- ベストアンサー
昔の野球選手と現代の野球選手の違い
以前から考えていたのですが、昔の野球選手は本当に人間でしょうか?。 特に投手です。稲尾・金田などの名投手の成績を見ると先発50試登板は当たり前20勝は普通で30勝をしなければタイトルが取れないという時代がありましたよね。 しかし、現代では投手の肩・ひじに与える影響が考慮され、球数制限が重視され中継ぎ・抑え投手の存在が勝敗に大きく影響を与えますよね。 この差は一体何なんでしょうか?。 親父に聞くと、「根性が違う」と言います。確かにそれもあるでしょう。しかし、根性だけでは人間の体がコントロールできるわけではないはずです。かつての横浜のエース「権藤」は「権藤・権藤・雨・権藤」という流行言葉が出たほどの無茶なローテーションから故障し短い選手生活になりましたよね。 近年はバッターでは歴代成績に並ぶ・越す成績が出る事が目立ちますが(イチロー・青木・ローズ・カブレラ。大リーグでもボンズ・イチロー)、投手に置いてはその傾向が見られません(速球記録は日米近年出ていますが)。単純にボールの素材などから、打高投低だからなんでしょうか?。 私の個人的見解としては、まだ野球文化が成熟しておらず今でいう高校野球みたいなものだったのではないかと思います。今では全国区のスポーツですが、その頃はプレイヤーも少なく切磋琢磨できる環境がなく、才能だけでプレーする選手が多かった故に一部の抜き出た選手が多いように思います。だから手を抜いてもそうそう打たれることも無かった。しかし、この考えは自分で検証すると説得力がありません。今の高校野球では十分に切磋琢磨できる選手人口がありますしね・・・。 誰か教えてください。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「根性が違う」いいなあ(笑)。まあ一方的に間違いとも言いませんよ。最近の選手は「食べる物がないほどの貧乏」とか「両親もいない10人の幼い弟たちを食べさせねば」みたいな悲哀はないので、多少は違うかもしれません。でもおっしゃるように「野球人口は減っているものの、全体がレベルアップしたが故に選手の実力に大きな差が生じにくくなった」が正しいでしょう。 それから昔の大選手たちを美化しすぎる傾向はありますね。でもそれは相撲界の双葉山やサッカー界のペレ、プロレスの力道山、空手のマス大山などのように、スポーツ界全体に言える事なので仕方ないかもしれません。「あの人が現代の試合に出ても全勝できる」とか「楽々30勝はできる」などは時代が違うので全然、意味のない論議です。ああいった人たちは「あの頃抜きん出てた大選手」だったわけで、それはオリンピックの記録の変遷を見ても明らかです。 だって当たり前ですよね、オリンピックの陸上や水泳などは明らかに昔より現代の方が記録が向上してるのに、日本のプロ野球だけが昭和20~30年代の投手は150~160キロの速球を投げ、現代の投手は140キロ台しか投げられない、なんてことはあり得ないんですよ。 ですがちょっと興味深い話がありましたので、参考まで。 1.ナイター照明の違い。当時、球場のナイター設備が現代より暗くボールが見づらかった。よってナイターだとボールが今より速く見えた。 2.走塁や中継プレーの差、フォームによる球種を見抜くなどといった事がなかったので、その点でも昔の投手が有利。 3.ストライクゾーンが今より高めに広く、投げ方そのものが違う。 http://f55.aaa.livedoor.jp/~amaxanou/kyusoku1omote.htm でもいつの時代でも酒の肴に「今の○×と昔の▽△が対決したら・・・」という話は尽きませんね。
その他の回答 (4)
- ultraCS
- ベストアンサー率44% (3956/8947)
大きな理由は打撃技術が一方的に向上しているからです。 昔はバッティングマシンなど無く、バッティング投手の投げる球を打っていましたが、今は、心ゆくまでマシンで打つことが出来ます。 ところが、投手にはマシンの恩恵はなく、そういう意味で、進歩は止まってしまっているのです。せいぜい、身体のメンテナンスですが、これは打者に対しても同じ事で、アドバンテージはありません。 また、ストライクゾーン自体も昔より狭くなっており(低くなっている)、これも投手不利です。 まあ、身体を考えず酷使というのも一つありますね、尾崎や稲尾、木田や山口高などが今の環境で投げていたら、どれほどの投球が出来るだろうと思ってしまいます。 それでも、江夏や稲尾、杉浦などの記録が霞むわけではありません。あとは黒い霧かあ、池永や森安が・・・ ところで、権堂は中日ですよ、中日ファンが怒るぞ。それに、権堂の頃は横浜というチームはありまへん(大洋ホエールズ)。
お礼
そうでした、横浜の監督だったのを勘違いしてしまいました・・・。 権藤は中日でその頃の横浜は大洋ホエールズでしたよね。 ultraCSさんの回答で、中継ぎ・抑えが出る必要さが納得できますね。 ありがとうございます。
- delta-re
- ベストアンサー率32% (97/297)
やはり、プロ野球全体のレベルが上がったということですね。 中心打者以外は手抜きでもOKだったのも、それだけトップレベルの選手と二線級のレベルに差があったからです。(切磋琢磨という話ではなく、野球選手としてのレベル自体が違った) それに、選手の体調だけを考えるなら、昔は今よりもプレイしやすい試合環境がありました。 ・ ナイター設備が少ないため、身体の冷える夜の試合が少ない ・ 試合時間が短く(1時間台が当たり前)、デーゲーム中心というのも相まって試合終了後に休養する時間があった 特に2番目のは重要で、ダブルヘッダーが多く組まれてもリーグ戦が成り立っていた大きな理由でした。 試合時間が短かった理由は、時代柄というのに含めて、当時の名投手はコントロールに優れていた点。 無駄なボール球がなければ、無駄に腕に負担をかけることもなかったはずです。 そういうわけですから、単純に「先発50試合」といっても、それだけを考えるなら現在の認識ほど厳しい話ではなかったと思います。(レベルの違い云々を含めて) ただし、トレーナーというシステムが確立していなかったのはご指摘の通りで、その辺は完全に選手個人に任されていました。 自己管理ができていたのも、名選手の名選手たる由縁、ではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 うちの父をはじめ、年配の方が「昔は物も無くて貧しく、みんな必死だった。往年のプロ野球選手にはその根性がある。今の選手は根性ややる気が無いから打たれるし、故障も多い」という勘違いした優越感があるように思えてしょうがありません。 ちょっと、むかつきますね。
- gohara_gohara
- ベストアンサー率37% (573/1517)
野球人口そのものがそれほど増えたとは思わないのですが(昔は、他の競技も少なく、野球の人気は現在以上でしたし、少子化の今よりも人口自体が多かったはずですから)、才能だけでプレーする選手が多かった、というのは同感です。 かつてはまだトレーニングだとかの技術が発達しておらず、才能の差がそのまま結果に出ます。しかし、現在は、科学的なトレーニングなどが発達して、才能だけで大きな差がつく、ということは少なくなりました。ですから、選手自身もギリギリまで体を作るので負荷が掛かり過ぎて故障することも多いですし、それを避ける為に投球数を絞るとか、ローテーションを組むなどと言う格好になります。 ある大投手が「本気で投げるのはクリーンナップなどの主軸だけ。あとは、力を抜いて投げても殆ど打たれなかった。」と発言しているのを聞いたことがあります。そのくらい、力の差が大きかった、ということだと思います。
お礼
ありがとうございます。 >>本気で投げるのはクリーンナップなどの主軸だけ。あとは、力を抜いて投げても殆ど打たれなかった。」と発言しているのを聞いたことがあります。そのくらい、力の差が大きかった そうなると、そんな往年の選手が監督やコーチをするのはどうかなとも思ってしまいますね。楽天の野村監督のような徹底した理論構築があるのなら解りますが、金ヤンは「走れ・ぶつけろ」などの戦術ですから・・・。 日本の野球界ではタレント性を監督に求めるところがありますから、それでそうなるのでしょうか?。
- you19994
- ベストアンサー率40% (314/766)
半分正解だと思います。 私が思うに、選手間の実力差が縮まったことでしょうね。 昔は稲尾が「オフは体を休ませるだけでいい」なんて言ってましたが 今はオフにきちんとケアしなければ翌シーズンに響きます。 これは選手間の実力が縮まったために ちょっとしたことでレギュラーが入れ替わる可能性が高いというのがあります。 それと、打者の技術向上に伴って投手も変化球が増えるなど 昔に比べて負担が大きくなっているのもあります。 それと、昔はエースだけ投げさせるということが平気であったわけですが 実力のある選手を5人先発に揃える環境が整ってきているのもあるでしょう。
お礼
なるほど、となると松井やイチローって本当にすごいですよね。 昔の野球選手は荒くれな人が多かったという話しをよく聞きますよね。江夏が徹夜麻雀明けに先発完投とか、べーブルースが二日酔いでホームランとか。そんな滅茶苦茶な生活リズムでも楽勝だったというのは、前提として才能の差がありすぎた事を物語ってますね。 >>投手も変化球が増えるなど昔に比べて負担が大きくなっているのもあります。 確かに、昔から比べるとそれはありますよね。そうでなければ、そんなに差があるとは思えませんし。
お礼
面白いサイトを紹介して頂きありがとうございます。 以前、日本テレビで沢村の残された映像から急速を科学的に想定するという番組で、推定159キロと結論がされていました。スポーツ科学の分野の先生が監修したそうで、確かな結論と信じたいのですが、本当でしょうかね?。勝手なイメージで「読売グループの美化」が感じられました。やっぱ、美化はありますよ・・・と思っていたのですが、 今日、テレビで稲尾の特集がされていたんですが、やはり貧困の環境に育ち幼い頃から船を漕いで漁に行っていた事が後にバランス感覚や足腰の強さの基礎となったと言っていました。ジャーナリストの青島健太さんも「昔は和式便器だったから、あれを習慣でやっていたら自然と足腰は強くなる」と言っていたのを思いだしました。単純なメンタルな強さではなくジャングルで生きている人間の視力が異常に良いのと同じように、基礎体力が自然とつく環境だったのは事実として認なければいけないようですね。 まあ、おっしゃる通りこの手の話は本当~に、尽きようがない話っすね~。まあ、その比較が面白かったりするのですが。