- ベストアンサー
ザリガニはカニなのか?
長年悩んでおりました。 ザリガニはカニですか?フォルムからしたらエビに近い気もするのです。 あと「ザリ」ってなんですかね?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「ザリ」については既に解説されているので省略します。「かに」については、大きな鋏を持っているからだろうと思います。 さそりを小さくしたような虫に「カニムシ」というのがいますが、鋏を持っている以外には蟹に似ていません。鋏があるから蟹という発想はそれほど突飛とは思われません。 エビ目であることは間違いありませんが、実は蟹もエビ目(十脚目)に含まれているのです。 以前は十脚目を長尾亜目(エビ)、異尾亜目(ヤドカリ)、短尾亜目(カニ)に分類していたのですが、エビ同士の違いのほうが、エビとカニの違いよりも大きい事がわかり、訂正されました。 次には エビの仲間から、イセエビの仲間とザリガニの仲間を独立させて、ヤドカリとカニを併せて「歩行類」として、それ以外の「浮遊類」と分けられる分類ができました。 現在では卵の抱え方が分類上では重要視されていて、 まず、クルマエビ類とそれ以外に分類され、 クルマエビ類以外を コエビの仲間、 オリヒメエビの仲間、 イセエビの仲間、 ザリガニの仲間、 アナジャコの仲間、 ヤドカリの仲間、 カニの仲間 などに分類しているのが主流のようです。 どちらにせよ十脚類の分類は目と科の間に補助的な分類群がありすぎ問題だと思います。 ついでに、アナジャコという名のエビはいますが、シャコはエビではありません。ヤシガニやタラバガニはヤドカリの仲間ですが、「かに」となっています。
その他の回答 (5)
- overthisgraysky
- ベストアンサー率29% (78/267)
推理します。 #3さんの回答のように、ざりがにの語源が「ゐざる」なんて古い言葉であることから、ざりがには日本で体系的な分類学が始まる前からすでにそう呼ばれていたのではないのでしょうか? 体系的に命名されたのではなく、地元の人が名付けたのだとすると遠い海にいる「えび(海老)」よりも、沢蟹など川にもいる「かに」の仲間と考えたのは自然だと思います。 また、昔の日本ではヘビやカエルも虫(蟲)の仲間とされていたわけですから、そのくらいのグループ分けの曖昧さは許容されたのだと思います。
お礼
なるほど! それは納得のいく推理です。 overthisgrayskyさんの仰る通りザリガニは内陸でお馴染みの生物なのかもしれません。 だったらカニに近い。むむむー長年のモヤモヤが 晴れて来ました。 ありがとうございます。
- yokayo
- ベストアンサー率10% (36/352)
母(50代)が子供の頃は、おやつにザリガニを食べさせられていたそうです。 ゆでたザリガニはエビそっくりで、味もエビに似ていたそうです。
補足
皆様いろいろご回答いただきありがとうございます。 「ずさり」で「ザリ」。なるほど。 大変勉強になりました。あともう1点ハッキリしておきたいのは何故「カニ」呼ばわりされるに至ったかです。 「ザリエビ」でいけなかった理由は・・・。 yokayoさんの母堂様も仰られている通り「エビそっくり」の形と味なのに。 なぜ?
- kuma-ku
- ベストアンサー率54% (1558/2845)
おはようございます 甲殻類およびその他の淡水産無脊椎動物 エビ目 ザリガニ科 【ザリ】については以下のような由来があるようです。 http://www.br2.co.jp/cgi-bin/mon.cgi ============ いざる(膝行る)ように歩くことから「ゐざりがに」と呼ばれたそうです。これが訛って「ざりがに」と呼ばれるようになったんだとか。ちなみに「膝行る」とは「座ったまま移動する。足を立てず、膝をついて前へ進む。」だそうです。 もう一つの説が「しざりがに」だそうです。「しざる」は「退る」と書いて、後ずさりすることを言い、逃げるときに後退りしながら逃げるので、「しざりがに」と呼ばれたそうです。
ザリガニはザリガニ科のようですね。 分類については、こちらに詳しく載っています。 http://www.ask.ne.jp/~cray/bunnrui.htm ザリガニの名前の由来は「後ずさりするカニ」 「いざるように歩くカニ」という意味からきているようです。 こちらを参考にしました。 http://www.tomamin.co.jp/you/02you/020610.htm
- ume70
- ベストアンサー率27% (30/109)
エビ目です。
お礼
ありがとうございます。 こんなに色々教えて戴けるとは思いませんでした。 一杯奢りたいぐらいです。