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真性近視のおこる仕組み
レンズの厚さを調節する筋肉が緊張して起こるのが仮性近視.これは人間がものを見るときにその筋肉(毛様体)を実際使うために生じる現象ですよね. しかし眼球の形が,前後に変形しておこる真性近視は何故おこるのでしょう?焦点を調節するときに,眼球を変形させたりすることがあるんでしょうか? レンズの厚さと焦点距離との関係はよくわかってますので,生理学的な説明をお願いします.
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軸性近視の発生の仕組みの仮説ですが、遺伝的素因ももちろんありますし、最も考えられるものとして、成長期における眼球の形状変化があります。 近距離の視目標を見ている時には、調節弛緩状態では焦点は網膜の後方に移動します(遠視の状態になっているわけです)。このため、毛様体が収縮して水晶体の厚みを増し、焦点を網膜上へ(前方へ)移動させて視目標を見ます。 成長期に、調節緊張状態が持続するような環境下で過ごしていると、調節緊張状態を少しでも緩和しつつ近距離の視目標を見ようとして眼球の形態が柔軟に変化し、眼軸を伸ばして使用する調節力を少しでも少なくしようとする順応が起こるのではないか?と言われています。 昔の人たちは今の子達のように近くをずっと見続けるようなTVゲームや受験勉強もあまり無かったでしょうし、生活形態が全く異なりますので、このような軸性近視は少ないように思います。今の子供達の眼軸長はやはり長くなっていく傾向にあり、子供の近視化と眼軸長変化については今も研究が続けられています。 眼軸自体は遠くを見たり近くを見たりするたびに変化するものではありません。 最近の子供達は1年の間にあっという間に近視が進行したりすることもあり、生活形態には注意を呼びかけていますが、眼軸が延長しやすいかどうか、個人差もやはり存在するようです。 しかし、長時間に及ぶ近見作業や暗い部屋での生活等は気を付けるに越したことはないんでしょうね。
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yahooの場合,真正近視より軸性近視で検索したほうが多くヒットしました。 遺伝によると聞いていましたが,いろいろな説があるようで,サイトにより記述に差があります。
お礼
結局,いまのところはよくわかっていないんですね. ありがとうございます.