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皮膚がん放射線治療とビッグバン

私の年上の友人によりますと、皮膚がんの放射線治療では、数本の放射線を違う方向から患部に同時に当てて、患部だけが高エネルギーを受けてがん細胞を発熱させると聞きました。 ビッグバンも超高温だったようなので、幾つもの方向からのエネルギーが一点で交差したのですか。

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  • ベストアンサー
  • Tacochin
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回答No.3

ビッグバン以降と比較するならば、全く逆の動きです。ただ、ビッグバン前のことも含めるとなると、どうであったかによっても変わってくるでしょう。しかし、どうであったかは、現在の科学では立証できません。仮説は様々提唱されています(後述)。 ■皮膚がんの放射線治療 外から内へ集中。エネルギーを一箇所へ集中させる。外側の異なる方向から放射線を癌患部の1点に向けて集中させて(ピンポイントで)焼きます。 ■ビッグバン 内から外へ放出。一箇所へ集中していたエネルギーが解放される。 ・特異点で始まる説: 1点(特異点)から外側(四方八方)に向かって放出(爆発)します。特異点に全てが凝集されていたが、量子ゆらぎの均衡が崩れ、ゆらぎが増幅し爆発。反粒子よりも粒子が多く、対消滅しなかった分、粒子が残り、ヒッグス機構も働き質量が生まれ物質化しました。粒子が残った理由は「CP対称性の破れ」です(詳細は長くなるので省きます)。 ・特異点なしで始まる説: ホーキング博士の説。虚数時間まで、ある一定範囲の空間内に収まっていたエネルギーが実数時間に切り替わり外側(四方八方)に向かって放出(爆発)した。量子ゆらぎの均衡が崩れた以降の経緯は、上記と同じ。 特異点あり(実数時間のみ)・特異点なし(虚数時間あり)を比較した図解 ↓ https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=960x10000:format=jpg/path/s2ffa90dd17fa3d6e/image/ie88dbc876f68dce8/version/1528425051/%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E5%AE%87%E5%AE%99-%E5%B7%A6-%E3%81%A8%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99-%E5%8F%B3.jpg ■ビッグバン前 宇宙を超えた超宇宙や外宇宙レベルで考察する必要があります。検証できないのであくまで仮説。 ・脈動宇宙説: 収縮から転じて膨張した。 収縮 → 特異点 → 膨張 ★収縮する場合は、物質やエネルギーが1点に集中するという意味で、皮膚がんの放射線治療と同じような動きと言えるでしょう。 ・マルチバースの親子宇宙: 収縮はなく膨張するのみ。 膨張する親宇宙の1箇所から子宇宙が誕生 親宇宙 → 子宇宙 → 孫宇宙 親子宇宙についての図解 ↓ https://blog-imgs-141.fc2.com/n/e/z/nezu621/202004070849137ad.jpg ≪用語など関連事項≫ 反粒子: 質量とスピンが等しく、電荷など正負の属性が反対の粒子 量子ゆらぎ: 不確定性原理によって、現在の宇宙空間(真空)でも粒子と反粒子が対で絶えず生成と消滅を繰り返しています。真空の一時空点(一時的かつある一点)で、僅かながら変化が起こっているということ。量子力学的に真空は「何もない空間」ではなく、「粒子と反粒子がビッシリ詰まっている」という解釈がなされています。 加速膨張宇宙の原動力: 1点またはある範囲に収まっていた「量子ゆらぎ」が増幅されて宇宙がインフレーションを起こしたと解釈されています。この増幅が、ダークエネルギーのような加速膨張宇宙の原動力になっていると考えられます。 ブラックホールの蒸発: これも「特異点なしのビッグバンモデル」と同じです。ホーキング博士が提唱しました。ブラックホールには特異点がなく、量子ゆらぎによって蒸発していくという考え方です。 ≪参考文献≫ 特異点なしのビッグバン(ホーキング博士の説)については以下参照 ↓ ●文系でもわかるホーキング博士の最後の論文解説(1) https://www.bttp.info/physics/hawking-last-paper-1/ ●文系でもわかるホーキング博士の最後の論文解説(2) https://www.bttp.info/physics/hawking-last-paper-2/ ●文系でもわかるホーキング博士の最後の論文解説(3) https://www.bttp.info/physics/hawking-last-paper-3/ ↑ マルチバースや超弦理論についても触れています。 ブラックホールの蒸発(ホーキング博士の説)については以下参照 ↓ ●事象の地平面も特異点もない!?ブラックホール新説を解説 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6d88baf6cfe8e42289a0e5aeb5ee68e0680e7bf4

DK000
質問者

お礼

私たち質問者にとって、回答者様は図書館長のような頼れる存在です。反粒子や虚数時間は??脳内がお花畑状態ですが、ブラックホール新説は納得しやすいです。ありがとうございます。

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その他の回答 (4)

  • Tacochin
  • ベストアンサー率63% (81/128)
回答No.5

#3です。補足します。 宇宙誕生(ビッグバン)は時空間の開始です。たから「ビッグバンによって空間が広がる前に、空間が既に存在するように考えるのは間違い」という意見が出てくるのかも知れません。しかし「広がる」ということは、「広がるための広がり(空きスペース)」が必要です。我々には認識不可能な広がりです。従って「我々には認識不可能だから存在しない」とするのは「井の中の蛙大海を知らず」ではないでしょうか?前回答で示した以下図解についても、「広がるための空きスペース」を考えた上ではじめて描ける絵です。 特異点あり(実数時間のみ)・特異点なし(虚数時間あり)を比較した図解 https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=960x10000:format=jpg/path/s2ffa90dd17fa3d6e/image/ie88dbc876f68dce8/version/1528425051/%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E5%AE%87%E5%AE%99-%E5%B7%A6-%E3%81%A8%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99-%E5%8F%B3.jpg 親子宇宙についての図解 https://blog-imgs-141.fc2.com/n/e/z/nezu621/202004070849137ad.jpg そのような認識不可能な超越空間を「超空間」とか「超宇宙」とか「外宇宙」などと表現している書籍もありました(講談社ブルーバックスの宇宙論関連の書籍)。学術用語ではないですが、「空間を超えた空間」「宇宙を超えた宇宙」「宇宙の外の宇宙」という意味合いの言葉です。我々の4次元時空を内包する高次元空間かも知れませんし、「超弦理論」に登場する9次元空間や11次元空間と関連するのかも知れません。「超弦理論」は量子力学も用いて統一場理論を体系化しようとする理論です。 「高次元空間」の考察の仕方 ・超弦理論 内側(縮む方向)へ向かって畳み込まれた余剰次元を用いる ・超宇宙 外側(広がる方向)に向かって考察する。 「キッチリ検証されていない事を素人が述べるな!」という声も聞こえてきそうですが、検証されていない事物に対して、知的好奇心を持ちアレコレ想像することは楽しいですし、問題はないと思います。ただし、専門家の仮説があれば、それを基本に考察した方が良いのは言うまでもありません。また、既に実証されている事物に対して勝手な思い込みや誤解をしないことも必要ですね。 結論として「宇宙の外側なんてないよ」ではなく、「膨張しているという事実があるんだから、膨張するための空きスペースがあるはず、だから外側はあるはず」です。 ここからは、単なる私の想像ですが、超宇宙である超越空間は、量子ゆらぎすらない「真の真空」だったりして・・・なんて思っています。すなわち、「粒子と反粒子(正確には仮想粒子と仮想反粒子)がビッシリ詰まっている」のが、我々の宇宙の真空で、超宇宙ではそれすらもない「真の真空」かも知れません。あるいは別の何かがある?...考えるとキリがないのでこの辺で失礼します。

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  • QCD2001
  • ベストアンサー率59% (343/576)
回答No.4

「幾つもの方向からのエネルギーが一点で交差」するためには、いくつもの方向にすでに空間が生じている必要があります。ビッグバンが広がることで空間が生じたと考えられていますから。ビッグバンにより空間が広がる前に、「幾つもの方向からのエネルギーが」来ることのできるような空間がすでにある、と考えるのは間違いです。

DK000
質問者

お礼

一瞬だったのかもですが、超高温超高圧だとエントロピーの法則に従っていないような…。エネルギーが集中させられる法則や力が存在した? エネルギーが行き巡っていた空間は存在する気がしますが、私は理系の頭ではないので珍紛漢紛です。ありがとうございます。

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  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10082/12630)
回答No.2

私も放射線治療を受けたことがあります。私の場合もご友人さんと似ていました。つまり、MRIのような「トンネル」に入って、放射線を出す機械の方が回転していました。いずれにせよこれは「ピンポイント効果」を狙った治療ですね。つまり、多角的に放射線を当てることで、患部以外の部分に与える影響を最小限に留めるための手段です。例えば8方向からの照射なら、患部以外の部位への照射・障害は1/8に抑えることができるわけですね。 一方、ビッグバンの場合それは、「ゆらぎ効果」とでも言えますかね。エネルギーの分布にゆらぎが発生して、ある部分がその周囲よりも数万分の1ほど密度が高くなると、そこにエネルギーが集積する現象が起こる。結果、そこの分子雲は高温になって回転運動が始まり、分子同士の衝突合体が繰り返されて、星の原形ができる。すなわち、「量から質への転換」が起こるわけです。これをある天文学者は「遅れるバスは余計遅れる」と表現していました。その果てはどういう質的変化が起こるかというと、それは交通渋滞ということでしょうか。 以上2つの「ピンポイント効果」と「ゆらぎ効果」の共通点は、「量から質への転換」と言えるかも知れません。すなわち、片や「放射線の艦砲射撃によるがん細胞の撲滅」、片や「分子雲の集中による、星の形成」です。ということで、もしこういう見方でよいとしたら、DK000さんの表現は「異なる言い方による同一内容のご指摘」ということになると思います。

DK000
質問者

お礼

多くの試練を経て、Nakay702様がより強くより優しくなられたのですね。貴重な経験談を教えてくださり、ありがとうございます。

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  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1963/7609)
回答No.1

細胞を発熱させる訳じゃなくて破壊してます。 結果的には焼け焦げた同様になりますが。 ビッグバンは交差したと言うより吹き出したと言った方が正しい。

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