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パナソニックが宣伝上手と言われる理由について

私が子供の時分(約半世紀前)に、「ナショナルはCMが上手い」と言う人(当時の大人)が多かったように思います。それは映像とかキャッチフレーズとかのことなのだろうと思っていましたが、理由を尋ねたことはありませんでした。その頃のことを説明していただけませんでしょうか。願いいたします。

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  • eroero4649
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回答No.1

今ふと思い出した一例です。 昔、カメラはコンパクトデジタルカメラを使うのが主流だった時代。パナソニックはルミックスというコンパクトデジカメを発売していましたが、その画質はお世辞にも高いものではありませんでした。カメラメーカーであるキヤノンやSONY、富士フイルムといった会社のほうが性能も画質も高かったのです。 そんな中で、ある時代にルミックスは広角に28ミリを搭載したコンパクトデジカメを発売しました。それまでのルミックスは広角は35ミリだったのです。 実は既に他メーカーから広角28ミリのコンパクトデジタルカメラは発売されていました。なんてことはない、パナソニックは「追いついた」に過ぎません。 しかしそこでパナソニックは浜崎あゆみさんをCMキャラクターに起用して「今までよりより広い範囲が写せるようになった。これからの時代は広角28ミリだよね」と広告しまくったのです。 するとアラ不思議。広角の広さは他メーカーと変わらないのに、世間の皆さまから「パナソニックは他メーカーのカメラよりもっと広い範囲が写る」とイメージさせることに成功して結構ヒットしたのです(ただし歌姫だった浜崎あゆみさんの起用も含めて宣伝広告費はかなり投じたはずなので、最終的にその宣伝広告費に見合う売上だったのかどうかは分かりません)。 なにより驚いたのは、当時カメラマニアのたまり場だった価格コムの掲示板で、カメラマニアのお爺ちゃんたちが一斉に「広角28ミリ」と言い出したことでした。 ちなみにカメラの世界では、広角側の定番が28ミリです。それより広くなるのはちょっと珍しいので、パナソニックは特別なことをしたわけではないのです。いわゆる「大きな声で普通のことを言う」というやつですね。大声で自己紹介をするだけという芸でブレイクしたサンシャイン池崎さんみたいなもんです。 松下は私が生まれる前から「他社がヒットさせた商品を作って、宣伝と販売力で売る」というスタイルだったと思います。 そうですね、ざっくりいって団塊の世代くらいから上の世代の人に「松下製品は品質に優れている」というイメージを持っている人は少ないんじゃないかなと思います。

princelilac
質問者

お礼

ありがとうございました。私が想像していない意見をいただいて視野が広がったと思います。

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princelilac
質問者

補足

>団塊の世代くらいから上の世代の人に「松下製品は品質に>優れている」というイメージを持っている人は少ないんじ>ゃないかなと思います。 このご意見には最初は驚きましたが、パナソニックは手広く家電製品を製造しているのは事実としても、カメラやパソコン、音響機器などで専門的にその分野に特化して開発している企業からは若干のビハインドを追っているように思いました。「その割にはいいね…」という意味合いで評価されているような気がしました。 ただパナソニックはファンヒータのリコール事故の件で、他の宣伝をやめて製品回収の呼びかけをしたことは「さすがパナソニック。すごいな。」との感想を持ったものです。

その他の回答 (3)

  • nagata2017
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回答No.4
princelilac
質問者

お礼

ありがとうございました。

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  • nagata2017
  • ベストアンサー率33% (7024/20692)
回答No.3

東芝---->ナショナル----->バナソニック と名前変更して現在に至る ですね。 1956年には東芝イメージソングが作られていました。 1957年には「マツダランプの歌」も作っています。 当初から その時代のトップスターに唄わせるという お金があるからできたことでしょう。 そうすることでさらに知名度が上がり・・・・さらに売り上げが上がるという コマーシャルの使い方がよくわかっいたとということですね。 テレビが登場すると 東芝劇場という専属番組も作りました。 マスメディアを上手に使いこなすこと 広告の価値を知っていたこと そういったことが 宣伝上手と言われる所以でしょう。

princelilac
質問者

お礼

ありがとうございました。

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princelilac
質問者

補足

東芝と松下は別の企業だと思いますが… ご回答の中で思い立ったことがあります。東芝のイメージソング「光る東芝…」が流れていたのと同じ時代に、ナショナルも「明るいナショナル…」と歌を流していました。その他、バラエティ番組中に自社の商品を扱うなどの、企業戦略があちこちで見られました。 しかし今回の質問は「ナショナルは宣伝が上手い」と評価する人が複数いたことに対しての疑問についてです。もう少し他の人の回答を待ちたいと思います。

回答No.2

1.CMソングがうまかった。「明るいナショナル」あっという間に定着し、私も子どもの頃、歌ってましたね。歌詞も売りたい製品がラジオとテレビだった初期バージョンから、「なんでも家中」となり・・・ 2.「ナショナル劇場」という、月曜夜8時からの枠を確保。普段の1時間番組はもちろん、スペシャル拡大枠になってもとにかく延々とナショナル製品のCMだけが流れるものでした。私が見るようになったのは、時代劇2本~3本を交互にやるようになってからですが。 3.CMを出すドラマの中では自社製品を効果的に登場させるように曲に依頼。現代劇なら必ずナショナルの電化製品が写ってたものです。

princelilac
質問者

お礼

ありがとうございました。

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princelilac
質問者

補足

回答を読みながら思い出したことがあります。プロレス中継で悪役外国人レスラーが花束を受け取るや否や、リングに叩きつけてボロボロにしました。その時にナショナルの掃除機風神が登場したのです。なんと訪問販売のセールスマンがその場面を売り込みに利用していました。

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