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野球のデッドボールから選手を守る技術

野球で死球を受ける選手を見るたびに思うのですが、死球から選手を守る技術は開発されないのでしょうか。 例えば投手の投げたボールの軌道を予測して別のボールのようなものをぶつけて軌道を変えたりとか。 トラックマン等でボールの軌道を精密に記録することはできるので、バッターの手前で当たりそうならボールを発射するなどして死球を予防することは技術的に不可能ではないかと。 投球よりもはるかに高速で移動するミサイルやロケット砲を迎撃する技術があるんですから、どんなに早くても160キロくらいのボールなら比較的容易にできるのでは?と思うのですが。

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回答No.1

死球から選手を守る技術は開発されました。それが「ヘルメット」です。1970年の阪神・田淵幸一選手が頭へのデッドボールで生死をさまよった事故により、耳当てヘルメットが導入されました。以後もヘルメットの素材は改良され続けています。できるのはこのように「当たっても死んだり大けがをしないための」技術開発です。「ボールを打ち落とす」ような技術は理論的に不可能ですから検討されたこともないし、これからもされません。 プロならもう珍しくもない、時速150kmという速さでたった18.44mの距離を進むボールを「別のボールで打ち落とす」など全く不可能です。時速150kmで投げられたボールがバッターの元に届くまでの時間はたったの0.44秒しかありません。だから、運動神経が人並み以上に発達したプロ野球選手でもよけられないことがあります。 「バッターの手前であたりそうなら」と判ってからぶつかるには0.1秒もかかりません。それに当てるためには一体時速何百キロのボールを発射すればいいのやら。それも判定後0.05秒以内くらいで。何しろその機械は、絶対にプレーに支障画でない場所にしか置けないのです。つまりは「不可能」。 「投球よりもはるかに高速で移動するミサイル」は発射されてから着弾までに例えば10分という時間があります。その10分で進路を計算し、途中で衝突するように迎撃ミサイルを発射する。でもそのシステムでも、発射から着弾まで0.44秒では何にもできません。だから近距離で発射される兵器の迎撃兵器は開発しようとしない(出来ないのは理論的に判りきっている)のです。 「速さ」が問題なのではありません。投手が投げてからバッターにあたるまで、プロなら珍しくもない時速150キロでもたった0.44秒しかない、ということが問題なのです。対応できるのは唯一、バッターだけです。 結局、死球から選手を守る技術は「プロテクター」しかありません。簡単な話でバッターもキャッチャーがつけているような装備をつければいいのです。でもそれでは勝負にならなくなる。まぁ、今のユニフォームのような厚さで死球から守れるような夢の素材でもできればいいんですけどね。防弾服の開発が今世界中でされてますから、そのコストが下がって民生用に流用できるようになれば、可能かも。

woderenmin
質問者

お礼

実際にやってみることもなく机上の理屈だけで不可能と決めつけてしまう人がいるのはとても残念なことです。それでは技術革新は進みません。ですがそういう人がいたということでベストアンサーにさせていただきます。ありがとうございました。

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