各々の設備の動作原理を考えると
乾式流水検知装置に該当するものは『3・閉鎖型乾式スプリンクラー設備』です。
乾式スプリンクラー設備は、配管内に水ではなく空気または窒素が充填されているシステムで、温度が低い環境でも使用されます。
火災時にスプリンクラーヘッドが作動すると、空気または窒素が排出され、その後に水が供給される仕組みとなっているためです!
以下は各スプリンクラー設備の簡潔な原理です
1・閉鎖型予作動式スプリンクラー設備
火災が発生する前に自動的に作動。熱感知器が一定の温度に達すると、スプリンクラーが作動し、水を放出します。予作動式というのは、火災が発生する前に早期に対応することを意味します。
2・開放型スプリンクラー設備
火災が発生した後に人が手動で作動させる必要があります。スプリンクラーのノズルが開放され水を放出します。手動で操作するために迅速な対応が求められます。
3・閉鎖型乾式スプリンクラー設備
火災が発生した際に自動的に作動し、乾燥した粉末(通常は炭酸塩)を放出。粉末が火元に散布され、酸素を遮断し、火災を鎮火させます。乾式というのは、水を使用しないことを意味します。
4・閉鎖型湿式スプリンクラー設備
火災が発生した際に自動的に作動し水を放出します。湿式というのは、水を使用することを意味します。
なので基本的なら構造の場合は3のみが水を使わない『乾式流水検知装置』として該当します。
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