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イオン移動度について
今仕事で、ホウ素のイオン移動度について調べたいのですが、なかなか資料がありません。 また、イオンのモル伝導率とイオン移動度は、関係がありますか?わかっている数値では、大小の傾向が同じだったので。。。 化学便覧という本にモル伝導率が掲載されているそうなので、それから大体の数値がわかるかな?と思っています。
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- K38
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イオンのモル伝導率とイオン移動度についてですが、大小の傾向が同じとのことなので、関係があるのではないか?と思って調べてみました。 極限モル伝導率(濃度→0の極限、つまりイオンが無限に離れていて相互作用しない状態)λと、イオンの移動度uについて、λ=zuFが成り立つそうです。 (zは電荷、Fはファラデー定数) 極限モル伝導率λとモル伝導率Λの関係は、 強電解質の場合Λ=λーk√Cであり(kは定数)、 弱電解質の場合Λ=αλ(αは電解度) なので、大小の傾向は同じになりますね。
この件については素人なので注意だけ。 気体や固体あるいはイオン性流体などのイオン伝導体では「イオン移動度」が定義できます。 水溶液などの場合電極の表面に電気二重層ができてしまい溶液内では一般に電場は無く、イオンによる伝導は拡散律速です。このためモル伝導率は電圧に依存しない数値です。(単位Sm^-1≡Ω^-1*m^-1) 一方「イオン移動度」は電場の定義できる媒体の中でのイオンの単位電場あたりの速度を言います。(単位m^2*V^-1*s^-1)参照URL http://www1.e-pisco.jp/dictionary/mean.asp?id=102 siokei様がホウ素のどの様な形のイオンを考えておられるのか分かりませんが、「イオン移動度」と「モル伝導率」の間に無理に関係をつけるのは難しいと思います。 化学便覧は4冊に分かれており、大部です。基礎編が2004年版、上下で\56,700(定価、税込み)応用編は2003年版、上下で\57,750(同)。大学、研究所、大きな図書館にあります。なお手軽な「理科年表」も役に立つと思います、ちなみに第78冊(平成17年版)\1,470。 イオンに限ると「分析化学便覧」(日本分析化学会)、「電気化学便覧」(電気化学会)の方が役立つかも知れません。
補足
詳しい回答有難うございます。 ホウ素は土中に存在しているものです。 参考資料についても細かく記入していただき 有難うございます。探しに行って見ます。
お礼
有難うございます。 大小くらいの傾向はつかめそうですね。 ただ、ホウ素のモル伝導率、移動度どちらもわからないので、比べようがありません。。。
補足
今日化学便覧を知り合いから借りたのですが、水溶液中のイオン極限モル伝導率の表には、ホウ素は記載されていませんでした。そもそもホウ素はイオン化しないのでしょうか?化学知識がほとんど無いので、困っています。ホウ素は地中でどのような形態で存在するのか?固体か液体かもわかりません。どなたかご存知の方いらっしゃいませんか。