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「風にもたえなん」とは??
はじめまして。 早速ですが、いままで何気なく読み聞きしていた 「風にもたえなん、という風情」 云々という表現が急に気になってしまいました。 今までは「風にも堪えられないだろうような」という風に考えていたのですが、 そうすると、「たえなん」の「なん」は文法的に何だろう、と引っかかってしまい・・・。 *「完了の「ぬ」+推量の「む」の「なむ」の音便」 などであれば、「堪えられない」というような否定の意味にはならないと思いますし・・・。 お手数ですが、どなたか教えて下さったら、と思います。よろしくお願い致します。
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風に絶えなん、でしょうね。絶ゆ、は古語で死ぬという意味です。風が吹いたくらいで命にかかわりそうなほどのはかない風情の(女の)人、ということ。 ナムの文法はまさに完了のヌの未然形+推量のムの終止形(連体形)。ムがンになるのは音便ではなくて表記の変化です。ある時期までンという字がなかったので、この音をムで代表していました。 「耐えなん」に聞こえるのは、否定のナシとナが関係あるように見えるためでしょう。実際は無関係です。 露に絶えなん、という言いかたもあります。
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- excelmania
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ここでの「たえる」は「【絶える】」だと思います。 意味としては (1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。 「人通りが―・える」 (2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。 「家系が―・える」 (3)命がなくなる。死ぬ。 「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」 (4)縁が切れる。交わりがとだえる。 「やがて其のままに、家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」 〔「絶つ」に対する自動詞〕 などがあり、その中の(3)の意味に当たると思われます。 要は、「少しの風でも死んでしまうのではないかというくらい、儚く弱々しい様子」ということではないかと思います。 文法表現については、もうあまり覚えていないのですが、恐らくご質問者様の解釈のような感じでは、と思います。
お礼
ありがとうございました! 文字で「堪えなん」とあったのを一番最近に見たので、そう思い込んでしまっていました。 色々的外れなことを考えていたので、 すっきりしました。 ありがとうございました!
- blackdragon
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聞いたことの無い表現ですし、googleでも引っかかりませんでしたが、 「絶えなん」 だったら、すんなりくるのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございました! 「絶えなん」ですね。文字でも、「堪えなん」と なっていた物を最近に見たので、 そう思い込んでいました。 「なん」を「終助詞だったらどうか・・・」などと 色々的外れなことを考えていました。 すっきりしました。また、音便云々についても、恥ずかしい限りです。お教えくださってありがとうございました。