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緒方貞子さんについて
国連難民高等弁務官を努めた緒方貞子さんについて、具体的にどういう貢献をしたのですか?少し調べてみたのですが、経歴などを取り上げているサイトはあるのですが、内容について知りたいので、ご存知の方教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
私も緒方貞子氏個人についてはあまり詳しく知っているわけではないのですが、 難民キャンプ体験のワークショップをはじめたのは緒方さんの功績じゃなかったかと思います。 その他にも高等弁務官としての緒方氏個人ではなくUNHCR全体の一般的な仕事としては、 (1)国際条約の締結と批准の促進 (2)難民の自主的本国帰還のための支援 (3)一次庇護国と第三国での定住支援 (4)難民受入国政府の監視と支援 (5)緊急時の物的援助(インド洋津波でも活動していたと思います) (6)難民キャンプの設営管理 (7)難民に対する衣食住の提供、医療・衛生活動、学校や診療所など社会基盤の整備、就業/教育支援などの自立支援 (8)各国政府(特にドナー国)との連携・連絡 (9)他の国際機関(例えばUNICEF,UNDP,OHCHR等)や国連の理事会、NGOとの連携・連絡 (10)広報・教育活動 等、それに関わる様々な事務活動が挙げられると思います。 それとこれは高等弁務官を辞めた後のことだったと思うのですが、 紛争と暴力に起因する安全の欠如、「人間の安全保障」と開発に関する研究とそれに関連する協議を行なう「人間の安全保障委員会」で、前高等弁務官としてUNHCR他国際機関との共同作業に一役買った功績、議長としてアマルティア・セン氏と共に委員のまとめ役を果たした功績もあると思います。 「人間の安全保障委員会」も日本政府が発案したものですし、日本の国連外交にも一役買っていらっしゃるような気がします。 あと学生団体である模擬国連委員会の設立を呼びかけたのは緒方貞子氏だし、上智大学の教授として活躍するなど、教育方面の貢献も大きいような気がします。 JICAの理事長になってからのことはあまり知らないのですが、学生に対する教育活動は続けていらっしゃるようです。 またUNHCRのHPで、"Sadako"で検索すると558件もヒットします^^ ヒットした項目をざっと見てみると、最近では「UNHCRの顔」「国際公務員の長老」としての役割が大きかったのかなと思います。 興味があったら調べてみてください。 ご参考までに。
お礼
ありがとうございました。具体的なURLも教えて頂き、早速探すことができました。