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ミサイルとロケット

北朝鮮がミサイルを発射しましたが、ミサイルとロケットの違いは何でしょうか?もし同じとしたら日本は既にロケットの発射を何回も成功させているので、ミサイルを打ち上げる技術もあるのでしょうか?

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  • ruehas
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回答No.7

こんにちは。 ミサイルといいますのは「推進装置の付いた爆弾」ですよね。ですが、今回打ち上げられたのはただのミサイルではなく「長距離弾道ミサイル」です。ということになりますと、この場合は中身が衛星でも爆弾でもどちらも全く同じことです。 衛星ロケットといいますのは地球の外に飛び出すものであり、長距離弾道弾は地球の何処かに落とすものです。技術的には何の違いもないです。このため、ロケットといいますのは地球の丸さに従って「場外ホームラン級」の角度で打ち上げられますが、ミサイルの場合は相手国の領土に「外野フライ」を落とすような弾道で発射されます。外野フライの方が簡単です。 従いまして、衛星投入の可能なロケットを作るというのは、即ち地球の一番遠いところを攻撃するミサイルを持つのと同じことになります。北朝鮮は、この事実を意図的に公表したのだと思います。

yasuponpon
質問者

お礼

たいへん分かりやすいご回答ありがとうございました。結局、日本も長距離ミサイルを持つことができるわけですね。

その他の回答 (6)

  • Sasakik
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回答No.6

兵器のカテゴリーだと ミサイル:ガイダンスシステム(誘導装置)を持つ ロケット:ガイダンスシステムを持たない という分類もあります。 ミサイルは、精密誘導が出来るというメリットがありますが、その分コストに反映されます。 密集した地上戦力など高速で移動できない敵に対しては、狙いを1つ1つのターゲットに絞り込まなくても、広範囲に弾幕を張ることで十分な打撃を与えることが出来ます。 古くはソ連軍の「カチューシャ・システム」、現在の陸上自衛隊も持っている攻撃ヘリコプターから地上に展開する敵を阻止するために弾幕を張ることを目的とする「HYDRA70」、湾岸戦争でイラク地上軍に”SteelRain”と恐れられた「MLRS」などが代表的なロケット兵器です。 で、空対空分野にもロケット兵器がありました。 '50年代にアメリカ空軍が敵爆撃機編隊を殲滅するために開発した核兵器「AIR-2ジーニ」は、制式記号は空対空ミサイルですが、ガイダンスシステムを持たない(敵編隊の近くで核爆発を起こせば、それで十分ですから・・・)ため「事実上ロケットである(通称、ジーニ・ロケット)」というのが定説です。 という、前と同じ回答も久しぶりだな と。

yasuponpon
質問者

お礼

専門的なご回答ありがとうございました。たいへん興味深いです。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.5

ロケットはエンジンの種類 ジェットエンジン、蒸気エンジン、ガソリンエンジン、ロケットエンジンなど ロケットエンジンを用いた航空機も単にロケットと呼ばれることがあります 宇宙ロケットなど、正しくはロケット宇宙航空機というべきだろうがロケット以外の手段がないのでわざわざ面倒な呼び方をしないだけ ミサイルは航空機の用途のひとつで自己推進爆弾といったところでしょうか 元祖は神風特攻機やV1だと思います これをロケットやジェット推進にしたのが今のミサイルです

yasuponpon
質問者

お礼

詳しく解説して頂きありがとうございました。

  • info22
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回答No.4

ミサイル(Missile,和訳誘導弾)は、標的(敵の特定の都市や軍事施設、発電所、軍機や軍艦、重要施設など)を攻撃する目的のロケットやジェットエンジンを推進力にした空中を誘導して飛行することのできる軍事兵器です。 なので弾頭(原爆、爆弾、毒ガス、その他を収容)、誘導装置、燃料(推進剤)、酸素(大気圏外飛行の場合)をつんでいます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 地上から発射されるもの、戦闘機・軍艦・潜水艦・装甲車から発射されるものがあります。 ロケットは主に空気のない(空気の希薄な)空間(酸素のない空間)を飛行するために、燃料・推進剤、酸化剤、酸素を積んでいますが、弾頭を積めば、大気圏外を飛翔するミサイルに転用できます。弾頭を積まないで、気象衛星、宇宙観測衛星などを積めば平和利用のロケットということになります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88 北朝鮮の人工衛星打ち上げは、日本を攻撃目標(そして米国をできれば攻撃目標にした)にした核弾頭ミサイル、攻撃用弾頭を積んだミサイルの開発は目的であることは、先軍主義をとる北朝鮮の過去の共同から明らかです。開発したミサイルを世界中に売ることで国の富を築こうとしていますね。320基以上のミサイルが日本全国を射程内にて、日本の都市や重要施設(原発、首都政府の建物、軍事施設、主要企業など)をターゲットに実践配備済みということです。まだミサイルの弾頭には原爆を積んでいないといわれていますが。日本は同時に10発以上のミサイルを発射されたら、迎撃するだけの防衛設備を保有していないので対処できませんね。 また、そういったミサイルは数分でやってきます(テポドン2号は発射から3~4分後には日本上空を通過しています。)ので、今回のように発射された情報が国民に流される時にはもう日本に着弾していることになります。 北朝鮮ミサイルの射程範囲 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090406-00000074-san-int.view-000 >日本は既にロケットの発射を何回も成功させているので、ミサイルを打ち上げる技術もあるのでしょうか? ロケット技術や誘導技術は十分過ぎるほどありますが、いずれも平和目的の衛星打ち上げ用ですから、技術はあっても、核弾頭やミサイルの弾頭兵器は1から開発しなくてはならないし、ミサイルを北朝鮮を標的として実戦配備するだけの、ミサイル量産工場で量産したり実戦配備したりや運用管理技術(指令系統)、移動手段、法的整備などを北朝鮮のミサイルに対抗できるだけのヒトと軍事施設を準備するには何年もかかるでしょう。北朝鮮は金正日の命令1つで320基以上(英国ジェーン海軍年鑑による)のミサイルが同時に日本に発射され3~4分後には着弾しますので、幾ら技術があっても間に合いません。戦前のように国民全員が非難する防空壕や避難施設もなくただ虫けらのようにミサイルの餌食になるだけですね。急速に進む北朝鮮の原爆やミサイル技術に対して、日本の防衛は、北朝鮮よりずっと多額な軍事費(防衛費)を毎年使いながら、全く対処できないということですね。残念ながら、それだけ政府の防衛構想は頼りにならないのが現状ですね。

yasuponpon
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。防衛費の額よりもその使い方に問題があるわけですね。

  • ytrewq
  • ベストアンサー率28% (103/357)
回答No.3

ロケットとはガスなどを噴射し、その反作用で動く装置のことで、狭義にはロケットエンジンを指します。 衛星打ち上げ用だけがロケットではありません。 ミサイルは砲弾などとは違って、目標に向かって誘導可能な兵器のことです。 弾道ミサイルだけがミサイルではありません。 ミサイルのエンジンはロケットが多いですが、巡航ミサイルのようにジェットエンジンによるミサイルもあります。 自衛隊は大小さまざまなミサイルを持っていますし、国産もしています。

  • ogawa_sora
  • ベストアンサー率36% (468/1280)
回答No.2

今晩は。 違いはそれ程ありません。 違う点は、頭に何を乗せているかと、打ち上げ角度が異なるだけです。 人工衛星を乗せればロケット、弾頭を乗せればミサイルになります。 ロケットは垂直、ミサイルはある程度の角度を付けて発射します。 ロシアは大陸間弾道ミサイルSS―19などを民生用ロケットに改修し 衛星打ち上げ市場に参入しています。 日本の大型ロケット「H2A」の性能や技術水準は、北朝鮮の弾道ミサ イルなどより段違いに優れています。

yasuponpon
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。その気になれば日本もICBMなどを保有できるわけですね。

  • ESE_SE
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回答No.1

弾頭に何を積んでいるか、の違いですね。 日本もH2Aロケットに弾頭を積み、ミサイルとしての弾頭の動き制御を行えば日本製弾道ミサイルの完成です。 ただし日本で宇宙開発を行っているJAXAは世界では珍しく「平和利用にのみ宇宙開発を行う」と宣言しているので、 H2Aミサイルを製造したら世界の反発は激しくなるかと思います。

yasuponpon
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ということは技術的には簡単に長距離ミサイルを作ることができるわけですね。