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日本の書道は非漢字人にどのように受け止められているか?
アルファベットのような表音文字を使っている人の文化の中にはカリグラフィーというものがありますが、日本の書道はカリグラフィーに興味をもっている人にどのように感じられるものなのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
西洋やアラビア語のカリグラフィーは、レタリング技術の一種で、自由な創造性、個性、即興性を含めた作品性を競う漢字圏の書道は全くそれとは別のものだと思います。漢字圏の書道は、墨のかすれ方や字の崩れ方、筆の勢いや流れまで味わい、一つの作品として同じものの無い芸術ですが、カリグラフィーにそういう要素はほとんど無いようです。(たとえば、カリグラフィーは、決まった字形を描くために何度もなぞってもいいわけで。) 非漢字圏の人で、東洋の書道に関心を持つ人は、文学よりもグラフィックな芸術性を感じることが多く、文字の意味に関心を持つ場合「禅」とか「東洋思想」を読み込もうとする人が多いと思います。 なお、東洋の書道は、日本の文化というより、中国で生まれた文化です。もちろん、日本の文化の一部となり、かな書道もあるわけですが、起源は中国ですね。
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noname#27172
回答No.2
フランス人は「書道」を高く評価しているようです。 ↓のサイトの冒頭を訳してみました。 中国の書法は まるで 文明の歴史における エキゾチックで珍しい花のようである。それは 東洋文明の貴重な真珠である。図形的な見地では それは絵画とも似通っている。というのは 様々な種類の形を通して 感動を呼び起こすことができる。抽象的な見地では それは音楽と似ている。それは 調和の取れたリズムとメロディーを表現できるからである。最後に、実用的な見地では それは書き言葉である。
質問者
お礼
訳していただいて、ありがとうございました。フランス語は読めませんが,一応参照させていただきます。
お礼
ご丁寧なご教示をありがとうございました。