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製品の寿命について
ヘッドフォンステレオなどを使っていると、 思った以上に早く壊れてしまうことがあります。 その時、ふと、 「このぐらいの試用期間で壊れるような設計」がなされているのではないか…? と、思ってしまいました。 (→メーカーとしては、必要以上に長く使われると新しい商品を買ってもらえないから…かな(?)) そこでお聞きしたいのですが、 メーカーが製品のライフサイクルなどを考慮して、 設定した「希望寿命期間」で壊れるような設計をしている、 というようなことってあるのでしょうか? もし御存知の方いらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。m(_ _)m
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『新しい商品を買ってもらうため』にわざと早く故障するような設計はしません。 そうではなく、売値を抑えるために、性能や耐久性(どのくらい使用すれば壊れるか)を犠牲にする事はあります。 売値を上げれば、耐久性を上げる事が出来る場合が多いからです。 本当は、いつまでも使えるように設計したいんですが、値段の関係である程度で壊れてもしかたがないと割り切るんです。 いくら寿命が長くても、高かったら買ってもらえませんからね。 たぶんこの製品は、多くのユーザーが何年くらい使用するだろう、1日何時間使用するだろう、このくらいの値段なら買ってくれるだろう、というような仮説を立て、その製品で一番早く壊れる部品を試験で見つけ、値段とのバランスで寿命を決めるんです。 例えば、業務用のオーディオ機器は、余計な機能は付けずに耐久性と音質を重要視します。 使用時間がとても長いからです。 逆に、外観を簡略化して、余計な飾りを付けないようにして、その分の値段を耐久性と音質を良くするために回します。
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- m_abe
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メーカの設計者です。 いろいろなメーカがあると思いますので、私の場合ですが、 メーカーとしては、必要以上に長く使われると新しい商品を買ってもらえないから と思って設計したことは一度もありませんし、 「希望寿命期間」で壊れるような設計をしている、 ということもありません。 早く壊れるのは、早く壊れないような設計が出来ていないからです。 人間が作ったものは必ず壊れます。 これを、長く延命させようとするのは、すごく大変なことです。 会社としては金と人と時間をかけての組織としての取り組みや長年の取り組みによるノウハウの蓄積、設計者個人としては技術力向上や品質意識の向上(故障するとお客様に多大な迷惑がかかることを認識する)、壊れないようにするには、本来やらなくても済む面倒な試験を夜遅くまでやるかやらないか、設計審査により設計レベルの低い人、あるいはグループの会社全体でのフォロー、 等々とにかく大変なので、一般的に人命にかかわらない機器を作っているメーカは、ある程度のところで妥協するので故障しやすいようです。 オーディオ機器などは、貴重な限られたお金と人的リソースを、品質向上費にまわすよりも、より魅力的な新製品の開発にまわしたほうがユーザにとってはメリットがあるという考え方もあります。
お礼
なるほど…やはり、長く使いたい場合には、 もともとそれなりの設計をしている商品を買うべき、ということなのですね。 (→もちろん値段も相応のものを…) 設計者の方の大変さが、少しわかった気がします。 御意見、ありがとうございました。
- ac-sakura
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そんな時限爆弾みたいな設計はしないと思うけど。 というか、そんなことをしていたら同じ次期に買った商品が同じ時期に次々壊れていきますよ。 ただ、壊れやすいか、そうでないかというのはあるでしょう。 当然、壊れやすい物を乱暴の扱えば早く壊れるでしょうね。
お礼
御意見ありがとうございます。 うーん、確かに私は人よりはモノを乱暴に扱うほうかも知れません…。 以後気をつけます…。(^^;)
お礼
やはり値段との関係だったのですね…。 その価格の中で、 「必要最小限」の耐久性を得られるような設計・部品の選定をした結果、 ということなのですね。 やはり問題はモノを丁寧に扱わない私にあるのかも…? と反省しました。 御意見、ありがとうございました。