全く自信がないんだけど一応考えた結果を書いてみます。
地球の重力がもっと大きく、大気層が厚いと仮定すると、厚い大気層は日射エネルギー(短波放射エネルギー)の地表面への到達を阻むので、これは蒸発を減少させる方向に働くと思います。一方厚い大気層自身がより多くの長波放射エネルギーを地面に射出するだろうから、それは蒸発を増加させる方向に働くと思います。
エネルギー収支によって蒸発が促進されるにしろ抑制されるにしろ、フィードバックの効果もあるだろうから(例えばエネルギー収支によって蒸発が抑制されたとして、空気が乾燥すると飽和水蒸気圧と実際の水蒸気圧の差が大きくなって蒸発が促進される)、重力が大きかったとしても地表面からの蒸発量は現在とそんなに変わらないのかもしれません。どちらかと言うと地球の温室効果が促進されることもあって、長波エネルギーの影響が短波エネルギーの影響を上回って、現在より蒸発が増える気はします。
一方の降水量の方は、重力の違いがどういう風に影響するのかわからないので、現在と同じと仮定してみます。
地面より下を見てみると、重力が大きくなるとこころもち水はけがよくなるでしょうね。多分重力が上がった分、土壌の透水係数が上がると思います。でも逆の効果として土壌自体が締め固まってその分透水係数が下がるだろうから、結局は陸地を見るとわずかに現在より乾くかもしれないけど重力の違いによる効果はほとんど無いと予測してみます。
まとめると、重力が大きくなれば空気中に含まれる水蒸気が少し増えるという予測になりました。水蒸気量自体は増えても気温が上がることによって相対湿度は現在より下がるかもしれませんね。
この試算、全然自信は無いんだけどどうでしょうか。
お礼
実際のことはどうなるかなかなかわかりませんが、とても参考になりました。もう1度自分でも良く考えてみますね。本当にありがとうございました。