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一休さんの生涯の書かれた本で、面白いものを教えてください
一休さんのことが書かれた本を探しています。本屋で探したところ、たまたまなのか一休さんについてかかれたものは見つからず、禅について比較的軽めに書かれたものが多く、それはそれで興味深いですが少し求めているものと違いました。 一休さんの生涯が描かれており、彼の思想がわかるようなような内容のもの、あるいは本の中心は「禅」でも、一休さんのことについて多く触れられているものなどを教えて欲しいです。 あまりにも学問的なものはちょっと腰が引けてしまいますが、多少難解でもいいので色々とご教授ください。
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講談社学術文庫に『名僧列伝』(紀野一義氏著)4冊があり、 その第一冊目に一休宗純の生涯について約50ページほどの紹介があります。 とりあえずコンパクトに纏まっていて良いのではないでしょうか。 書中、一休禅師と師弟関係にあった蜷川新左衛門親当(ちかまさ)との問答は、 双方丁々発止のやり取りで、抱腹絶倒のみごとさ。これだけでも読み得です。 一休さんは頓知咄のモデルであったに留まらず、室町期の文化の急所に位置しているな、って感じですね。 浄土真宗中興の祖である蓮如上人と宗派を超えた親交があっただけでなく、 また、古今伝授の学者であり、俳聖芭蕉が敬慕した連歌師、飯尾宗祇に慕われ、 千利休へ直結する詫び茶の創始者である村田珠光を開眼に導き「初祖達磨大師」の一幅を与えています。 偈(詩)にも堪能、最晩年期の盲目の美女森侍者(しんじしゃ)との形而下から形而上へわたる愛欲、 はたまた出生の秘密いわゆる貴種流離譚まであって、その足跡は巨大であるとしか言いようがありません。 私も、ごく最近になってこのことに気がついた次第です。ご参考までに。
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- mannequincat
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ぶしつけながらあえて御質問の範囲から外れた御返事を試みます。『狂雲集』はもう御覧になられましたでしょうか? 一休禅師本人がものした文章(を解説つきで)お読みになるのもまた一興かと存じます。たとえば森女の陰部の味わいを詠った詩は有名ですが、それとそれ以外がどんなふうに関わっているかは、実物に直に接するしか知りようはないでしょう。下記URLのエディションはほぼ新書サイズで手頃です。
お礼
ありがとうございます。全然ぶしつけではないですよ。 狂雲集はまだ読んでいません。一休さんの生き方、思想に共感や興味を覚えたらチャレンジしてみようと思います。
- kyuukeityu
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漫画ですが、坂口尚「あっかんべえ一休」(講談社)はどうでしょう? 一休さんの生い立ちからその生涯をつづった漫画です。 難儀な時代に生まれ、ニヒルな視点を身につけながらも、それでも希望を持って生きていこうとする一休さんの姿が、なかなか印象的です。 アニメでしか知らなかった一休さんの印象が、ずいぶん破天荒な人物へと変わりました。 割に簡単に手に入る本なので、お勧めです。 作者は手塚治虫の「最後の弟子」と呼ばれた作家です。
お礼
ありがとうございます。 あっかんべえ一休はかなり昔に断片的に読んでいた記憶があります。確か作者の方が急逝されて未完ではなかったですか?記憶違いかもしれませんが。
- fantin
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ネット内では一休さん研究室がありました。 http://ikkuusan.hp.infoseek.co.jp/kennkyuusitu/ikkyuusann.html 本はアマゾンにあります。 一休宗純で検索してみてください。
お礼
ありがとうございます。 本の中に回答者さんが読まれたものはありますか?
お礼
回答ありがとうございます。 文庫本という買いやすいものを紹介くださりありがとうございます。さっそくチェックしてみます。
補足
購入してきました。 他の僧侶についても興味を抱きました。入門としてはぴったりの本を紹介くださりありがとうございました。