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ギターのチューニングについて。
ギターのチューニング方法は実音チューニングとハーモニクス音チューニングの2種類ありますが、これについて疑問があります。 僕は普段、音を出したまま両手が自由に使えるハーモニクスでチューニングをしているのですが、その後実音チューニングを試してみると、厳密に同じ音にはなっておらず、少しディチューンしたような(ピッチが微妙にずれている、ただし音のうねりは聞こえない)音が出ます。 逆に、実音でチューニングしてからハーモニクスを出してみると、こちらもやはりピッチが微妙にずれています(こちらの場合は、音のうねりがハッキリ聞こえます) これは何故なのでしょうか? そしてチューニングはどっちの方法がより良いのでしょうか? もう1つ質問があります。オクターブチューニングについてです。 オクターブチューニングをしてみると、1弦の狂いが酷く、12fで実音を鳴らしただけで、音がかなりうねります。 オクターブチューニングは、ブリッジの駒を動かすことによって調節できると聞いたのでやってみましたが、限界まで駒を近づけても、遠ざけても改善されませんでした。 元々2万円の安物ギターだから、と片付けられてしまうかもしれませんが、これはもうどうしようもないのでしょうか?
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- ichi-pei
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これほど回答があるとだいぶ混乱するでしょう? ここで少し交通整理したいと思います。 (そう言う私が一番いけないんですが・・・) まずギターの音程(ピッチ)には2つの領域があると考えて下さい。 ひとつは開放弦の音程で、もうひとつはフレットに押弦した音程です。 しかしながら開放弦はペグを回して音程が変えられるのに対して、 フレットは位置を変える訳には行かないので、押弦によって僅かに 音程が高くなった分を、別な部分で補正することになります。 それを世間ではオクターブチューニングと呼んでいるようです。 ただこれは問題が無い訳ではなくて、12フレットでの音程だけに 固執していると、例えば5フレットで少しズレる事もありがちで、 開放弦を含む全フレットの音程を揃えることは、非常に困難です。 そこで例えば、5フレット付近の音程に注意したブリッジ調整をすると、 これで押弦した音程の精度が良くなるのですから、ハーモニクスとの 誤差は、ある程度は狭まることになります。 この誤差が取れていないと、ハーモニクスでチューニングをしても、 taku17さんのジレンマは収まらないという訳です。 とりあえずこれでいかがでしょうか?
- rot-N
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レスポールだと、駒の可動範囲が狭いので、大変ですね。まず、購入した楽器店にいって、オクターブを合わせて貰いましょう。 私は、最高に音を歪ませて、5、6弦だと両方の弦の7フレットのハーモニクス、3弦から5弦は両方の弦の12フレットのハーモニクス、1弦の解放音と5弦の7フレットのハーモニクス、1弦、2弦は両方の解放音で合わせます。 チューニングメーターも、私の使っているような安物だと、10フレットあたりで5度の和音でウネリが出るので、あまり信用しません。
- ichi-pei
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ご苦労さまです。No.10&No.6です。 まず12fに関しては頂点の部分が減っていれば、弦との接点が曖昧になってピッチが不安定になりますし、さらに高音側のフレットと弦がわずかに触れている可能性もありそうです。この部分は擦り合わせと整形をしないと直らないでしょう。 押弦によってチョーキングされる問題は、実際にそれがあるからブリッジの位置を調整をする必要があるのです。実はフレットの位置というのは理論的な「弦高ゼロ&弦太ゼロ」を基準にしているので、そこに弦高と弦の太さが加わるとピッチは高くなるため、わずかにブリッジを遠ざけることでこれを補正しているのです。ですから押弦というのは、調律的な観点では立派なチョーキングと言えるでしょう。 また「実際の演奏に即したもの」についても、どんな優秀なチューナーを使って「開放弦」を合わせたところで、押弦したら音痴では本末転倒ですね? つまりハーモニクスを使ったチューニングが先立ってしまうと、押弦のピッチは無視されたも同然で実用にはなりません。 チューナーがあれば、不便ですが押弦しながら(たとえば5フレット)チューニングしてみて下さい。こうすると開放弦以外のピッチは意外に良くなっているはずです。所詮ギターの調整というのは、押弦と開放弦の音程差のズレをできるだけ少なくすることにあるのです。 と、ここまで書いて考えてみますと、あなたのギターをリペアショップで直してもらうには、フレットの擦り合わせだけで1万円前後の費用が掛かると思いますので、それだけの意味があるかどうか、ちょっと考えてみて下さい。補足があればどうぞ。
- ichi-pei
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No.6です。少し時間が取れたのでオクターブ云々についても書いてみましょう。 >1弦の狂いが酷く、12fで実音を鳴らしただけで・・・とありますが、これだけでナニが問題か推測するのは難しいです、が、仮にチューナーを使ってもコマの移動量で調整が取り切れないケースであれば、弦とナットの溝の「接点」に問題があるかもしれません。 溝の形状で問題になるのは、弦との接点が溝のブリッジ側ギリギリに寄っていないケースで、これが少しでもヘッド側に寄っていると弦長(スケール)が長くなって、フレットとの位置関係がメチャクチャになり、オクターブ調整そのものが成立しなくなります。 という訳で、チューナーをお持ちでなければ、ひとつ用意される事を勧めます。(補足待ってますヨ!)
- shunten
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#8です。 音階の種類を単純に2種類と書きましたが、音階の持つ矛盾を解決する方法には色々なアプローチがあって、下に書いた「うなり何回」の取り方と取る場所には何種類かあります。ここでは主要な話題ではありませんが、間違いは間違いですから訂正いたします。
お礼
言い忘れてしまいましたが、平均律などの解説もありがとうございました。 今の僕には少し難しい内容ですが、勉強させて頂きます。
- shunten
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長いギターのキャリアの果てにコントラバスを現在演奏しているものです。 ギターはこれまでに4本(含むラミレス及び注文制作の手工品)使ってきました。 ご質問への回答ですが、弦の問題を別にすれば 1)ネックが反って来た(12フレットあたりの弦高を見れば一目瞭然です) 2)そもそも製作者のフレットの打ち込み方が微妙にずれている 3)純正調の調弦が出来ない以上厳正なチューニングは無理 以上3点の問題だと思います。 1)は演奏の困難を伴いますから直ぐに解ります。先ずこれは調整が無理ですからソロを良く弾かれるなら楽器はそのような使用に耐えません。廃棄処分にするか低いポジションを主に使う伴奏用とするかです。 2)これもときどきあることです。楽器を購入する際に開放弦のハーモニックスと12フレットを押さえた音を聴き比べるのは是非しなければならない事です。後でフレットを微妙に違う位置に打ち変える事は先ず不可能だと思います。駒を微妙に調整出来るなら一つの解決方法でしょう。 以上は個々の楽器が抱える材質や製作精度の問題ですが、次は音階そのものが持つ問題点です。 3)について音階には純正調と平均律の2種類があります。 普通、楽器のチューニングは平均律でされます。チェンバロは演奏者が全部の音について一音ごとにチューニングするので、コンサートで例えばト長調の曲だけ演奏するつもりならト長調の純正調にチューニング出来ます。その時他の調の演奏は音がかなり濁るでしょう。でも普通はやはり平均律でチューニングされます。私はチェンバロを持っていてコンサートで何度も演奏して貰いましたがいつも平均律でチューニングしていました。ましてギターも平均律でのチューニングを目指さざるを得ず、従ってうねりのない調弦は不可能です。この音階の理屈については長くなりますから「純正調」でネット検索されることをお薦めします。 一例は http://homepage2.nifty.com/m-nyan/music/ensenble/lessons/lesson2.html です。 平均律でのチューニングも実際は大変難しく、ある音は基準になる音に比べて高い方に調弦し、その違いの程度は一秒間に何回のうねり、という風にします。(私は調律師でないので本を見ながら調弦するのですが) ギターに戻りますが、私は仮にソロをする場合でもチェンバロのように厳密なチューニングをした事がありません。そのような厳密なチューニングに意味があるかどうかも不明です。コントラバスやバイオリンにはフレットが無いので純正調で演奏することが可能になります。しかし今度は曲の流れの中でそのように厳密な音程が取れるかどうかという悲しい現実を抱えています。 ギターチューニングを現実問題として考えるなら6弦全部についてチューニングメーターに合わせるというのが一番楽で正解にちかい解決方法だと思います。 以上お答えになったでしょうか。
お礼
ご丁寧な解説ありがとうございます。 ネックの反りについてですが、ギターはまだ練習中の身で、演奏の困難とか全然分かりません。 ですので、定規が全フレットにあたるように、トラスロッドをいじって、ネックの調整をやってみました。 問題は解決されていませんが。 開放音とハーモニクス音と12f実音を事前に試しておくんですね。 問題になっているギターは何分、ギターを始める為に始めて買ったものなので、当時そのようなことは全く知りませんでした。 今度買うときはやっておきます。 「ギター始める為に買った安物ギターだから、ガタがきたなら新しいのと買い換えればいいじゃないか」とも思えるのですが、せっかく買ったんだから(2万円という学生にとって少なく無い出費をしたんだから)・まだ全然上達してないんだから・もったいない、という気持ちがあるんですよね・・・。 できるならもう少し使っていきたいです。
- HPLC
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もう一つ確認。 シンクロナイズドトレモロユニット等ついたギターではないですよね?
お礼
トレモロは付いていないです。 レスポールタイプのギターです。
- ichi-pei
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なかなか厄介なことに気が付いてしまったようですね? (それだけ上達した証拠です) これにはいくつか原因があると思いますが、まず初めに知っていただきたいのは、ハーモニクスが開放弦のピッチを元に鳴っているのに対し、フレットを押さえた実音とは、そこでの「弦高」に影響を受けてしまうことです。要するに押弦によってわずかに「チョーキング」されてしまうので、実は元から合わなくて当然!?なのです。 しかも工場から出荷されたギターのほとんどは、その後にネックの反りが少しぐらい出てもプレイの支障にならないよう、ナットの溝の深さがほんの少し浅め、つまり1フレットの弦高が理想よりも高めになっていますので、程度の差はともかくギターはそういう物だと理解して頂きたいのです。 チューニングの基準になるピッチは、実際の演奏に即したものでなければ意味がありません(よね?)。だとすれば開放弦のピッチが基準のハーモニクスでは、taku17さんの不満は解消されないと思います。 まだ説明しなければいけないと思うことはあるのですが、とりあえず今はこれで一旦切り上げます。しばらく一緒に考えて参りましょう。
お礼
押弦によってチョーキングされる、と仰られましたが、本当にそれで耳で聞いても分かるぐらいハッキリとした音のズレが生じてしまうのでしょうか? 本当に「わずか」に弦が引っ張られるだけなので、そこまで音がズレるとは考えにくいのですが・・・。 実際の演奏に即したもの、についてですが。 ichi-peiが仰っているのは「ダウンチューニング等のイレギュラーチューニングを使っているのなら、ハーモにクスチューニングでは解決できない」という意味でしょうか? 僕が使っているのは普通のレギュラーチューニングです。
- HPLC
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確認したいのですが、ここでおっしゃっているハーモニクス音と実音のチューニングのズレの問題は (1)1本の弦上の開放音とハーモニクスのズレの事を言っているのでしょうか? (2)ここで言うハーモニクスチューニングというのは1弦~6弦の5フレットと7フレット等のハーモニクスで1~6弦をチューニングした状態を指すのでしょうか? (3)ここで言う実音チューニングというのは1~6弦の5フレット等を押弦した音と下の弦の開放音で合わせる方法で1~6弦をチューニングした状態を指すのでしょうか? (4)上記(2)と(3)を比較すると音程が微妙に違うと言う事? (5)チューニングメーターは使用していないのですよね? 原因として考えられるのは 各弦のオクターブチューニングが出来ていないとか。 (3)のチューニングの時フレットを強く押弦し過ぎてシャープ気味の音になっている。又はネックが順反りで弦高が高いので押弦したときシャープする。又はフレットが減りすぎていて押弦するとフラット気味の音になっている。 ギターの造りがいい加減でフレット音痴になっている。 これぐらいしか思い浮かびませんが。 的外れでしたら無視して下さい。
お礼
(1)開放音とハーモニクス音はズレてません。 (2)(3)(4)はまさに仰るとおりです。 (5)チューナーは使っています。が、それでも微妙は音のズレが聞こえるので、疑問に思いました。 オクターブチューニングは、質問で書いたように、1弦が酷く狂っています。 他は問題ないです。 ギターの作りがいい加減というのは、判断が難しいですが、初心者用の安物ギターなのでありえなくは無いですね・・・。
- lesbrers
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実音チューニングは12平均律で、ハーモニクスチューニングは純正律(に近い調律かな。自信ない)です。 (詳しくは意美音などで検索してみてください) 調律が違うので、構成する音も違ってきます。 純正律は転調できません。 音叉のみでチューニングした場合、Aのキー以外だと和音がおかしくなります。 ので、通常はチューナーを使って合わせる方がいいと思います。 演奏する曲のキー大体いつもいっしょなら、チューナーで合わせて、3度と5度をピタゴラス音律であわせる、という手もあります。 ともかく、調律にはいろいろな種類があり、そのときどきによって使い分けることもある、ただ、普通はチューナーを信じればOKです。
お礼
チューナーは持っていますし使っていますが、それでチューニングしても、実音チューニング時にディチューンして聞こえるので、それでいいのか疑問です。
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お礼
2度に渡る解説どうもありがとうございます。 >1弦の狂いが酷く、12fで実音を鳴らしただけで・・・ というのは、1弦の12f実音を鳴らすだけで、チューニングの合ってない音同士が起こす「音のうねり」が発生してしまうと言うことです。 つまり、12fを押さえて音を出すと、うねった音が出てしまうのです。 また、チューナーを使っても駒の移動量で調節が出来ないというのも仰る通りです。 ナットの溝、についてはちょっと理解が難しいですね。 「弦との接点」とはどこのことでしょうか? お礼も含めた投稿なので、補足ではなくお礼とさせていただきました。