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植物の組織培養に用いる植物ホルモンについて
植物の葉、根からカルスを形成する時のホルモンについてですが、オーキシンやサイトカイニンにもいくつか種類があり、どれを組み合わせればよいかわかりません。2,4-DとNAAの働きの違い、BAとカイネチンの働きの違いを教えてください。
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ホルモンに関してですが、昔私がやっていたときはNAAでカルス誘導および発根誘導、2,4-Dでカルス継代をしていました。BAとカイネチンの使い分けは口伝によるでした(イネです)。おそらくどの組み合わせでも適当な濃度加えれば脱分化はします。 脱分化はあまり細かいことを気にせずにやることです。条件をふるために、10も20も条件検討するのは賢明とはいえません。5段階くらい…何なら3でも、条件をふって無理なら素材をかえる方が賢明です(ただし脱分化させて培養細胞ラインを作るという目的でなければ)。 脱分化は細分化と違って非常に起こりやすいイベントなので、文献二つほど読んで適当にやっても上手く行きます。再分化は試行錯誤と忍耐が必要です。私はギシギシという変な植物の脱分化もやりましたが適当にやって上手く行きました。
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- kokichi
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カビ対策ですが…カビがついているから発生するわけですので、 無菌栽培植物体の葉を使う。これが一番有効です。 間違いなく上手く行きます。 ほかには、切片を小さくする。 次亜素の濃度をあげる、消毒時間を延ばす。 滅菌前にエタノールで数回洗浄する。 などありますが、無菌個体を上回る有効手段にはならないと思われます。
お礼
ありがとうございます!! 無菌栽培植物は得られないので、消毒のほうで試してみようと思います。どうもありがとうございました。
- 12345abcde
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植物によって、組み合わせにも差があるようなので、試行錯誤してみるか、過去の報告を検索してみてはどうでしょうか。 ちなみに、ニンニクのカルス形成に関するホームページには、このような記載がありました。 「2,4-DはNAAよりも低濃度で、カルスの誘導及び生育に効果が認められる。また、不定芽形成には2,4-D、不定根形成にはNAAが有効である 。」 ただし、専門書等で情報の正しさを確認してください。 カイネチンは実際に植物に含まれているホルモン、BAはカイネチン用物質です。 植物内のサイトカイニン量の増加は、BAの方が高いようです。
お礼
どうもありがとうございます。参考になりました。 植物によってもカルス形成のためのホルモンのバランスが違うようですので試行錯誤してみようかと思います。
お礼
ありがとうございます。参考になります。 現在は、NAAとBAの濃度を変えて植物の葉から培養を行っています。ところで、植物の組織から培養する場合、殺菌消毒してもどうしてもカビが発生してしまいます。なにか良いコツがあれば教えてください。