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コンデンサの「リプル」とは?
お世話になります。 コンデンサの規格を見ると「リプル電流」という言葉が出てきますが、そもそもこの「リプル」とはどういった意味なのでしょうか? わかりやすくお教えいただければ助かります。 宜しくお願いします。
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誠に僭越で恐縮ですが・・・ >つまり電源電圧変動を抑えるために、コンデンサが蓄えていた電流をどれだけ放出できるかという性能を示すものと理解してよいのでしょうか? これは、全く逆の方向に理解が行っていると思いますので、あえて書き込みさせていただきます。 電気の世界では、「ripple:脈動電流」としています。 例えば50Hzを両波整流して得られた電源からは、100Hzの脈流電流(リプル)が平滑回路のコンデンサに流れ込みます。 (交流電流は、ダイオードで整流しただけでは「脈流」であり、コンデンサを通って初めて、平らな「DC」になることにご留意ください) コンデンサにとってはこの脈動電流は負荷になります。 コンデンサ自体には、「ESR:等価直列抵抗」という特性があります。 これが、脈流電流によってジュール熱を発生し、場合によっては、コンデンサが破壊されることがあるからです。 電解コンデンサは、特にこのESRが大きいので、熱破壊を防止するために、「リプル耐量」を規定する必要があり、これを表示することになっています。 「リプル電流の大きい方が性能がよい」というのは、「耐量=許容量」、が大きいということなのです。 コンデンサには「定格電圧」というのがありますが、これと同じようなもの、と考えてもらってもよいかと思います。 (タンタルコンは電解コンデンサの一種であるが、ESRが小さいという特長がある) メーカーサイトの資料です。1-2に「リプル電流が大きいと、コンデンサの等価直列抵抗分(ESR)によって自己発熱(ジュール熱)によって破壊する」という説明があります。 http://www.chemi-con.co.jp/support/chuui/C02.html メーカーサイトの資料ですが、上記よりももう少し詳しく書いてあります。 http://www.rubycon.co.jp/notes/alumi_pdfs/Life.pdf なお、「tanδ=誘電損失係数」も交流特性のひとつですが、ESRが低周波で問題にされるのに対し、tanδは高周波での特性を表すものと考えられます。
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- yamaichiro
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ripple(波)です。 コンデンサは、負荷に流れる電流が一定でない時、 電源の電圧変動を押さえるために、電流を補う平滑 役として働きます。 なので、コンデンサは充電・放電を繰り返しますが、 このときの電流の耐量がリプル電流として規定され ています。 当然、リプル電流の大きい方が性能がよい、という ことになります。また、コンデンサの性能の指標に は、等価直列抵抗(Equivalent Series Resistance: ESR)があり(tanδでも表せる)、これは抵抗ですから、 低い方がよいということになります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 つまり電源電圧変動を抑えるために、コンデンサが蓄えていた電流をどれだけ放出できるかという性能を示すものと理解してよいのでしょうか。 そのリプル電流の大小はコンデンサの何によって決まるものなのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 ご紹介いただいたサイトは大変参考になりました。