テストが明日とのことで,かえって混乱させるかも知れませんが,気になったので少し補足します。
お書きの様に「1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン は塩基性が強く、容易にプロトンを取り込み」ます。実際,「化学辞典」や「理化学辞典」には pKa = 12.34 と書かれています。
この強い塩基性は plo_olq さんがお書きの効果だけでは説明できないものです。
1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレンは窒素原子が平衡に並び,一方の窒素原子のロ-ンペア-は他方の窒素原子の方を向いています。そのため,通常の状態では一方の窒素原子のロ-ンペア-の電子と他方の窒素原子上の電子の間の反発が存在します。
ここにプロトンを取り込んだ場合,このプロトンは問題のロ-ンペア-の電子にくっつきます。これによって上記の反発が緩和されます。もちろん,この水素原子は他方の窒素原子のロ-ンペア-と水素結合を形成して安定化されます。
このように,1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレンはフリ-の状態が不安定であり,プロトン化された状態が安定であるため,塩基性が強く容易にプロトンを取り込みます。
お礼
ありがとうございます。 ・・・・テストです。明日のテストにでるかもしれなくて・・・ 助かりました。