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求められる診断装置とは?
医療工学に興味があり、今診断装置を研究しようと思っています。大学では医療関係者と接するきかいが少なく、今医療現場では何が求められているのかを知りたく、質問しました。
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ちょっと質問の範囲が広すぎて答えづらいのですが、ヒントになるかもしれないので、いくつかの視点を提示しましょう。 まず、この分野の大手の機器メーカーの製品をリサーチすることです。就職活動の資料にもなるでしょう。 (大型診断・治療機器製造メーカー/販売会社:CTスキャナー、MRI、SPECT、PET、ガンマナイフ、電子顕微鏡など) ・GE横河メディカルシステム ・日立メディコ ・東芝メディカルシステム ・島津メディカルシステム ・シーメンス 等 (光学系/小型機器メーカー:画像/VTR装置、各種医療モニター、各種内視鏡、超音波診断装置、顕微鏡下手術機器など) オリンパス コダック フクダ電子 フジノン 等 大型診断・治療機器の開発傾向は3Dデジタル化、より細部鮮明描写、リアルタイム動態表示、小型電子手術機器との高度連携化などです。一方、小型機器ではより小型化、生体との適合化(素材開発)、高機能化などでしょう。 こうしたものの他、手術室に付随する電子機器、人工臓器やまだ開発段階の微小化機器(マイクロモーター等)、病院全体の電子管理システムなど、開発分野は山ほどあります。 診断機器に関しては、微細な病変の発見という機能ではかなり進歩しましたが、病巣自体の描出ということでは肉眼で見ることで得られる情報量からするとはるかに劣る段階です。脳外科では「切ってみないと分からない」のは相変わらずです。画像装置も3D化まではきましたが、もう少し肉眼視に近いものにして欲しいというのが現場の意見でしょう。 現在、低浸襲(身体に対して手術のダメージが少ない)なカテーテル(経皮的血管内/腹腔内)手術、マイクロサージェリーの需要が急拡大していますから、それに対応するより高性能なDSA(Digital subtraction angiography)などが求められています。これらの機器の水準は今の性能では明らかに不足です。 また、これらの電子機器類は、救急救命対応のための小型化・高機能・複合化が求められています。 こうしてみると、医療の電子化はまだまだ途上にあり、開発分野は無限にあるといえます。
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- yamazo
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診断装置を言えどもいろいろありますが・・・ 私の専門は画像診断なので、この方面で回答いたします。 今注目を集めているのは癌や癌の転移の早期発見という観点からPETと思われます。 本名はポジトロン・エミッション・コンピューティッド・トモグラフィーです。ポジトロンの”P”、エミッションの”E”トモグラフィーの”T”でPETです。 具体的に何をする機械かといいますと、手っ取り早く小さな癌や転移巣を見つけるということに尽きます。機構的には結構簡単な機械ですが、検査に伴う薬(フッ素や酸素の放射性同位元素)を使うのでサイクロトロンという馬鹿でかい機械を伴うことがネックとなって普及しませんでしたが、薬品会社から、薬品の配達ができるようになって小さな病院でも近年普及し始めました。 この次に注目されるのはMRIであろうと思います。 近年脳機能解明の時代といわれますが、機能面の解析によく使われるのは先の酸素を使ったPETやMRIです。 このような感じですが、回答になりましたでしょうか?
お礼
質問の範囲が広く、戸惑われたと思います。すみませんでした。 先輩に画像診断について研究している人がいるので、PETやMRIについて詳しく聞いてみたいと思います。自分でも調べてみますが、わからないことがあると思います。その時は回答のほうよろしくお願いします。 ありがとうございました。
お礼
お答えずらい質問に、広くアドバイスをしていただきありがとうございます。 メーカのHPを調べて見たところ(超音波診断装置について)硬さまでわかるようになっていたことに驚きました。 ほかの学生にもこのアドバイスを教えたいと思います。 ありがとうございました。