• ベストアンサー

夏祭りの歴史

こんにちは。ネイティブの先生の授業で、日本文化に関するテーマで3分間スピーチをします。私は夏祭りにしたので、祭りの起源や歴史を簡単に述べてから本題に入ろうと考えています。祭りって、もともとは豊作を願ったりするものだったと思うのですが、縁日などが出だしたのはいつ頃なんでしょうか?どのような経緯でそうなったのでしょうか?もし知っていたら、教えて下さい。また、そのようなことが説明されているサイトでもかまいません。また、どこどこの何祭り、ではなく、近所の公園でもやっているような、小規模の、そして身近な祭りについて説明されているサイトがあれば、あわせてお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yuhkoh
  • ベストアンサー率48% (350/723)
回答No.1

 夏祭りには「鎮魂」の意味があります。これは夏が台風・日照り・疫病などの災害が起きやすい時候と関係があるでしょう。有名な京都の「祇園祭」も、もともとは平安期に流行した疫病の原因が、荒ぶる死者によって引き起こさると考えられていたため、行われたのが始まりです  日本人にとって「先祖」は神であり、それは子孫に幸いをもたらす面と、災いをもたらす面に二面性があります。そのため幸いを願い、災いを鎮めるための定期的な祭りが行われました。共同体で行う際は、前者は主に春や秋の祭り。後者は夏の祭りが相当します。  例えば夏を代表する行事である「盆」も、儀礼こそは仏教化していますが、その根底には日本古来の鎮魂のための先祖祭りがあります。日本に仏教が伝来した際も、主に「滅罪」と「鎮魂」の力を求めていたという面もあり、そのため日本における鎮魂儀礼の大半が仏教化しました。日本では家で先祖を祀る特に大きな「祭り」は正月と盆ですが、正月に祀る先祖は鎮められた先祖であるため、鎮魂儀礼が行われることが少ないので、そのことが逆に先祖祭りであるという意義が分からなくなってきた面もあります。対して盆の先祖が鎮魂儀礼を必要とすることで先祖祭りだという意識が残りました。  また鎮魂儀礼は華やかに、盛大に行うことで、より大きな力が得られるという考えもあるため、踊りや山車など盛大に行われます。そして祭りの前日の夜を「宵(よい)祭り」といい賑やかに行われるのも、夕方以降から夜にかけてが、人間以外のモノが活動する時間と考えられていたため、神霊の力をより強く引き起こさせるために盛大に行われます。  ただし、これら民俗儀礼は様々な要素が複雑に入り乱れているので、「このような面もある」というぐらいでご参考にしてください。

noricco
質問者

お礼

回答ありがとうございます!非常にわかりやすく、良い勉強になりました。起源のようなものはなんとなくわかるように思っていましたが、にぎやかにすることでもっと大きな力が得られるというのは納得しました。