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記憶の構造を考える(バカ⇔天才)
こんにちは。お世話になります。 先日、友人と脳の記憶の仕組みについて討論しておりました。 世の中モノを覚えるという時に、 1、読んで覚える 2、書いて覚える 3、聞いて覚える の3通りがあると思います。 しかし、私は口は喋り、手は書く事ができるので記憶の補助に繋がると思うですが、耳で聞くと言う「聞いて覚える」というのが、本当に効くとは思えません。 記憶の構造上、聞くというのは記憶する上で補助的な役割を本当に担う事ができるのでしょうか。 専門の方、聞いて覚える事ができた・できなかったという方、またご意見をお持ちの方のお話を聞ければと思います。 お忙しい中恐縮ですがよろしくお願い致します。
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簡単に言えば、耳による記憶とは「感性=右脳=直観」 による記憶で、書いて覚える記憶とは「理性=左脳=表層意識」による記憶です。 理性派(男性に多い)はどうしても活字にたよる傾向があるので耳に頼る記憶法 には不安が残るのですが、もともと感性側にたよる 女性は 英会話や発音など簡単にマスターしてしまいます。 それはこの理由によります。 たとえば英語の歌など、理性の発達していない子供や 女の子など耳から聞いて あっさり覚えてしまうとか、これと同じ例は周囲に いくらでもあると思います。 したがって理性の方に傾いた人間(もう一度言いますが、男性が多い)が 耳による記憶を発達させたり、耳による認識能力を 発達させたりするためには、いったん理性の働きが ゼロである状態に自分を追いこむ必要があります。 たとえば「眠って覚えるxxxx」などのミラクル記憶機器などは、 ベースにこの理論があるはずです。(眠り浅いノンレム 睡眠時に直接右脳に記憶を叩き込むとか・・・) ただ、こういう機器は一概に高価なのでおすすめできません。 私の体験では、たとえば英語をマスターする場合、 ウォークマンに 簡単なラジオ番組などを録音しておき、それを散歩しながらとか 寝ながらとかして繰り返し聞き、無意識に直接インプットすることが一番効果が あったようです。
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- kigurumi
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記憶は大きくわけて短期記憶と長期記憶があったと思います。 短期記憶は電話番号を横で言われて、それを口で言うようなときに使う記憶。 数十秒後には忘れていい記憶。 今回のは長期記憶ですが、長期記憶には 意味記憶、手続き記憶、エピソード記憶というのがあったと思います。 タモリが目隠しをして「1番 バナナ」「2番 ニクソン」「3番 ジョージタウン」と横で100読み上げられたのを全部順番を間違えず、言い当てられるのは、どれに分類されるのか ちょっとわからないのですが、耳だから音 ではなくて 確かエピソード記憶をしていたと思います。 例えば「さるが にんにく くって ジョー ダウン」みたいに記憶していっていたような。 手で書いた方が覚えるのは、今回音感を記憶するのではなく、手が書くことで手続き記憶を利用していることと、書くためには集中しなればならないので集中力を使っていること。漢字を書くことで、「右書いて あれ?点いったっけ?」などエピソードも入ってくるから、手で書いて覚えるのは3つ使っていることになるのかな? ただし 音だと年代を覚える時 役にたちますよね。 歌を覚えるような感じ。 ふじさんろくにおおむなく~ とか 意味になってないけど 音で覚える。 あ、これタモリ方式の記憶術だ。
お礼
記憶にも色々と種類があるのですね。 始めて知りました。 また、記憶のエピソードの数々とても興味深く拝読しました。 手で書く事の利点、なるほどと納得させられました。 ありがとうございました。
- U-more
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学習というのはある意味、スポーツと似た面があるかと思います。 何度も繰り返し練習し、体で覚えるとしっかり身につく。 という点は似ている部分の大きな特徴の一つだと思います。 聞くことも聴覚を使うことであり、体で覚える一つの重要な要素だと思います。 読んだ事がある、見た事がある、書いた事がある、聞いた事がある、 という感覚の記憶が思い出すときのきっかけになるわけです。 でも単純に聞くだけではそれほど有効な役割とはならないと思います。 他の感覚も使ったり、繰り返したり、他に頭に深く刻みこむ作業が必要です。 読んだり聞いたりしたときのイメージを手繰り寄せて 思い出すことも出来るのだと思います。 記憶力のいい人は、ストレートに思い出せなくても、 思い出すきっかけの引き出しがたくさんある人だと言えるでしょう。 「読んで覚える」事も口を動かすというだけでなく、 口で出した言葉を自分で聞いているわけですし、 そういう意味では「読んで覚える」事も「聞いて覚える」事の一部だと言えます。 聴覚での記憶の例をあげると、 赤ちゃんが言葉を覚えるのは、 耳からの記憶がかなり大きな割合を占めているでしょう。 また、うろ覚えの歌詞などが途中の部分が思い出せなくても、 最初から口ずさんでみると、最後までスッーと出てきたり、 CM等の曲や画面のイメージが頭に浮かびやすいのも聴覚の働きが大きいと思います。 (もちろん、聴覚だけでなく、視覚や繰り返しという要素もありますが)
お礼
とても分かりやすく答えて頂きありがとうございます。 記憶というものの真髄に触れてさせて頂いた思いです。 赤ちゃんや歌詞の例、とても分かりやすく共感できました。
- tochanx
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確実にいえるのは、あなたには「聞いて覚える」というやり方は効果が薄いということです。 記憶力とは一定のものではなく、感情のように波があります。感情は自信とも言い換えられるでしょう。 あなたが「聞いて覚える」という方法に実感が持てないのには恐らく経験に基づいた理由があるはずです。それは「聞いて覚える」やり方の効果のほどはともかく、そのやり方で覚えることに対してあまり自信をもてないということなのです。 自信がなければ吸収力は桁違いです。また、自信とはバックグラウンドの知識とも結びつくものです。ある分野の勉強をする際、初期の学習は非常に効率が悪いですが、学習が進み、基礎を固めるに従って理解率や記憶率が格段に跳ね上がります。これは受け皿である脳がその分野に特化したともいえるかもしれませんが、これだって一種の自信です。 ちなみに私は、やはり耳での記憶は読み書きよりも劣ると思います。理由は以下です。 一般人が記憶する作業を最も多く行うのは、一般に学生時代だと思われますが、その授業風景や家庭での自主学習を思い起こせばよいと思います。それらでは「聞いて覚える」ことよりも「書いたり読んだりして覚える」ことの方が重視されていたはずです。これにより我々には経験則として勉強とは読み書きという図式が染み付いてしまっているのです。また読み書きよりも発声の方がコストが高いことは皮膚感覚で理解できるでしょう。日本は地形上の理由から住宅が密集していることが多いです。また、日本民族の性質として声を発することが恥というような文化が根付いています。これらの要因が日常での発声による学習を妨げています。これも耳による学習が記憶に定着しない一因かもしれません。 あとこれは妄想ですが、耳の存在意義が変わってきているのではないか思います。人間の体の部品というのはそれぞれ用途が複数定義されていますよね。もっとも使い道が多いのは表面的には手でしょう。その他の部品にしても多くは一つが複数の役割を兼ねるのが当然です。しかしこと耳という器官に限っては事情が異なってきているのではないかと思います。耳の役割とはもちろん聞くことなのですが、元来なら、聞くことは理解や記憶と密接に関連していたものでした。昔であれば人の口からもたらされる情報というのは本当に価値のあるものだったのでしょう。しかし現代のようにやたらにハウツー本の類等、日々の生活に必要な知識が人の口意外の伝達方法で伝えられる以上、もはや聞くことと理解や記憶を結びつける必要がなくなってきているのではないかと考えられます。 私は口により発声される言語というのを実はあまり好きではありません。言語としては共通した骨組みを持っていても、声帯や滑舌の差異等によりそこからもたらされる情報は非常に曖昧で不安定です。電話という音声だけを切り取ったコミュニケーションにおいて、絶えず聞き違えや問い直しが生じるのはこの証左です。こんな不安定なやり方(口によるコミュニケーション)を採用したのはもちろんそれなりに理由があるのでしょうが、その理由にしろ現代ではもはや意味をなくしているのではないでしょうか。 ちょっと話がずれましたが、長文失礼いたしました。 何かの参考になれば幸いです。
お礼
なるほどと読みふけさせて頂きました。 歴史や文化にまで触れて頂き、大変興味あふれる内容でした。 耳の存在意義のお話に、口によるコミュニケーションのお話、とても為になりました。 参考にさせて頂きます。 ありがとうございました。
お礼
理性と完成のお話、非常に納得できました。 そして、その対処法まで教えてくださるとは、ただただ感謝申し上げます。 男性と女性でそこまで違いがあったとは、驚きです。 ありがとうございました。