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名字の東西南北
ふと気になったのですが、名字で西村さん・北村さんはよくいるのに東村さん・南村さんは珍しく、西川さん・北川さんは多いのに東川さん・南川さんは少ないですよね。 他にも、東西南北の1字が付く名字として私が思いつく「田」「原」「山」「沢」「島」「尾」などには同様な傾向があるようです。 これはたまたまでしょうか、それとも何か理由があるのでしょうか? また、上のように西・北が多く東・南が少ないというパターンと異なる組み合わせの名字はあるでしょうか?
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自分も苗字に「東西南北」が付く者として大変興味深く思いました。 統計的に調べてみたところ、質問者様の仰る傾向は確かにあるようです。 西村42 北村115 東村3154 南村5106 西川113 北川210 東川2069 南川1999 西田112 北田729 東田1346 南田3498 西原458 北原429 東原2208 南原4216 西沢368 北沢580 東沢× 南沢2513 西島600 北島434 東島2861 南島6328 西尾286 北尾1648 東尾5368 南尾× この他にも 西山171 北山604 東山1115 南山3300 西岡308 北岡1025 東岡5831 南岡13678 西野321 北野385 東野1055 南野1968 を思いつきました。 そしてこのパターンでないものの筆頭にあげるべきものが『東さん西さん南さん北さん』なんです。 西242 北839 東124 南200 東さん1位、南さん2位、西さん3位、北さん4位になります。 他のパターンは 西里4804 北里4106 東里× 南里2545 西条1258 北条911 東条1128 南条1786 西海2685 北海17756 東海1264 南海× 西谷660 北谷2200 東谷1744 南谷2178 どうやら『西』が一番少ないという組み合わせは無いみたいですねー。 この傾向の理由として思いつくこと。 ・『ひがし』『みなみ』は『にし』『きた』と違って3文字で発音しにくい為淘汰されやすい。 続く2文字発音の漢字と足されると5文字の苗字になってしまうから。 ・苗字の「方向」はある物に対してその方向にその人の家があった為付けられた可能性がある。 例えば「川」より「西」に住んでいた人だから「西川」さん、という風に。 これが日本の地形上、ある物に対して西と北に住居が多かったから。 なんてことはないでしょうか?? いや、これはこじつけに思いついただけで、根拠はありません。 本当はどうなんでしょうね。 調べるとなかなか楽しい研究になるかもしれません♪
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- code1134
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サンプリングしてみましたが、順位は 北尾(762)、東尾(5492)、西尾(284)、南尾(22813)と言った具合です。 「著名人の姓に触れると、相対的に少数派でも、そんなに順位が低くない」と錯覚する傾向もありそうです。私の場合、上記例で言うなら(修元西武監督の)東尾が典型例でしょうか? 詳しくは[苗字館-リンク]等を参照されるのをお勧めします。 東西南北、とは離れますが、同姓でも、読みが変化する河野(かわの)・・河野(こうの)という場合と 一方、読みが同じでも姓が変わる河野[かわの]・・川野[かわの]の、双方があるのが日本語の特徴でしょうか(苦笑)
お礼
ご回答ありがとうございました。 確かに有名人の名前は印象に影響しますね。「東尾」もですが、私は「東野」より「南野」、「東村」より「南村」、「東田」より「南田」が多いような気がしていました。 さらに、芸名で南が付く割合は一般の名字より多いのではないかという気がするのですが…(調べてはいません)。
No4です。若干補足します。 他の国の例を調べるのは大変です。ただし、ひとついえることは日本のように苗字が20万以上もあるような国は ないそうです。 東西南北の方位が苗字に直接の影響を与えているのではなく、日本人の方位感が、未だ庶民が苗字を使用しない古代に、地名に反映し、地名から苗字が生まれ、更に明治の国民全てが苗字を名乗るように法制化されたとき、既存の苗字を真似たり、同じ発想で方位を利用したことは容易に想像できます。 つまり地名がなかった(少なかった)から苗字が少ないという論法です。何故少なかったか?それは古代人の方位感、そして後世の人々は仏教や五行思想の影響を受けたのでしょう。
お礼
たびたびありがとうございます。地名に同様の傾向があるかどうか調べたかったのですが、ちょうどいい検索ページが見つからなかったのでまだできていません。郵便番号検索を試してみましたが、重複が多く出過ぎるので…。 古代の方位感覚の、地名を介した名残という考え方は理解できますが、1文字の東西南北については順位が他と大きく違うという点について、何かご存知でしたらまたコメントいただければ幸いです。
- zato
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#3です。 すみません、数字は「日本苗字多い順位」ですので、数値が少ないほど人数が多いということです。 説明忘れてましたー。
お礼
大丈夫です。そう思って読んでいました。 わざわざ、ありがとうございました。
詳しくは分かりませんが、古代の人々が持つ方位感覚と関係があると思います。わが国の方位感は中国古代の陰陽五行思想の影響を受けているわけですが、その元にあるのは、古代民族が等しく持っていた方位感にあると思われます。アメリカ・インデイアンでもマヤでも似たような方位感を持っています。各方角には色(東は青、西は白など)や守護神が決められています。 つまり北はある民族にとっては聖なる方角です。死者を北枕に安置するのは聖なる方角だからだと思われますが、今日では死者が北枕に寝かされるが故に 北枕は避けるようになっています。しかし、昔の名残は我々が抱く北への特別な感情に見ることが出来ます。歌の題名でも「北国から」「北の春」「北国の春」「北酒場」「北へ帰ろう」「北の旅人」等など北のつくものが、南や東に比べて圧倒的に多いと思います。 西は言うまでもなく仏教で浄土は西方にあるから来ています。お釈迦様が入滅したとき枕は北向きで顔は西向きに安置されています。西は仏教徒にとって意味のある方角です。 世界には数千の民族がいますので東や南を聖なる方角とする民族がいるかも知れません。北半球と南半球でも変わってくるでしょう。
お礼
現在の日本では、西・北はなんとなく好まれない方位のような気がしますが、畏れという感覚と表裏一体なのでしょうかね。それが名字の頻度に影響したのかどうか、面白いですね。他の国で東西南北が名字にどのような頻度で反映されているか分かるといいと思いますが…。 ご回答、ありがとうございました。
冗談半分だと思って読んで下さい。 日本人は「かな四文字」になる言葉が好きです。地下鉄(ちかてつ)、パソコンなんか。 明治維新の時に勝手に苗字を名乗った多くの方は語呂が良いのを選んだのではないでしょうか。 三文字と短いのは良くても五文字になるのは避けられたのでは? もちろん苗字の起源は世界的にほとんど地名ですから、地名がつく時すでに呼びやすい地名が使われたのではないでしょうか、文化人類学の本があるといーなー。
お礼
いえ、冗談でなくそれも要因として重要だと思います。確かに4拍は言いやすいですよね。 名字としてはやはり3~4拍が最も使いやすいのかなと思います。No.3で指摘のあったように単独の西・北が少なく東・南が多いのも、長さと関係あるかもしれませんね。 ありがとうございました。
- pompom-panda
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南雲(なぐも) 東谷(ひがしや) 北泉(きたいずみ) 西方(にしかた) という苗字の知り合いが居ます… 東西南北を入れ替えた苗字ってあるのだろうか…(特に南雲なんて…)
お礼
「○雲」は東雲(しののめ)さんがいますね。 「○方」は東西南北あるようですが、西・南が多く東・北が少ないという珍しいパターンのようです(さほど差はありませんが)。 1方位しかないといえば東海林(しょうじ、とうかいりん)さんなんかもそうですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
いろいろ調べていただいたようで、恐縮です。 >そしてこのパターンでないものの筆頭にあげるべきものが『東さん西さん南さん北さん』なんです。 …痛恨です。調べるのを忘れてました!そうですね、これは不思議ですよね。下にも書きましたが長さということもあるかもしれないし、それ以外の理由が見つかったら面白いですね。 >続く2文字発音の漢字と足されると5文字の苗字になってしまうから。 確かにそうなんですが、後続の字が1拍で全体として4拍なら発音しにくくもないと思うのですが、それでも西・北優勢がほとんどですよね。 >日本の地形上、ある物に対して西と北に住居が多かったから。 なんてことはないでしょうか?? どうでしょう、私の知識では判断できません。 ご回答、まことにありがとうございました。
補足
余談ですが、「北川」で検索しようとして間違えて「北側」と入力したら、ちゃんと名字として存在しているのでびっくりしました。さらに西側さん、東側さん、南側さんという名字もあるんです。ここでも西・北優勢です。といってもどれも少数なので大きな差ではありませんが…。