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季節の移り変わりを詠む俳句
俳句では季重なりを禁止していますが,二つ以上の季節にまたがっている対象を俳句に詠む方法というのはあるのでしょうか?叉そのような実例がありましたら教えていただければと思います。
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今日は! 季重なりと二つ以上の季節にまたがると言うことは少 し意味合いが違うと存じます。季が重なると言うより季語が重なると申しあげたほうが解りやすいかと思います。 雪(冬)乗せて冴ゆる(冬)埠頭に船凍る(冬) といった具合のものが季重りなりと申せましょうか。 従いまして二つ以上の季節に跨ると言う事と季重りとは、根本的に意味合いが違うようです。 二つ以上の季節をひとつの作に表現するとなると 例えば 冬と春を同時に表現することですから、季重りとは申しません。季重なりは例句のようなもをの指します。 また、二つ以上の季節に跨っている対象の意味合い が、よく分からないのですが、春と夏に跨る対象があ るとしましても、俳句の形式を取りますと必ずどちら か一方にウェイトが懸かりますから、ウェイトの懸か った方の対象季節となりましょう。俳句と言う形式は ご承知のように連句の立句にその源を秘めておりまして、例えどんな俳句形式をとリましても、あなた 様の季節を重んじる立場の場合からしますと、そのような方法は残念ながら現在見当たりません。 ご参考までに。この問題をもっとお知りに成りたければ、 阿部纂人「俳句」ー四合目からの出発ー が好著です。
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自由律俳句というものもあるようですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%BE%8B%E4%BF%B3%E5%8F%A5
補足
いわゆる古典的なものでそのような工夫をしたものがあるのだろうかと考えました。
お礼
ご丁寧にご教示いただきまことに有難うございます。勉強させていただきます。