こんばんは。
右翼左翼は実は元々英語でして、
イギリスの議会において保守派が右に固まり、改革派が左に固まった事に起因します。
日本に於ける「右翼=保守」とは立場や時代によっても異なりますが要するに天皇を主とする体制の保守派ってこと。だから「尊皇」「愛国」なんて言う訳です。
また「保守」という部分だけ見ると政治の世界では自民党に代表される「保守派政党」というものが存在します。これは民主主義~資本主義の流れを汲む政党。
元々の意味からすると右翼と保守政党は同じ思想のはずなのですが、日本の場合はかなりずれています。
では反対に「左翼=改革」ってどうなのか?保守派が民主~資本主義なら改革派は共産~社会主義。
共産主義は、資本主義の欠陥である貧富の差を克服する為に国が経済活動を統制し、みんなで働いてみんなで豊かになろうという思想。
これを政治的に消化したのが社会主義。
この社会主義はソ連を中心に(欧州)東側諸国と呼ばれ東西冷戦を巻き起こします。
日本はアメリカの子分なので資本主義。ですから冷戦中はとにかく東側諸国を敵視するような報道が多く見受けられました。
また、結果的に東側諸国が独裁的な色彩を帯びてしまっていたこと、そしてソ連崩壊とともに全体が崩れ去ったことで社会主義=共産主義=悪という考えが浸透してしまいました。
誤解してはいけないのは共産主義は独裁ではないということ。ただ権力が中央に集中する為独裁者が生まれやすいという欠点があるってことです。
例えば北朝鮮は共産主義国家ですが良いイメージはないでしょう?
では日本で共産党が政権を取るとなったらどうです?
なんだか妙に不安になりませんか?
そういうことです。
しかしながら実は共産党が主要政党で最もクリーンで誠実であることは皮肉な話です。
*既に共産党は党の主張を随分緩和しています
お礼
詳しく書いていただいて有難うございます! 非常にわかりやすかったです