変圧器の励磁インダクタンス

質問

変圧器(単相)の励磁インダクタンス定数は、見る側によって変化するのでしょうか？
確かにT型等価回路にしてしまえば1次側2次側読替え可能でどちらから見てもPU値的には同じです。
これに関し、実際に変圧器を使用する場合は仕様上の方向、つまり1次側、2次側が決まっており仕様上の1次側から見た等価回路に適合したインダクタンス定数を示せばいいと思います。
しかし仕様上の2次側を励磁した場合は、1次側を励磁した場合と励磁インダクタンスはPU値的にも違うように思います。
この辺どうなのでしょうか？識者の方から結論だけでなく説明も頂きたいのですが。

回答No.2

ohkawa3

回答(1)再出
分りにくい説明でだったかもしれません。

1-2次のインピーダンスを変換するにあたって、定格電圧の比に基づいて変換すると、みる側によって励磁インダクタンスが変化する可能性がありそうです。
これに対して、実際の無負荷電圧の比に基づいて変換すれば、どちら側からみても、励磁インダクタンスは同じになると思います。

なお、1次側の漏れインダクタンスと、2次側の漏れインダクタンスとに極端なアンバランスがあれば、誤差が生じる可能性がありそうです。

回答No.1

ohkawa3

ご提示のとおり、理論上は、1次側からみても、2次側からみてもPUで表した励磁インダクタンスは同等と思います。
ただし、上記が成り立つのは、1-2次の定格電圧の比が、巻数比と等しい場合です。
電力用変圧器の場合は、上記の関係が成立していると思いますが、電気機器に組み込むような変圧器の場合は、2次側に定格電流を流した場合の2次電圧に基づいて、2次定格電圧を決めているので、関係が崩れていると思います。