コメ油の精製に使われるノルマルヘキサンとは体に

質問

圧搾法で精製された菜種油を使ってきましたが、米油が体に良いと聞き使ってみました。揚げ物はかりっと揚がって良いと思いました。
米から作られているのかと思っていましたが、糠から作られているようで米ぬか中の油分をノルマルヘキサンと呼ばれる溶剤を使って抽出しますと記載されています。
「ノルマルヘキサン抽出物質とは、水中の油分や農薬、染料、フェノール類などの不揮発性物質の総称です」と言うことらしいですが
体に悪い物質ではないとは思いますが、化学物質で精製するなら、
圧搾法の油の方が安心できると思いましたが、どうなのかわからないので教えて下さい。

回答No.3

iBook 2001（@iBook-2001）

はじめまして♪

私も、近年は「米油」をメインに使っていますよ。

食用油については、多種多様な話題もあり、簡単にどれかの情報だけを鵜呑みにしてはイケナイ。と考えています。

私が「米油」をチョイスしたのは、健康面での懸念が低く、そんなに高額でもなく、なによりも強い個性感がないので、多様な調理に気兼ねなく使える（この、風味、風合い、、とかは、個人の好みかも。。。）

でも、非常に安いセール品、初めて見たブランドの物は、風味風合いも好みじゃなくて、ガッカリ。。。。
（安いものには、安い理由がある。）と言う言葉を思い出しました。。。こういう「油」ですと、しっかり確認もしてませんでしたし、後から調べて、より使いたくない、、っていう気持ちが強まるのも嫌なので、揚げ調理、１回で使い捨て。。。と、しちゃいましたぁ。

ごま油も、安価な物は注意しています。とは言っても、あまりも高額な物には手を出したくないし。。。

そうそう、近年「オリーブオイル」が激高な感じがしてて、この範囲も「米油」に頼っています。少々工夫すれば、オリーブオイルの独特の風味は無理でも、そこそこ「普通に美味しい」という感じにできたりします。
（まぁ、ご飯メインの日本人だから、、かと思いますけれど、、ねぇ。。。汗）

「米油」にも、あまり良くない物、まぁまぁ良い物、すごく良い物。とかあるはずなので、私は価格とかも考えて「まぁまぁ良い物」だろう。って物を、ここ数年間ほど、愛用中です。

回答No.2

gsmy5

まず、「ノルマルヘキサン」と「ノルマルヘキサン抽出物質」は全然違う概念ですから混同しないようにしましょう。
米油は質問者様もお調べになったように、米ぬかに含まれている油分をノルマルヘキサンに溶かし込んで(これを抽出と言います)その油を含んだノルマルヘキサンから油分以外の成分を取り除き、最終的にノルマルヘキサンを取り除く(蒸発させる)と油分のみが残り、これが米油となります。
確かにノルマルヘキサン自体化学物質ですから、不安に思うでしょうが、植物などから加工して食品や調味料にする場合、目的とする成分以外何も含まれていないなんてことはめったにないので、何らかの化学物質を使って抽出、分離することは広く行われています。（たとえろ過などの方法でのみ除去する場合でもろ過作業を確実に行う為、何らかの薬剤を加えろ過時に取り除く場合が殆どです)もちろん食品衛生法などの法律でも認められた方法です。
それでも化学物質を使うことに心配があれば、搾油法、即ち米ぬかを絞って油を集め、その中から不純物を取り除くという方法で作った製品を探すといいでしょう。但し、大豆や菜種とかだったら豆や実を少しつぶしただけでも明らかな油がにじんでくるのがわかるようにかなりの量の油が含まれていますので、搾油法でも簡単に大量の油が作れますが、米ぬかはかなり油が少ないので搾油法だと作れる量は少なく、お値段もかなり高くなると思います。製法にこだわるのなら、搾油法でたくさん作れる菜種油など他の油の使用を検討した方がいいかもしれません。

で、「ノルマルヘキサン抽出物質」とは、水とかに含まれる不純物を調べる時の検査項目の1つで、水にノルマルヘキサンを混ぜて、水中の不純物の内ノルマルヘキサンに溶けるものをノルマルヘキサンに抽出させます。そして、水からノルマルヘキサンを取り除き、そのノルマルヘキサンを蒸発させて残ったものを「ノルマルヘキサン抽出物質」というわけです。具体的に何が含まれるかというと、質問者様もお調べになったように「油分や農薬、染料、フェノール類などの不揮発性物質」です。つまりノルマルヘキサンにこのようなものが含まれるわけではありません。油を作る時に一旦ノルマルヘキサンに溶かすことを説明したように、油も溶けるので「ノルマルヘキサン抽出物質」に油分が含まれるのです。

以下は主にメーカーのサイトから引用したものです。安心するかどうかは質問者様の方でお考えになります。具体的に何なら許すかは人によって異なるでしょうから、詳細な疑問等は該当するメーカー等に確認したほうがいいでしょう。

https://www.tsuno.jp/enjoy/method
こめ油（米油）の抽出方法について

植物油の抽出方法について
植物油の抽出方法には大きく分けて圧搾法と溶剤抽出法の２つがあります

圧搾法
比較的油分の多い原料に、圧力と熱をかけて油分を絞る方法です。
溶剤抽出法
油分の少ない原料に有機溶剤（ノルマルヘキサン）を使って抽出する方法です。

溶剤抽出は危険なの？
よくこういったご質問をいただきますが、その原因にノルマルヘキサンが溶剤として使用されているということが上げられます。
しかし、ヘキサンは食品添加物（加工助剤：最終的に食品として完成する前に、食品から除去されるもの）として認められており、精製の工程で全て取り除かれます。
日本で広く使用されている菜種油、大豆油等でもノルマルヘキサンは溶剤と使用されており、極めて一般的な抽出方法です。安心してお使いください。

https://sizen-sunlife.com/about/feature03/?srsltid=AfmBOooxZoOkDaczfX0aGVBSD2VAv7sYx8eA4PVxbeOGdaaQxLfud_X0
不自然な精製加工をしない
こめ油やなたね油などの食用油類は、一般的な製造の仕方として「抽出法」というものが用いられます。
これは原料に石油系の化学物質（n-ヘキサン）を加えて、より多くの油を抽出させる方法です。

大量に抽出できて安価に販売できるメリットがある一方、原料本来が持つ食物繊維やビタミンなどの栄養素や香りの多くを失ってしまいます。
さんらいふでは、このような化学物質を使う製法ではなく、「圧搾法」という原料を単純に押しつぶして、
そこからにじみ出る油のみを採取する伝統的な方法を用いた製品をご案内しています。
しかし、「遺伝子組み換えされた原料の使用を避けたい」という生産者の意向から、一部の加工品では二次原料として、「抽出法」を用いた食用油類の使用を認めています。

https://www.nisshin-oillio.com/customer/faq_detail.html?id=5000137&category=816
日清オイリオ食用油共通に関するQ&A
Q　溶剤抽出法で作られた食用油は安全ですか？
A　溶剤抽出法で使用される有機溶剤（ノルマルヘキサン）は食品衛生法で認められた食品添加物です。食用油の精製工程の中で完全に取り除かれますので、安心してご使用いただけます。

https://sanwa-yushi.co.jp/
原料と製法にこだわった体にやさしいこめ油。
国産の新鮮な米ぬかを圧搾製法によって搾油し、スチームリファイニング法と呼ばれる物理精製法によって精油したこめ油です。このような製法によりクセのない風味はそのままに、原料に含まれるγ－オリザノールなどの有効成分を効率よく含み、日々の食生活を支える体にやさしいこめ油です。

https://www.knights.jp/ana/water/drain_hexa.html
ノルマルヘキサン抽出物質とは？
ノルマルヘキサン抽出物質というのは、特定の物質名称ではありません。
ではいったい何を分析しているのでしょうか？
ノルマルヘキサン抽出物質は、一般的に水中の油分等を表わす指標として用いられています。
この分析では、ｐH4以下の条件において、

1. 試料にヘキサンを加え、混和させた後、試料中からヘキサンによって抽出される
2. 80℃付近でヘキサンを揮発させた時に揮発しない

上記1、2の条件に当てはまるものを定量しています。

具体的には、鉱油類、動植物油脂類などの油分の他にも、界面活性剤や石鹸、アルコール、アミン類、農薬や染料、フェノール類などが上記に当てはまります。 このようにヘキサンに抽出される不揮発性物質の総量をノルマルヘキサン抽出物質として分析しています。

回答No.1

t_ohta

米油の精製で使われるノルマルヘキサンは、油を抽出したあと蒸留し取り除かれるので残留することは無いそうです。

圧搾法がいいとお考えであれば、菜種油・コーン油・紅花油などを選ばれるといいと思います。