天皇陛下の存在理由は、日本人の一体感、日本国を大事にしようという、日本人の祖国愛の象徴です。
確かに、太平洋戦争、若しくは大東亜戦争で、天皇陛下の存在を使って、太平翼賛会や軍部は戦争を始めました。それで、若い兵隊が「天皇陛下万歳!」と叫んで散華しました。散華と言えば聞こえがいいですが、要するに弾除けに多くの日本人が使われたのです。
従って、天皇陛下を悪用しようと言う輩が、日本に現にいることと思います。従って、天皇陛下に対して一定の感情を持つ方がいるのも、良く分かります。
しかしながら、何故日本のかつての若者は「天皇陛下万歳!」と叫んで、戦場で死んでいったのでしょうか。
それは、祖国日本を純粋に愛する心の現われです。天皇陛下を通して、お母さん、お父さん、弟、妹、友達、おじいちゃん、おばあちゃん、それら日本人をひっくるめた存在を、天皇陛下が代行されていたのです。
本来、大東亜戦争、太平洋戦争を、昭和天皇は望んでいませんでした。無理やり一部の勢力のために戦争が生じたのです。日本人の短慮からです。
お正月に、皇居で天皇陛下が国民に向かってお言葉をかけてくださいます。それを見て涙する人がいます。特に年配の方です。
これを見て、「日本は北朝○だ!」寒気を感じる人もいるようです。
しかし、私は違うと思います。なぜならこれ程マスコミなり、本なり、新聞なり、インターネットなり、情報が入り乱れている中で、マインドコントロールを受けている日本人がそうはいるとは思えないからです。
国を思う公の気持ちが、天皇陛下を通して、涙となって現れていると私は思います。ですから、私は、その涙は尊いと思います。
まだ、お若い方なのかは存じ上げませんが、天皇陛下は、日本の守護神天照大御神のご子孫です。要するに、神社が至るところにありますね、その大元締めたる存在、それが天皇陛下なのです。質問された方は、神社参拝されたことはありますか?初詣にどれくらいの日本人が行くか分かりますか?何故行くのでしょうか?
人間の信仰心、または公を思う気持ちは尊いものです。確かに理性は大切ですが、信仰心、崇敬の念はまた別領域で確かに、日本人の多くの方の中に息づいています。それを無視するわけにはいきません。
それが、今後も天皇陛下がいてくださる理由だと私は思います。
日本は不思議な国です。多数の宗教が混在しつつも、多くの日本人は天皇陛下を心から崇敬しています。
こんな話があります。昔全共闘というばか者集団がいました。一知半解のただの馬鹿です。テロリストと対して変わりありませんでした。それが、集団になって赤旗を持って、騒いでデモ行進をしていたとき、ちょうど、天皇陛下が車に乗ってその集団と直面しました。そうしたら、驚いたことに、そのバカ全共闘は、皆しんとなって、天皇陛下の乗った車に最敬礼して、通り過ぎるのを待ち、通り過ぎて行ってしまったら、また赤旗を持って、デモ行進をはじめたとのことです。
このように、天皇陛下の尊厳というものは、ただならぬものがあります。一時の感情や簡単な理屈で割り切れるものではありません。
もう少し年齢を重ねていろんなことを知ってから、再考されてみたら如何でしょうか?天皇陛下はお優しい方です。日本人全体の幸せを祈っていてくださいます。決して幸福な人生を歩いているわけではありません。天皇陛下の人生がどんなに辛い人生か、想像してみて下さい。あのお顔が快楽を貪り、悦楽を楽しんでいるように見えるでしょうか?決してそんなことはないのです。大変な人生を歩まれているのです。どうかご理解いただき、穏やかに考えていただけたらと思います。
補足
>昔からあるんだから必要。 昔は政治的な役割もありました。 時代が変わり、それに制度を適応させることも必要ではと思います。 まあ、今すぐになんとかしなければどうにかなるという問題ではないので、天皇制が莫大な悪影響を国民にもたらすことがないかぎり、国会議員の多くはこの問題をうやむやにしとくだろうとは思いますが。