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苛性ソーダについて教えて下さい
数日前、電車の座席に苛性ソーダがこぼれていた(撒かれた?)という事件がありました。 その日に新聞を読み損ねたら、もう記事を見つけることができずにいます。過去ログで探しても見たのですが(質問があったと思います)、わからないので質問させて下さい。 調べたところ、苛性ソーダというのは劇物で入手困難なものらしいですが、手作り石けんなどで使う人も少なくないようです。 今回のことはよくわかりませんが、うっかり触るような事態もなきにしもあらずと思うので、今後のために教えて下さい。 1)皮膚についた時はお酢で中和するように、とありましたが、お酢が手もとにない場合は酸っぱいもの(酸性)ならなんでもいいんでしょうか。レモンやみかんでも効果はありますか? なんだかわからず、水で洗ったらどうなりますか。洗わないよりマシでしょうか。 2)苛性ソーダって、臭いですか? 近くにあると気が付くでしょうか。園芸用としても使うそうですが、消毒薬の臭いなのでしょうか。座席にこぼれた場合、座席は脱色されたりするものですか? 3)顆粒、結晶の形で売られているようですが、水に溶かして使うんですよね? その際に危ないからゴーグルを使用した方がいいそうです。水溶液の状態で販売しないのは急速に変質するんですか? それとも、園芸用のは液体ですか? 薬品のことなどなにもわからないのに恐縮ですが、どうぞ教えて下さい。
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苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の水溶液は強いアルカリ性で、タンパクや油分を溶かす作用が強いので、家庭用洗剤(マイペットとか)にも配合されています。 医薬用外劇物に該当しますが、薬局に注文して身分証と印鑑があれば、買えます。値段は500gで5~600円だと思います。 皮膚に付いた場合は、流水で15分以上洗い流すのが、基本的対処です。その後2%くらいの酢酸で中和します。洗い流さずにお酢をつけると発熱して火傷しますので、やってはいけません。中和に使う酸はレモンやみかんに含まれるクエン酸でも構いません。 苛性ソーダの溶液自体は無臭です。また、見た目も水と変わりありません。濃厚な溶液では粘度が高いので垂らしてみれば違いが分かるでしょう。水に溶かすと発熱して湯気が出ます。何の湯気かは知りませんが、吸うとむせます。今回の事件のように、ありとあらゆるものが染み付いている電車のシートなんかに付いた場合は怪しいガスが出ても不思議ではないでしょう。 苛性ソーダは日本薬局方に収載されている医薬品でもあります。そのため薬局で買えるのですが、この局方品は固体です。試薬や化成品としては溶液のものもたくさんありますが、一般の方が入手するのは困難でしょう。
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- Ichitsubo
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#4です。 確かに粒でも素手でさわらない方がいいですね。 指は水で洗えばいいのですが、水酸化ナトリウムが指で汚れて試薬として純度が下がりますから。それでも私は指でつまむことが時々あるのはない所です。 石鹸作りで酢をそばに置いて扱うというのは、 石鹸作りをする人たちが水酸化ナトリウムの取り扱いにて慣れているかどうかが不明だからです。 理科・科学に関することを魔法のように見せてくれるのは最近テレビによく出る米村でんじろうさんですね。マジックショーのごとく理科実験を見せてくれます。 まあ、本当はマジックのようなものでも、ちゃんとそれを裏打ちする理論がきっとあるはずです。 非常にありふれている物質なのでびびるほどのものではないです。
お礼
お早うございます、お互い早起きですね(笑)、お答えありがとうございます。 昨夜寝る時に思ったのですが、♯3さんが苛性ソーダをなめてえらい目にあったというのは、もしかしてお酢を口に含んでいたからでは? ♯9さんがおっしゃる通り、火傷をしてしまったからではないかなと。どうなんでしょうか、お酢を含まないですぐ水洗いした方がよかったのでは、、、。まあ、なめる人もほかにはいないでしょうけど(笑)。 理科実験ショーを見て化学に興味を持つ子供も出てきそうです。理科離れに歯止めをかけることになるでしょうね、理論がわかると面白そうです。 それにしても、指でつまむと「純度が下がる」、さすが、発想が違いますね!
- TEOS
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私の会社 水酸化ナトリウム作ってるので、売るほど沢山あります。 1万トンくらい?? みなさん色々書いているので 曖昧な所だけ補足します。 皮膚に付いたら 大量の水で洗い流す。 それでもヌルヌルするなら、表面が溶け始めているので、石鹸を付けた ナイロンたわしで擦り落とす。人間の皮膚はアルカリに弱いので、酸類で中和する事は普通しません? 聞いたことがない。!!! (2)苛性ソーダ自体は無臭と思います。だけど粒を水に溶かす際に発熱が起こる。 ついでに少し刺激臭が有り吸い込むとムセます。ガスの種類は特定してない。 (試薬でも起こる。純水でも) 今回の電車で蒔かれたのは クレゾール溶液らしい?? 園芸用につかうのは、水酸化カルシウム(消石灰)だと思います。??? 試薬とかの市販は、苛性ソーダーの場合、基本的に粒状で売ります。 空気中の水分で潮解を起こし 粒苛性ソーダが溶けます。 業務用は40%水溶液の方が多い。劣化はしないはず?苛性ソーダー扱う時はゴム手袋とゴーグルはめること。 不明点有れば、 コメント下さい。
お礼
お答えありがとうございます! 真打ち登場ですね、 あのー、劣化しないというのは、無毒化しないということですか? そういう危険な薬品を放置して実験したりもしないと思うんですが、、、。 酸で中和もしない!? そうですか、、、。手作り石鹸のサイトに、お酢をそばに置いて作業する、と書いてあったのですが(私はやらないですけど)、間違いなんでしょうか。危険じゃないんだろうか、、、。
- keer
- ベストアンサー率28% (231/808)
苛性ソーダ=水酸化ナトリウム(NaOH)です、ものとしては強アルカリ性の液体ですね(pH4くらい?)、溶液としては40%・25%の濃度が一般的でしょうか、欲しければ薬局で身分証を提示すれば買えると思います。 >1) すぐに大量の水で洗い流せば問題ないです。 >2) 無色で無臭です。 >3) ゴーグルをするのは目に入ると失明する恐れがあるからです、園芸用は解りませんが水道用として使われるのは液体です、高濃度の溶液は10度くらいで凍るので一般的には売られていないのでしょう。 皮膚や目に付いた場合は大量の水で希釈する、誤飲した場合にはとにかく水でうがいをしてすぐに医者へ。 顆粒・結晶をさわったらすぐに水で手を洗うこと、結晶がわずかでも目に入ると涙で溶け出し高濃度の溶液になり失明しますから。
お礼
お答えいただいてありがとうございます。 いえ、ほしくないです!劇薬なんで、、、。石鹸も作る予定はないし。失明したらgooも見れなくなるし。 水道水の消毒に使われているんでしょうか? 知りませんでした、勉強になりました。
- ixy-k
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1)について 皮膚についた場合、中和するのが最も良いですがすぐに水でこすってもかまいません。(高濃度になればなるほど皮膚がぬるぬるしますが、すぐに洗えばそれほど気にしてません) 注意するのは、目や粘膜にかかると危険なので注意してください。 2)について 独特のにおいがします。生臭い?ようななんというか 座席についてはすみません分かりません 3)について 結晶でも、液体でも販売しています。結晶は溶けるときにとっても発熱します。水に大量に入れた場合、爆発までは言いませんが飛び散りますのでやけどに注意です。固形を溶かす場合は、大量の水に少しづつ入れてください 専門家ではないので、これくらいしか分からないのですが・・・
お礼
お答えありがとうございます。 独特のにおい、、、困りました、少数意見ですよ(笑)。敏感な嗅覚をお持ちで。かすかに臭うんでしょうね~。 水に入れると飛び散るというのは、ドライアイスを投げ込んだ時のような感じでしょうか。熱くなるというのが、不思議な感じですね、、、。
- 134
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1)酸であれば、なんでもいいか… 酸としては、効果があるでしょう。でも、果汁だと雑菌とかのケアが大変かもしれません。近くに酸がなければ、水で十分に洗い流してください。(あまり激しくこすったり、水の勢いを過激にないで下さいませ) ぬるぬるしている感じが残っているときは、アルカリ性がぬぐいきれずにいます。 2)苛性ソーダは無臭です。指先で触ると、指先がヌルリとします。脱色作用は、なかろうかと思いますが、材質によっては、変色や穴があいたりするかもしれません。 3)粒状、フレーク状などの形で売られています。25%水溶液もあるかもしれません。多量の苛性ソーダを水で溶かすと、激しく発熱し、時に容器を損傷することがあります。氷で溶かすとか、氷水バスで冷やしながら溶解する方がいいです。 ちなみに、固体の時でも、空気中の水分をすって溶解します。(これを潮解性といいます) 保護眼鏡、保護手袋などを着用してください。(目に入ると きわめて危険です) 水溶液にしたときに、二酸化炭素を吸って、きわめてゆっくり中和されます。 園芸用…というのは、よく知りませんけど
お礼
お答えいただいてありがとうございます。 たくさんの方がご親切に回答して下さってありがたいことです。少しずつ違う話が伺えたりして勉強になります。 氷で溶かす! できるんですね~、発熱するからたちまち水になるんでしょうか。 潮解性って、塩(NaCl)にもありますよね! 程度は比較にならないんでしょうけど。 水溶液をふたをしないで(密閉しないで)長期間放置しておけば無害化するというわけですか、面白いですね~。
- Ichitsubo
- ベストアンサー率35% (479/1351)
(3)水溶液で売らないのは、水はあとから加えた方がいいからですね。 また、別の理由もあって、水溶液の状態では、ボトルから出したときに、その溶液がボトルの口の部分に尽きますけれど、この溶液が大気中の二酸化炭素と中和反応を起こして炭酸ナトリウムの結晶を作り、ふたが開かなくなることも考えられます。 水酸化ナトリウムは劇薬とは言っても、そんなにおっかなびっくりするほどのもんじゃないですね。 (1)水で洗うのも有効な手段です。無限希釈といいますが、大量の水で薄めてしまえばもう無いのと同じですから。 (2)簡単には気化しないので臭いはありません。近くにあってもさわらなければ全くの無害です。 座席に色を付けている染料にもよって色が変わったり変わらなかったりです。リトマス紙やBTB溶液を覚えていらっしゃいますでしょうか、物によれば酸やアルカリによって色が変わります。 ただ、水酸化ナトリウムは粒状なので、座席にこぼれたとしても全部を拾い上げてしまえば大丈夫ですね。ただ、早いこと拾い上げなければどんどん大気中の水分を吸って水溶液になって布にしみてしまいます。
お礼
お答えありがとうございます。うーん、なかなかお上手な教え方ですね!(プロ?)よくわかりました。 炭酸ナトリウムの結晶、って、いまうちで開かないで困っている蜂蜜の瓶のようになるわけですね、、、。 無限希釈という言葉も覚えておきます! かっこいいのでどこかで使いたいです。 拾い上げるときも、汗をかかないようにしないとまずいですね、素手ではやっぱり危険ですか。
- curator
- ベストアンサー率46% (7/15)
苛性ソーダ、間違って手作り石鹸を作っていたときに舌でなめてしまって(←どうやったら間違って舌でなめるんだ!??自分でも不思議です。。。)、、、 ものすごぉぉぉおぉぉっぉぉぉおぉっぉぉぉっく、 大変大変大変大変大変ッ ・・・・なことになりましたよ、舌がっ!!!!! すっごく、ヒリヒリヒリヒリヒリヒリするんです! お酢をコップでのみ、しばらく口に含んでみましたが、長時間、つらかったです。。。。。 (1)みかんよりはレモンやお酢がいいですね、絶対に。レモンかお酢か、といわれると、お酢のほうがよい気がしますよ。科学に詳しくないのでこんな回答です、ごめんなさい。 とにかく、苛性ソーダと水を混ぜたときにでる煙を吸い込んだだけでつらいので、ヤツはとっても危険です。 (2)くさいですね。苛性ソーダそのものはくさいですが、水と反応させると、くさいですよ!消毒薬ではなく、アンモニア臭でしょうか。。 (3)水溶液の状態で販売するよりも、顆粒の状態で販売したほうが、営業上安全だからだと思いますよ。地震でも起きてビンがわれ、そこら中に苛性ソーダ水溶液がぶちまかれると、大変です、ぞっとします。園芸用については無知識です。 くれぐれも取り扱いには注意して、集中して扱うようにお気をつけてください。
お礼
お答えいただいてありがとうございます。 なめた! すごい経験でしたね~。舌が溶けかけたわけですね。でも一生に一度ぐらいいいか、話のタネになるし(笑)。貴重な経験談を聞かせていただいて興味深いです。
- pompom-panda
- ベストアンサー率31% (270/857)
昨日の事件だと思います。 水酸化ナトリウムで検索してみたらいかがでしょうか? 今手元に苛性ソーダがあります。石鹸を作っているのでいつもあります… 1)レモンでも中和できます。大概はクエン酸を利用、クエン酸が無ければ酢を使います。水で流し続けるのでも十分です。(量などによるのでしょう) 2)匂いはありません。水と混ぜると沸騰状態になります。その液が綿のシャツなどにつくと脱色したり、穴が開いたりします。 3)危険性を十分知った上でならゴーグルなしでも石鹸作りはできますけど… 知らずに湯気の中に顔を突っ込んだりすると目や鼻の粘膜をやられたり、喉にきたりします。 水溶液は…そのまま容器を破損したら大火傷をしてしまいます。園芸用に関してはまったくわかりません。
お礼
お答えありがとうございます。 石鹸をお作りですか、手作りするととても良い石鹸ができるそうですね! いつもある! 怖くないですか、、、? 梅雨時とか、じめじめしてる日なんか特に。慣れていても、どうぞお気をつけて。
- hillson
- ベストアンサー率26% (12/46)
苛性ソーダは、確か水酸化ナトリウムだったと思います。油汚れを落とすのに使ったことがあります。 工業用途や家庭用途で違うのかもしれませんが、劇薬の部類だったと記憶しています。 水に溶かして使うのですが、熱湯で行うと大変危険です。 これぐらいしかわかりません。
お礼
お答えありがとうございます。 油汚れに使うと、よく落ちるそうですね、、、。こわくて使いたくないですけど。熱湯だと危険な湯気が立ちのぼる、って感じでますます怖いです。
お礼
お答えいただいてありがとうございます。 驚きましたね、中和してはいけないんですか! 間違った情報が浸透しているようです。危険ですね~。 粘度が高い、というのも興味深いです。サラダ油みたいなものかな、カレーぐらいかな、とか。 一見同じように見える液体を混ぜると煙が出るのって、手品に使えそうですね(危険過ぎ?)。昔だったら魔法使いと思われそうですが(レベルの低い発想で自己嫌悪)。