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天皇制は「今」なぜ必要なんでしょうか?(怪しいものではありません)

政治に疎い主婦です(汗)。 敗戦後の政策として天皇制を残しておいたというのは理解できているのですが、「今」天皇制は必要だとみなさんは思われていますか? (敗戦後におけるマッカーサーの政策云々は理解しておりますのでその点はご回答頂かなくて大丈夫です) 「今」天皇制が必要であるという理由を教えてください。 (ちなみに私は右翼だとかそういう人では全然ありません!!単純にわからないので質問させていただいています。)

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回答No.8

 あの、別に天皇制で構いませんよ。歴史的には、確かに左翼が使った用語なのですが、現在は浸透して左翼以外も使っていますし、天皇制の特殊性(天皇が神道の最高神官であり、神道と皇室とを分離する事が事実上不可能である事など)という問題もありますので。ちなみに、右翼の人達は天皇制とは言わず皇室という呼び方をしますが、こちらも一般的ではないですから。  さて、私は必要性を全然感じません。日本の文化や伝統の守護者としての皇室に期待する方もおられますが、現実には、世襲制原理に正当性を与えている問題(国民意識の中に、世襲を是とする古い意識がこびりついている)や神道との関連が不可分であり政教分離と抵触している可能性があるなど、様々な問題を抱えているのが事実です。天皇制廃止派というと、何かと左翼と結び付けて語られがちですが、実際には、宗教関係者だったり、反世襲ということでアメリカ的な競争原理を支持する観点からの反対論など、非左翼系が意外と多いのです。  元々、戦後の一時期は天皇制について活発な議論があったのですが、右翼が度々マスコミを襲撃し、中央公論社の社長宅が右翼少年に襲われる事件(無関係なお手伝いさんが殺されました)を契機にマスコミが萎縮報道をはじめ、天皇制議論は抹殺されてしまいました。国民には天皇制を考える機会と情報が与えられずにきたのです。そして皇室を賛美する報道ばかりが増え、結果的に右翼に利する形となり、今のような天皇制支持率80%時代を迎えたわけです。逆に言えば、今の状態は右翼とそれに屈したマスメディアによって作り出された虚構とも言えます。  必要性を聞かれた際、こうした経緯がある事から、きちんと回答するのは困難でしょう。少なくとも、必要性を感じていない人を説得するのは事実上不可能です。戦後君主政体の国は続々と共和政体に変化し、今や世界に残る君主国は微々たるものです。政治思想も、天皇制を補強するものよりも、共和制を補強するものの方が強固で論理的正当性を持ちます。最早、天皇制を論理的に擁護することは出来ないのです。  アメリカは、戦時には大統領を中心にまとまるそうです。民選元首でも国民統合の象徴足り得る証左であると考えます。大統領制を導入して天皇制を廃止しても、きちんと機能すると思われます。

franche
質問者

お礼

右翼の人って怖いんですねぇ(汗) 確かに日ごろニュースなどを聞いていても「なんでそこまでもちあげるんだ」と思うような言い方をしていて、疑問に思うことが多々あります。 そういうのも一端にはあるんですかね。 この質問をしたら、「あなた馬鹿ですね~、答えはこれでしょ!」って感じで、ぽんっと答えがでてくるのかと思っていたら、なかなか難しいんですね。参考になります。

その他の回答 (14)

  • longmore
  • ベストアンサー率27% (37/135)
回答No.15

>天皇制は必要だとみなさんは思われていますか? 個人的に必要だとは思いません。 ただやめる理由というのもないのが現状の一つではないでしょうか? 外交的にもですし天皇陛下でなくなるということは 私達と同じ立場ということですかね?いきなりそれは難しいでしょう。 あと税金といっても皇族にや宮内庁への支出はたかがしれてるいうのが私の見解です。

  • mailhiro
  • ベストアンサー率23% (32/135)
回答No.14

>天皇制は「今」なぜ必要なんでしょうか? 天皇は初代神武天皇から125代今上天皇(平成天皇)に至る約2600年に渡り皇位継承が続いており、時代により与えられた境遇はさまざまでしたが、「男系による血縁」という点だけは最低限守られ続けて現在に至っています。 あなたが、天皇の歴史や伝統をどこまで承知の上で、「今・やめるべきでは」という疑問を持たれたのかはわかりませんが、 「現在の法律上の地位を剥奪し、一宗教法人とすべき」ということであれば、憲法を改正すれば可能でしょう。この場合、天皇そのものは多くの日本人(民族)の支持を受け続けつつ皇位が継承されていくことに変わりはなく、国権に縛られない分、現在よりももっと自由な活動ができることになると思います。 もしかして「天皇自体をなくす(亡くす)べき」などという恐ろしいことをお考えではないですよね。 それこそ、「怪しい人」になりますよ。

franche
質問者

お礼

えーと、やめるべき!という強いものではなくって、#3の方へのお礼でも書き込みましたが「いてもいなくてもあんまりかわんないなら、税金も浮くしやめたらいいのにね」みたいな主婦の無責任な会話から、ちょっときいてみようと思って質問させて頂いた訳でして… なんだかそれこそ左翼右翼の世界に突入しつつあるのですが、私は純粋に「必要な理由」が知りたいだけです。ちなみに、歴史や伝統はほとんど知りません(汗) ご意見大変参考になりました!

  • M0FUM0FU
  • ベストアンサー率13% (32/235)
回答No.13

やっぱり非常時の求心力としての名家としての効果もあるけど、個人的には日本の宗教観にも一役買っていると思います。 クリスマスと初詣を楽しみ、教会で愛を誓い、仏前でお別れをする良い意味で無茶苦茶な宗教観の不安定な土壌を天皇家の存在が不安定なまま安定させているように思えます。宗教色のないわりに宗教的で、私も含め多くの国民がよくわからなけどなんとなく凄そうと思える存在が日本の中心にいるからこそ、韓国のように歴史のない一つの宗教が国民のほとんどを占めたり、共産圏のように逆に無神論が主流になったり、アメリカのように危険思想のカルトが大量発生したりということが少ないと個人的には思います。 あくまで個人的にですけど。 ついでに 確かに極右は怖いです。私も黒いワゴンが目の前でのんびりと軍歌を流して騒いでいるのを見たら思わず違う道に入ります。 でも爆弾作って破壊工作たくらんでた極左も怖いです。私の伯父は大学生だったころに左派学生の内乱に巻き込まれて怪我したこともあるそうですし。 右左どっちに行ってても怖いのは武力で意見を通そうとする人です。と右側に立っていることを自覚している私は健全な右派の弁護をしておきます。

franche
質問者

お礼

なるほど~。お一人お一人にいろいろと教えていただき本当に勉強になります。 しかし、右翼とか左翼とかの人ってどうしてあんなにつっぱしっているんでしょうかねぇ。

  • netcatme
  • ベストアンサー率20% (76/371)
回答No.12

王政の是非については、第二次世界大戦後、ヨーロッパを中心に議論され尽くされた気がしますが、はっきりした結論は出ていません。(まあ政治事ですからそうでしょう)  基本的には、国政の安定、外交関係の安定などでしょうか。王室外交は戦争回避への影響は大きいそうです。国政の安定については、はっきりした根拠はありませんが、歴史上、王政の方が共和制よりも内乱・戦争等が少なく、特に大戦争とか大内乱・大虐殺は王政崩壊から半世紀以内が多いそうです。  まあ、円満な家族の手本のようなとこですから、家庭崩壊が問題になっている今、ある程度の歯止めになっているのかもしれません。あの問題発言をした皇太子は、ちょっとかっこよかった。

franche
質問者

お礼

へぇ~、知りませんでした。そういうこともあるんですね。 例の発言は、皇太子は本当に雅子さんのこと大事にしてるんだなぁ、と思いましたね。主婦の間でも好感度がアップしました。(笑)

回答No.11

 ははは。  ちょっと用事があったのでまたネットを繋いだのですが、No.9さんに突っ込まれてしまったので説明しておきましょうか。  No.9さんが言うように、アメリカは大統領を中心とした国家です。しかし、その中心には常に国民がいるわけです。あの国は民主原理主義国家とでも呼ぶべき国で、国民の主権者意識がとても強固なんです。たとえ普段はバラバラでも、いざという時に大統領を中心としてまとまるという現象の核になっているわけです。見方を変えれば、アメリカ国民が団結するのは、自由(=自分達の権利)を守る為なのです。  また、これもNo.9さんが言うように、日本の歴史というものをどう捉えるかにつきます。天皇の力は、足利義満が権威もろとも消失させました。義満の生存時、その権威は天皇を完全に凌駕し、武家も公家も義満を仰いでいた史実があります。天皇も譲位を検討していた事実が、その凄さを物語ります。結局、義満が皇位に就く寸前で病死した為に皇室は存続しましたが、その後の衰退ぶりは有名なので説明不要でしょう。その皇室を幕末に担ぎ出して西欧の王家を真似て作り上げたのが、戦前の天皇制度です。わずか130年ほど前に無理に作り出したのですから、なくしても十分やっていけるというのが私の立場です。  歴史を持ち出すとどうしても話が逸れるものですが、物事は自由に変える事が出来るのです。どのような歴史を辿ってきたとしても、それに現在が縛られるとは限りません。変えるのは今を生きる私達の意思に他ならないのです。  最後。政治と宗教の分離が不可能なのは事実ですが、程度問題です。国(宮内庁)は必死に否定しましたが、大嘗祭が神おろしの儀式だというのは、天皇制に興味を少しでも持っている人なら誰もが疑わない事実です。伝聞で申し訳ないですが、大嘗祭とは、天皇に宿る神が、新天皇の体内に入る事によって天皇となる、というものだそうです。また、万世一系の解釈に関しても、血筋ではなく神の系譜だとまで言い切る人がいます。おまけに伊勢神宮の内宮に祭られている天照大神は皇祖ですし、これら事実を考えた場合、皇室と神道との繋がりは、英王室と国教会の比ではありません。天皇制が神道に緩やかながら力と正当性を与えるというのは、こういう事なのです。  とんでもない長文(書いているとどうしても長くなります)と、一日に二度も出現した迷惑ぶりについては謝罪しますが、とにかくこの問題は一筋縄ではいきません。

franche
質問者

お礼

世の中にはほんとうに詳しい人がいるものですねぇ。 何をされている方なんでしょうか、すごいですね! ちょっと難しくって私には理解しきれないところもありますが、一筋縄ではいかないのはわかりました…

  • ssss
  • ベストアンサー率25% (2/8)
回答No.10

天皇は日本に歴史の節目節目に大きくかかわっています。 遡れば、終戦、明治維新、公武合体、南北朝、建武の中興、承久の変、 平安以前は天皇の天下で、まさに日本の「象徴」といえる存在です。 やはり国家を象徴するものは必要で、星条旗に忠誠を誓うしかない国より 恵まれていると感じます。今も、これからも天皇制はあっていいと思います。 理解することはむずかしいかも知れませんが(私も理解できてませんが) 神道の頂点に存在する天皇を多くの国民が崇拝しているのは事実です。 欧州の王室にくらべかなり質素な暮らしぶりで、そこがまた国民に 好感を持たれているのだと思います。 共産党ですら、この国民の意識に抗しきれず天皇制を認めており、 共産党が政権を取ったらあらためて、天皇制の存続について 国民の判断を仰ぐんだそうです。 100億高い!の話がありますが、伝統文化を守るのも宮内庁の仕事で、 例えば長良川の鵜飼の鵜匠は宮内庁の職員です。 ただ宮内庁の弊害は古墳を調査をしない、させない点で、なんと誰の古墳 なのか確定しているのはたった2つだけという説があります。 あの堺の仁徳天皇陵でさえ、調査できないので「らしい」状態です。 イギリスの王室は現在も莫大な財産を持っていますが、日本の皇室は 莫大な財産を国に管理されていて、自由になる財産はほとんどありません。 あの成田空港も、もとはといえば御料牧場でした。 私見ですが、最も反天皇なのは右翼だと思っています。 「天皇は軽々しくものをいってはいけない」だとか、あんた何様状態です。 2.26事件将校の「君側の奸を討つ」というのは反天皇そのもので、 天皇の怒りは当然でした。

franche
質問者

お礼

昔ならわかるんですよねぇ、「天皇ばんざーい」みたいなこと言っていたあのころなら求心力もあったでしょうし、崇拝もされていたんでしょうが、今の世代の人はどうでしょう。少なくとも私の周りには、皇族の方々の名前もわからない人がほとんどですから(汗) 宮内庁が伝統文化を守っているのは知りませんでした。それはがんばってほしいです。 自由になるお金がないのに、紀宮さんがお嫁に行くのに1億くらい持っていくんですよね…すごいなぁ、皇族って…。

  • fujishiro
  • ベストアンサー率28% (162/574)
回答No.9

役に立っているかたっていないかで議論すればそんなの少なくとも100憶使うだけの価値なんてありませんよ(笑。 要は、日本の歴史というものをどう捉えるかです。 基本的に日本は一時期を除いて祭事を天皇、政事を摂政・関白、将軍という分担で行ってきました。 政治というのは時代が移り変わるごとによって人も制度も変わってきましたが、祭事というというのは非常にゆったりとした流れでしか変化してこない、(外来のものはもちろんあるけども)日本の文化というものの代表です。祭事=宗教じゃないかという文句言う人もいるでしょうけど、宗教と文化が切り離せるなんてことはありませんから、当然です。 で、この祭事を維持することが重要かどうかで考えるべきなんですよ。まぁぶっちゃけ、ちょっとお金がかかる「人間国宝」一家みたいな感じかな? 文化の維持なんて国家がお金をかけるべきものじゃないという考え方もあるにはあると思いますんで、それはまぁ別に人それぞれだと思いますねー。 それとアメリカ大統領と天皇を比べるのは無理ありすぎでしょう。そもそもアメリカの成り立ちから言って「大統領」を中心とした国家と捉えることはできますが、日本は現実的政治力・軍事力を持った政治家が天皇に権威をもらうということを1000年以上続けてきたんですから根本的な違いですよ。 アメリカで大統領中心にまとまるから日本も大統領制になっても大統領でまとまりますよといわれても…ねぇ。 …天皇中心でもまとまらんとは個人的にも思いますが。

franche
質問者

お礼

お金がかかる人間国宝!わかりやすいです。 皇室御用達!とかいうの見てると贅沢してんなぁ~とか思っちゃいます…(全部が全部、そんなんで生活してるわけじゃないんでしょうが) テレビのアナウンサーとかがものすごく丁寧な言葉で皇室のニュースを読んでいるのを聞いていると、「なぜここまで敬わなければいけないんだろう」と疑問が沸いてきます。象徴=偉いっていうのは、庶民の私にはよく理解できなかったりします。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.7

私もつい「天皇制」という言葉を使ってしまいますが、 これはれっきとした左翼用語であることは、No.6の方の 回答のとおりです。 日本は議会制民主主義の立憲君主国というのが、たぶん 正しい内容かと思います。 それで天皇家が必要な理由なんですが、たしかに平時はあまり 必要には見えません。 実際、今と同様に平和な時代が続いた江戸時代では、天皇家は 京都の御所で、伝統芸能を継承しながら貧乏生活を続けて いました。 しかし幕末になって政治が混乱した時に、天皇家をかついだ 薩長勢力が幕府を倒して、明治新政府を樹立しました。 時代が下って昭和の話ですが、太平洋戦争の敗戦後、日本は 外国に占領されるという前代未聞の出来事に遭遇します。 空襲で日本中が焼け野原となり国内は大混乱しますが、 昭和天皇が日本人の精神的支えであり続け、また占領軍の 司令官であるマッカーサーも昭和天皇をよく活用し、戦後 統治を円滑に進めることができました。 イラク戦争後、国民共通の求心力がないため、混乱を続けて いるイラク情勢と比較すれば、敗戦直後の昭和天皇の存在が どれだけ大きかったか理解できるかと思います。 このように平時は天皇家はあまり役に立ちません。 仕事は伝統の継承と外交が主な仕事になります。 しかし混乱時に、その役割は非常に大きくなります。 国民統合の象徴として、国内の混乱を早期に収拾するために 天皇家の潜在的力は非常に重要です。 国家100年の計のために、天皇家は存続すべきでしょう。 維持費がたいへんなら、経費削減もやむなしでしょうか。 (もっとも、生きるのにぎりぎりの生活を強いられた江戸時代  並みの経費削減は、かえって人権侵害になりかねませんが。;^^)

franche
質問者

お礼

混乱したときに求心力に…そんなこと考えにも及びませんでした。いろんな考え方があるのですねぇ。大変参考になりました。イラクの人々も早く穏やかな生活を送れるようになるといいですねぇ。

  • KimJongIl
  • ベストアンサー率29% (159/536)
回答No.6

まず勘違いしてはいけないのは 天皇【制】なる言葉は共産主義者のような左派系が使う言葉。 天皇陛下は本来【制度】ではないんですよ。 質問氏の質問は前提から誤り。

franche
質問者

お礼

えぇと、では制度ではなくて、なんなのでしょうか。わかりません・・・・すいません・・・

回答No.5

>税金もたくさん浮くのに・・・ 約80兆円の国家予算うち、 宮内庁費は、たったの108億円。 たったこれだけの経費しか掛かっていないのですから、 かなりリーズナブルですよ。      

franche
質問者

お礼

ふたたびありがとうございます!! しかし108億ですか…私にはすごい額に思えてしまうのですが…政治とか国レベルではリーズナブルなんでしょうか。うーむ。 そのうち1億でも被災した人たちの家の建て替え援助とかに回してあげたら、とか思ってしまいます(そんな簡単にいかないんでしょうが(苦笑))

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