロード・アヴリーヌ もうこれだけでも、この質問の値打ちがあったといえます。 ネットでこの本の内容を少し調べてみました。 ◆死を感じたある夫人の一言。食事中だった彼女が最後に言った言葉は、 「早くデザートを持ってきて!」 ◆ そして、銃殺の直前、ネイ元帥はこう言った。 「兵士諸君。私はフランス人だ。私はフランス人がどのように死ぬか教えよう。射撃の命令を受けたらまっすぐに心臓を狙え。命令を待て。最後に諸君らに告げる。私は死刑宣告に対し抗議する。私は百度フランスの為に戦ったが、一度としてフランスに反逆したことはない。」 格調高く告げると、ネイは12名の銃殺隊の前で胸を張った。1名が外し、11発の弾丸がその胸に命中した。 ※私がその12人の兵士の中の一人だったとしたら、涙で銃口を曇らせた一人でありたいです。 でも「最期」ではなく「最後」を使ったこの本のタイトルには何か意味があるのでしょうか。 ※※なお、他の2冊については、私自身が「歳時記」であり、「こばなし」だと思っていますので、必要なさそうです。(ぉぃ) ありがとうございました!。