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デザイナーの土台って?
現在は芸術大学の2年です。デザイナーとしてある程度確実な実績を残すための、デザイナーの基礎・土台作りってどういうモノなんでしょうか?デッサンや絵画能力・色彩・構成の知識などですか?例えばほとんどのスポーツの場合、基礎は体作りです。マラソンでスタミナをつけたり筋トレで筋力をつけたり、そういう専門以外のことですよね?体がしっかりしていれば専門種目の技術的なモノも確実になってきます。デザイナーの場合、好不調の波やムラのない、確実な能力を持ったデザイナーとなるための基礎って何なんでしょうか?訓練方法など、いろいろご意見を聞かせてください。
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長いことグラフィックデザインの世界にいますが、 思うのは、絵画能力や色彩・構成などの専門知識は 必須ではあっても、それ以上のものではないですね。 独断で言えば、必要なのは「好奇心」「想像力(創造力ではなく)」「運」。 ついでに「向上心」「競争心」と言ったところでしょうか。 つまりどれも「何処にも売っていない、誰も教えてくれない」ものです。 私がデザインを学んだ頃には「興味を持って物事を見ろ」と言われました。 実際に私の師匠にあたる人は「雑学」の大家でした。 自分が関わった仕事の業種についてはとにかく詳しい人でした。 「あれとそれを混ぜ合わせて、ギュっと絞って出たものがデザイン」が口癖でした。 「あれ」と「それ」とは、時にはデザインの知識であったり芸術論であったり あるいは特定の業種や職種の奥深な専門知識であったりと様々でしたが そうやって、偶然生まれたようなデザインにもしっかりとした裏付けがありましたから プレゼンテーションでの説得力が違いました。 今の言い方ですると「引き出しをたくさん持つ」なんて言いますね。 実際には「引き出し」の数ばっかり多い人はたくさんいますが 問題は「何を取り出して、どう使うか?」ですよね。 それが「想像力」あるいは「アイディア」と言ってもいいかもしれません。 ● あ、それと、この歳になって思うのは「体力」です。 (以下、泣き言です。読まなくても構いません) 「このデザインをもう一歩煮詰めたい・・・」と思うのはしょっちゅうですが 「あと1時間長く考えたい」と思う反面、「これで精一杯」としてしまうのは 自分の能力の限界でもなければ、作品の完成度でもなくて すべてが「体力」なんです。頭脳より先に身体が持たなくなってしまう・・・。 つまり、体力の限界が自分の能力の限界となってしまうんです。 もう少し若さ(或いは体力)があったらなあ、と思う最近です。
お礼
なるほど、たしかに好奇心や競争心といったものは大切ですよね。引き出しをたくさん持つ、というのは聞いたことがある気がします。でもやはり問われるのはそれをどうやって使うかですよね。 ・・・やはり大学の先生も具体的なことは言わず、デザイナーなどで成長するには「とにかく一つのことがあればとことん没頭してみろ。」みたいな感じです。やっぱり難しいですねぇ。プロのかたの意見が聞けてやはりそうなのかな、と思います。それとともに自分のスタイルを模索してみようと思います。ありがとうございました。