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DEAE-クロマトグラフィーと等電点
DEAE-クロマトグラフィーで精製するということはその精製したい物質はマイナスの電荷を帯びているという事ですよね。また、等電点がマイナスのものほど強く吸着するので、つまりその物質の等電点はマイナスを帯びているとのこと...。等電点とは極性のある分子がこの点で分子内の電荷の和がゼロになり、その物質が溶媒中で安定するpH値だという事ですが.....。そこで、なんだかピンとこないのですが、pH値(等電点)にマイナス、プラスってあるのですか?その物質がプラスの電荷を帯びているからマイナスを帯びているDEAEに吸着するから精製できていくのは理解できるのですが、それに等電点というのはどうからんでいるのですか?DEAEを使う時点でその物質の等電点はマイナスと決定されているのですか?初歩的なことだとは思いますが教えてください、お願いします。
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- kexe
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ネットでいい説明文を見つけました 以下に転載します 蛋白はアミノ酸や糖の多分子体である。個々のアミノ酸や糖質の一部は+あるいは-の荷電を有している(アミノ基、あるいはカルボキシル基)。これらを総計したものをその蛋白の等電点(pI, isoelectric point)と言い、そのpHで蛋白は電気的に中性となる。多くの蛋白は酸性荷電であり、pIは5以下である。いま、pIが5の蛋白をpH8の緩衝液に溶かすと、蛋白は陰イオンとなる。この陰イオンを吸着する樹脂を陰イオン交換(anion exchanger)樹脂と称し、一般にアミノ基を有している(例:DEAE, QAE, MonoQ)。逆にカルボキシル基(CM)や硫酸基(SM, MonoS)を持つものを陽イオン交換樹脂と呼ぶ ということです おそらくabckoさんの疑問は 「pIが5の蛋白をpH8の緩衝液に溶かすと、蛋白は陰イオンとなる」 の一言で解決されるのではないでしょうか? つまりDEAEを使うからマイナスと決まるのではなく 目的タンパク質のpIよりも(1以上)塩基性の緩衝液をつかうから 目的タンパク質が陰イオンとみなされるわけです これでわかりますかね?
お礼
ありがとうございました、参考になりました。