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巡回セールスマン問題: NPについて
NP問題である巡回セールスマン問題について質問です. NP問題には,「非決定性チューリングマシンによって多項式時間で解くことができる決定問題」「証拠が与えられれば,その答えがYesであることを(問題の入力サイズに関する)多項式時間以内に確認することができる決定問題」などの定義があります.このふたつめの定義について質問です. 巡回セールス問題における解を確かめる「証拠」とはいったいどのようなものなのでしょうか?
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「NP問題」は「決定問題」だと自ら書いているんですが.... 「最短路を見つけろ」ではyes/noで答えられないので, 決定問題ではありません.
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- Tacosan
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回答No.1
巡回セールスマン問題そのものは最適化問題なんですが, これに対応する決定問題を作ることができてそれはNP問題となります(なので巡回セールスマン問題のような最適化問題を「NP最適化問題」と呼びます). NP決定問題としての巡回セールスマン問題は「辺に重み(距離)の付いたグラフGと定数kが与えられたときに, 全ての頂点を1回ずつたどるような, 距離の合計がたかだかkである巡回路が存在するかどうか」という形になります. この形であれば「証拠」は簡単にわかると思いますが, 「全ての頂点を1回ずつたどるような, 距離の合計がたかだかkである巡回路」となります.
補足
!! なんと! NP(決定)問題としては最短かどうかは不要なのですね・・・. どうやって最短性を証明するか(それ以下の距離では巡回できないことの証明)をずっと考えてました.